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【耳の話】耳の構造と雑学


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【耳の話】耳の構造と雑学

今回は「耳」についてのお話です!

普通に過ごしてたら
普段「耳」について考えることも、まぁ少ないと思います!

けど、「耳」っておもしろいんですよ~!
なかなか特徴的な機能が沢山あります!

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姿勢や自律神経を考えるうえでも、大切な部分になりますので

是非最後まで読んでみてください(^-^)

前半は耳の構造について簡単に説明してます!
後半部分は、個人的におもしろいと思った雑学的なことを紹介してます(^^♪
(目次参照)


耳の構造 外耳とは??

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耳は、大きく3つに分類されます。

■外耳
■中耳
■内耳

外耳とは、主に2つの部位で構成されており

一番外側、いわゆる「耳」の部分である、扇形の部分
これを”耳介”といいます。

この”耳介”"外耳道”いわゆる「耳の穴」(鼓膜までの部分)

この2つの部位のことを合わせて”外耳”といいます。


「外耳炎」とか聞いたことありますね!

外耳炎”外耳道”内の湿度が、保たれすぎると、

細菌が繁殖してしまい、炎症を引き起こしてしまう症状です。

また、耳掃除のやりすぎなどで耳の内部を傷つけてしまうことでも起こります。。

中耳とは??

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中耳は、

■鼓膜
■耳小骨(じしょうこつ)
■耳管(じかん)

によって構成されています。

”鼓膜”は、外の空気の振動をキャッチする膜で、その振動を耳小骨へと伝えていく役割です。

薄さは0.1ミリほどで、皮膚と同じく、再生する機能も持ち合わせています。

よく「鼓膜が破れる」といいますが、実際破れたり傷ついた場合でも

一週間~10日ほどで再生が可能なようです。

音を聞いたりするのも”鼓膜”だけの機能ではなされていないので、仮に鼓膜が傷ついても「全く聞こえない」ということにはならないそう。。

中耳炎などの時に、「鼓膜に穴をあけて水分を抜く」ような処置が施されることもあるそうで、鼓膜単体での傷はそこまで心配することもないそうです。


耳小骨

■つち骨
■きぬた骨
■あぶみ骨

の3つの骨からなる部位です。これらは鼓膜から伝わってきた振動を内耳へと伝えていく役割を担っています。

とてもちっさい骨たちなんですが、
なかでも”あぶみ骨”は人体で最小の骨です!

あぶみ骨の形は、自転車とかバイクにつけるような”U字ロック”みたいな形をしてます。

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大きさはおよそ8ミリ以下とされており、重さも非常に軽いつくりになっているそうです!

ちなみに、この”あぶみ骨”についている”あぶみ骨筋”は人体で最小の筋肉!

人体最小は「耳」に集まってるんですね!


耳管は、咽頭部と中耳の部分をつなぐ管のような器官です。

内耳内の空気圧の調整や、内耳内で分泌される分泌物の排出という役割を担っています。

咽頭部とつながっている為、鼻をすすったりしたときにウイルスを多く含んでいると

中耳の部分までウイルスが入ってきて中耳炎などの症状を引き起こすことがあります。

鼻すすりは要注意ですね!

ちなみに、”外耳炎”と”中耳炎”の見分け方として
耳を引っ張ったときに痛みが増すのが”外耳炎”引っ張っても痛みが変わらないなら”中耳炎”の可能性が高いです。

内耳とは??

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内耳は

■三半規管(さんはんきかん)
■前庭(ぜんてい)
■蝸牛(かぎゅう)

の3つの部位で構成されます。

三半規管は、半円周上の管のような器官が3つ複合されています。
だから”三”半規管なんですね~!

3つの半規管はそれぞれ別の方向を向いてついており、
頭が動いたときに

その角度や進む速度の情報をキャッチできるようにできています。


前庭は、三半規管と蝸牛をつなぐ中心部分であり、中耳からの情報が直接届く部位となっています。

ここには耳石(じせき)と呼ばれる”炭酸カルシウム”の結晶があり、

この耳石によって、平衡感覚の情報をキャッチできるようになっています。

また、耳石は脊椎動物の内耳には必ずあり、輪切りにすると樹木の”年輪”のような、「日輪」と呼ばれる”線”が見えるそうです。
これは1日に1本増える線で、動物の年齢推定などにも使われるそうです!


