見出し画像

【細菌の話】健康雑学

【細菌の話】

画像1

こんにちは(^^♪整体×ヨガのプライベート隠れ家サロン【Refresh Labo R.I.T.】整体師の伊藤です(^^)/

今回は細菌について書いていきます!

細菌といえば、
感染症の原因となるものであり、
"悪い奴"のイメージが強いと思います。

たしかに、人の体にとって
悪い影響を及ぼす細菌やウイルスは存在しますが、
逆に"体に良い影響をもたらす細菌"もあります。

というのも、人の体の中には
実はめちゃくちゃ沢山の細胞が棲みついています!

画像2

体に住んでる細菌とは??

人間の体の組織には沢山の細菌が棲みついています。

それらの細菌を「常在菌」といい、
常在菌のことを、まとめて「常在細菌叢」といいます。


常在菌は、数にして
およそ1000兆個棲んでる!と言われており

人間の全細胞が37兆個であることを考えても
膨大な数の細菌が体内にいることがわかります。。

数で言うと、細胞のおよそ27倍!
体内は細菌まみれ
なんです!

画像3

常在細菌叢は何者なのか?

数にして、細胞を大幅に上回る"常在菌"ですが
一般的に「細菌」に対して抱かれるイメージとは違い、
人間の体になくてはならない働きをしてくれています。

◾️免疫機能の向上
◾️組織の抵抗力アップ
◾️生理的機能の向上

など、人間が健康に生きていくために
頑張ってくれているのです。

細菌からしてみれば、
「自分たちの棲家を守る」という働きですが
=体内の組織を守ってくれている

ということに繋がります。

人間と常在菌は「win-winな関係」ともいえますね。

画像4

常在菌に対する調査

このように、常在菌に対して理解が深まっていく過程では
さまざまな研究、実験がなされてきました。

アメリカの調査

生後6ヶ月以内に抗生物質投与を受けた子供は、アレルギー発症率が40%上がる

抗生物質(抗菌薬)の投与により、
常在菌まで殺してしまうことで
体内の環境が乱れ、アレルギーを発症しやすくなってしまう、
という結果が見られています。

マウスでの実験

人工的に常在細菌叢をなくした「無菌マウス」は正常マウスに比べて免疫系の発達が悪い

この実験からは、
免疫系の発達には常在細菌叢の存在が大切であると
わかります。


常在細菌叢の働きにより、
体内の環境の恒常性が保たれていると同時に
免疫系が刺激され
組織の抵抗力、感染症に対する免疫力が向上しているというわけですね!

画像5

また、体内で「細菌が棲める場所」には限りがあります。

そのため、常在細菌叢がしっかりと棲みついてくれていることは
体に悪影響をもたらす"悪い細菌"に
「棲みつく隙を与えない」ということにもなります。

もしも、悪い細菌が棲みついてしまうと、
慢性的な不調に悩まされることになります。。

そうさせないために、
常在菌はナワバリを守って人間と共生してくれているんですね!
とってもいい奴!

画像6

しかし…

現代は医療が発達し、
さまざまな薬品が開発されてきています。

体調が悪い時に病院に行けば、
ほぼ必ず薬を処方されますね。

しかし、この薬も付き合い方には気をつけなければなりません。。

抗菌薬(いわゆる抗生物質)強い消毒薬によって
悪い菌を殺していくわけですが、
この時、常在菌もろとも殺してしまう可能性が高いからです。。

前述してきたように、
常在菌は体に良い影響ももたらしてくれる
大事な共生者
です。

常在菌が少なくなってしまうと
逆に免疫力が低下してしまい、より重大な感染症にかかる恐れや、
悪い菌が棲みつき、症状が慢性化しやすい環境を作ってしまいます。

画像7

ヨード液と水道水 うがいするならどっち?

ある研究では、

「うがい用のヨード水」での、うがいよりも
「水道水」でのうがいのほうが
風邪の感染確率が下がった

という報告がなられているそうです。

この報告はエビデンスが不十分だとして、
賛否両論ありますが、

ヨード水によって常在菌が殺されてしまったのでは?
という見方がとれます。


殺菌・消毒も考えものですね…

どうすれば??

では、どうするべきかというと、
基本的には

自分自身の免疫力・抵抗力・自己治癒力を高めることが
やっぱり大切!

医療がいくら発達しようと、やはり根本ではこれらがベースにあり
その補助的な位置付けとして
上手く薬や医療技術と付き合っていきたいですね!

具体的なこととしては、

◾️食事
◾️運動
◾️睡眠

昔から言われているように、
この3大要素の質を高めていくことが大切です。

画像8

まとめ

とっても当たり前な結論にいたりましたが、

やはり、食事・運動・睡眠の質を高めることが
健康に生きていく上でとっても大切です。

それらを気をつけていくことで、
体内の組織の環境も常在菌が働きやすい、住みやすい環境へと整い
病原体に負けない、元気で健やかな体を維持することが可能となります。

もっと詳しく、具体的なことは
他にも沢山記事にしていますので参考にしてみてください!(^^)

最後までご覧いただきありがとうございました!


記事に「ご支援」していただけると非常に喜び、励みになります!

いただいた「ご支援」は更なる学び・アウトプットに変えさせていただきます<(_ _)>

宜しくお願いいたします!


よろしければサポートお願いいたします。いただいたサポートは、記事にするためのインプット活動費に充てさせていただきます!