子供の教育は重要よね、と痛感した出来事
正直、そんなに教育熱心というわけではありませんが、
子供の教育がいかに大事かを痛感した出来事が起こりましたので、それを書いてみます。
この記事を書いているらいさわ(@ryesour)は、ニューヨークのブルックリンで細々と暮らしているワーママです。
▼「らいさわブログ」からNYの記事をこちらに移しました!
のぞいていただけると嬉しいです!
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プレイデート(約束して子供同士を遊ばせること)で、
むすめちゃんを近所の公園に連れて行きました。
むすめちゃんの友人たちの家族と公園のテーブルに座って少し話していた週末の午後。
その隣にあった2つのテーブルに黒人家族がやってきました。
その中のひとり。中高生くらいの女の子が、わたしたちのテーブルにやってきて、これから誕生日パーティをするから、テーブルからベンチにでも移ってくれないか的なことをわたしたちに言ってきたのです。
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夏のNYCの公園では、週末によく子供の誕生日パーティが行われています。
大きなパーティやイベントになる場合は、NY市公園の事務局に許可証をもらわなければいけませんが、子供の誕生日パーティ程度なら誰もわざわざ許可なんぞ取りません。
テーブルは、基本的にはFirst come, first serveで、最初に来た人のものです。
わたし一人の判断だったら、そのくらいのお願いなら「いいよー」と言ってすぐ動くと思いますが、
わたしと一緒にいた親たちは、
「公園管理局からの許可持ってるの? わたしたちもここで誕生日パーティをしたことあるけど、どうしてもテーブルが欲しい人は早くから来てキープしておくもの。公園事務局が言うならすぐに動くけど、あなたたちに私たちをここから動かす権利はない。わたしたちもいま楽しくここでおしゃべりしているんだから、まず2つのテーブルにゲストが来てパーティが始まってから相談してくれる? 必要になったら考えるよ」
正当な権利を主張し、動くつもりがありません。
アメリカです。
NYです。
すると、その黒人の女の子、即キレました。
小さい子供たちが真横にいるのに、わたしたちに向けてCurse Words(罵り)のオンパレード。
ついには、わたしサイドのママ1人に対し、Bi*chと呼んでしまったものだから、今までわたしには見せたことのない一面で、彼女がめっちゃキレた!!
逆上の逆上の逆上の・・・以下リピート。
わたしはただ聞いて見ていただけなんですが、
黒人側も仲間内で、
「こいつらはこう言う奴らなんだよ、言っても無駄だよ、やめときな!」と仲間を張り手(!)で止めていたり。
(あれ? 小学校高学年とか中学生のヤンキー系のケンカ?)
昭和生まれ、ヤンキーの多かった地域育ちのわたしは、ノスタルジーに一瞬浸ったりもしましたが、
基本的には、ヤンキー・暴力からは距離を置いていた地味でオタクなわたしは、小さな子供たちが遊んでいる真横で広げられていた、目の前の凶暴性にただただ驚いていました。
しばらく経っても終わらないので、
いい加減わたしも
「子供も見てるし聞いてるんだからやめたら? 誕生日パーティなんでしょ? ハッピーに過ごしましょうよ」
・・なーんて、ボツボツつぶやき始めたところでした(多分誰も聞いてなかった)。
しかし、
「こっちに近づくな、それ以上近づいたら警察呼ぶぞ」
わたし側の人が言い始めたところ、
「こっちは礼儀正しく言ったのに警察呼ぶってなんだよ!」と相手の怒りが最高潮に。
「警察ごと」になると空気が変わりました。
まぁね、こっちは、一度でも警察にお世話になると一生ついてまわるからね。旅をするのにも、就職するのにも、何をするのにも過去の犯罪履歴を明らかにしなければなりませんから。
色々怒鳴った挙句、相手の黒人の女の子から出た一言。
「このWhite(白人)が!!!」
「・・いやいや! 何言っとん?!」
さすがに、口に出してツッコまずにはいれなかったよ。
一見してわかるやん。
こっち、黒人とアジア人やがな!!
(白人もいましたけど。)
「自分達は白人差別を受けてるかわいそうな黒人なんだ!」と言えば免罪符になると思い込んでいる人たちがいることは気づいてたけど、まさか、自分達にこんな言葉を発してくるとは。
そして、そこに相手方のひとり、小学高学年くらいの黒人の男の子が彼女を援護しようと入ってきました。
女の子の言ったこと、ほぼ100%リピートしてるだけでした。
最終的には、
分別のありそうな黒人の女性がやってきて、
相手方をなだめてとりあえず喧嘩成敗になりました。
他にも怖そうな人たちが出現したり、
ポケットから銃とか出されずに済んで良かったですが、
一番は、むすめちゃんをはじめ、わたしたちの子供たちは喧嘩に近づいてくることもなく、少し離れたところで遊んでくれていたのがありがたかったです。
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一番キレていた女の子。
わたし側の大人たちの主張が全部理解できなくて、キレるしかできなかったんじゃないかなぁ。
会話が通じない人ってキレて誤魔化すこともあるよね。
「こっちは礼儀正しく言ったのに!」ってしつこく言ってたけど、
彼女の「礼儀正しい」の定義はちょっと一般的な礼儀とはズレてた印象。
その女の子と彼女を擁護していた男の子。
教育が行き届いてなくて、
きっと親や周りの年長の人間たちの言うことそのまま真似しているだけで、
意味もわからずただ家族を保護するために言っているんだろうな〜。
家族を大事に思い、信頼しているのは素晴らしいけれど、
その家族が間違っていたら、それが間違いだと気づかずにそのまた先の世代にその間違いを引き継ぐことになりかねない。
自分の親、コミュニティがこうだからこうする、ではなく、
学校と家で勉強して、本を読んで、家族・自分のコミュニティ以外の人と交わって、物事を多角的に捉えることができる子供になってほしい。
自分の住んでいるコミュニティをはじめ、どこの地域でも、そういった教育の機会を与えてほしい。
親、大人としてもこれからの世代に与えたい。
普段から願ってはいますが、
一層その願いが強くなった出来事でした。
ちなみに、わたしたちが公園を出た時(夕方6時頃)も、3つのテーブルには、パーティが始まる気配がまだまだありませんでした。
わたしたちを脅してまでテーブルを3つ確保する意味はなかったと思うわ・・・。
▼ あの子供と親たちは「Ordinary People Change the World」シリーズを読んでないな、きっと。
▼ 子供に誕生日パーティのテーブルを3つキープさせて大人に喧嘩売らせるより、優秀な大学を見せ、頑張り次第で明るい未来は自分で作れるんだぞ、と教えてあげた方がよっぽど子供のためだと思うわ
ありがとうございます。むすめちゃんの日本帰国費用に回させていただきます。😆