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蝸牛は、カタツムリのような形をした器官で、
(カタツムリは漢字で蝸牛と書きます)

この部位で”音”の情報をキャッチして脳に信号を送っていきます。

「うずまき巻」と呼ばれることもあります。
どっちにしてもそのまんまの名前です!

蝸牛の詳細な構造や機能に関する研究は、蝸牛の表層の”殻”部分が邪魔でなかなか進みにくく、
完全な解明がなされていない、謎も多い器官だそうです。。


人間や動物の”平衡感覚””空中感覚”のようなものは

”三半規管””前庭”

音が聞こえるのは

”蝸牛”

が主に機能することで成り立っているわけですね!

耳のトリビア:外部からの振動の伝わり方

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耳が外部の情報をキャッチするとき、

まず鼓膜により外の空気の振動をキャッチし、耳小骨へと伝えていきますが、

この過程で、外の空気の振動はおよそ22倍になって伝わっていきます!

すごい機能ですよね!


また、逆に大きすぎる音がした場合や、不快な音がした場合には

耳小骨筋反射(中耳筋反射)という機能が働き、

鼓膜張筋・あぶみ骨筋によって”振動の伝わり方”がコントロールされ、

身体がダメージを受けないように調整がなされます!


前述しましたが、

この「鼓膜張筋・あぶみ骨筋」は人体で最小の筋肉!

是非クイズで使うことをおススメします!

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耳のトリビア2:耳クソは弱酸性

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耳クソは、正式名称は耳垢(みみあか/じこう)といいます。

外から入ってきた埃や、自分の新陳代謝によって生まれた皮膚の残骸が

”耳垢線”というとこから分泌された分泌物と混ざることで固まってできます。

この耳垢は”弱酸性”で、虫などを寄せ付けない”殺虫剤”の機能をもっています。

ときどき、「耳の中に虫が入ってしまう」ということで耳鼻科にかかる人もいるそうですが、

そういう人は大体、耳掃除をしすぎて”殺虫剤効果”がないため

虫にとって快適な環境を作ってしまっているそうです。

耳掃除もやりすぎず、
ほどほどにしておくほうがおススメかもしれません。。


基本的には、動物の耳垢は動きの中で自然に落ちるので溜まらない構造になっているそうです。
(かといって、ポロポロ耳垢落ちてる人は絶対嫌ですが・・・笑)

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余談ですが、この機能は”クジラ”のみは例外で、
クジラは一生耳垢をため込むそう(笑)
捕鯨の際には、この耳垢によって年齢を推測することができるので
耳垢を壊さないように気を付けてやっていたそうです。


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耳掃除をやる目安としては、2週間に1回くらいがちょうど良いそう!

やりすぎると耳に傷がつき、外耳炎になってしまうリスクもあります。。

また、耳の穴を除いて、眼に見える部分だけでOK!それ以上奥にいっても、

そもそもあまり耳垢は奥には溜まりにくいそうです。

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まとめ

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耳垢のことばかり熱く語ってしまいましたが、、

耳には思ってたより特徴的な機能が沢山あり人体にとっても大切な器官といえます。

平衡感覚や音による情報を脳に送っているので、

結果「姿勢」にも影響が大きいですし、
耳には「全身の反射区(ツボ)が集まっている」とも言われます。

耳回りにはリンパ節も多く存在していますので、
顔のむくみなどにも大きく影響しているといえます。


耳をいたわり、セルフケアなどしていくのも、とっても効果的で大切ですね(^^♪

また、耳の筋肉(鼓膜張筋やあぶみ骨筋など)も筋肉ですので、

鍛えることも可能なわけです!逆に衰えてしまってうまく使えないと、

外の振動を適切に調節して脳に送ることができず、

脳の混乱、自律神経の乱れを引き起こしやすくなってしまいます。
(天気痛・気象病などはその典型といえます)


具体的な鍛え方としては、

■耳栓してウォーキング
■抑揚のある音楽を歌う・聞く
■表情筋をしっかり使う(笑う、しゃべる)
■耳のセルフマッサージなどでケアする

ことが挙げられます!

↓こちらは「耳のセルフケア」紹介してるライブ配信動画です。是非参考にしてみてください(^-^)

最後までご覧いただきありがとうございました(^-^)


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