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沈下と浮上のあいだ(@壁にぶつかっているとき)

昨年4月に通信制高校(サポート校)に入学した長女の奮闘記を気まぐれに書いています(*´-`)
親のジレンマとともに記録しているので偏ってる&あくまでも我が子の場合、です。

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この夏以来は勉強もなかなか手がつかず、大丈夫と言っていたスクーリングは寸前になり身体を整えられずにいました。(見通しの苦手さや、機械的な運びに慣れてないために焦って「びっくりしてしまった」とも言えます。怖さや不安から固まったり発作症状も出たことから、自律神経の反射も出たかなと感じました)
思うように単位が取れなかった昨年(´ω`)

身体の急成長も重なり、一時期メンタル落ち落ちだったので「頑張れ」だけでは打破してはいけない状態でしたが、私から見ると「繊細な中学生が通りがちな段階」にも感じられたりしました。
懐かしいあの絶望的な感じ…。

そうは言っても娘は高校生。義務教育期間ではない以上、無理であれば診断書などもらうことや休学・退学も視野に入れました。

やりたい事は多少無理をすればできる強みはあるし、経験から学ぶタイプなので必ずしも教科学習を!とは思ってはいませんが、生活に支障が出るのであれば環境調整はしたい。(昨年は高校の海外研修だけは行けて腹落ちする学びを得られていましたが、日常は基本しんどそう。目的が見出せない状況もつらいよね)

成長とともに解決することも多いのだと思いますが、
年齢や学年を強く意識する年頃だからこそ
「周りのように出来ない」が見えてしまう(分かってしまう)子の過酷さってありますね。
今はどうしようもないんだよ!という時期をしばらく過ごしていました。




そこから、約半年が過ぎて今は少し変化あり。

完全昼夜逆転していましたが、日中に起きてる時間が増えてきました。
リアルで仲の良い子以外にも、よく話しているオンライン友達数名がいるのですが、おふざけやゲームだけでなく深い話もよくしてる感じです。(もう2年ぐらいはずっとだけど、内容や付き合う層が変化してきたな〜と。仮面をかぶりがちだったのが、意見を言い合ったり喧嘩もしたり(笑)良い意味で自己犠牲しなくなってきた。話して学ぶタイプでもあるし、リアルに活かす準備になるなーと🙆‍♀️)

誕プレ交換や、県外でたまに会ったり(出先の位置情報や誰と会うかなどは私も把握)、お互いの学校についても情報交換しているようです。全日制、定時制の子、またハーフの子も数名いて「いろんな学び方があるんだな」「宗教や文化で違うんだな」も知るキッカケになっています。
最近は念願のギターを🎅もらって弾いたり、バイトする勇気がなかったのだけど友達から色んな情報を集めて、応募して→落ちて→また応募して…とかもやりはじめました。お金欲しい!ってすごい原動力だよね〜(バイト先でまた壁にぶち当たる可能性も大だけど働くって大賛成)

高校は一時期やめようかな…の話も出たり、親は娘に合いそうな他のところもリサーチしたりもしていますが、
「別のとこに入り直すのも(エネルギー沢山使って)大変だし、高認試験は向いてない気がする。やめてどうするかもわからないし、卒業したい気持ちはまだあるから、もう一度今の学校で頑張ってみたい」と向き直りはじめています。
再びしんどくなったらその時はどうする?サポートが必要なのってどんなこと?誰に(どこに)何を見てほしい?なども、経験して改めて話し合えるようになりました。




❄️子どもの不調期(エネルギーが無かったり、睡眠が不安定の鬱期、生きてるだけで偉い期)から、
いま少し前向きモードになるまでの過程でやってきたこと、気をつけていた事などをメモしてみます📝


★親も不安になりがち、親の気持ちの整理
体調は心配なのでなるべく近くにいる&栄養面は気にしていましたが、親も気を張っていると知らないうちにメンタル死ぬ🤣ので、私自身はなるべく日を浴びたり予定も組んで過ごし、自分ケアを優先しています。
幸い気持ちを吐ける先はいくつかあり、特に子どもがお家で過ごすママさん達とはお互い様の関係もあり、たまに会って話したり。ここはしっかり「愚痴」会ね😁(これもしんどい時は心療内科へ行く。ママ達とも病院の情報交換はしてました)

また夫の不安解消も必要でした。子どもと距離があるからこそ不安がったり放置したりイライラしやすいのがパパ達だなと思う(子を思うからこそ)ので、状況はいちいち伝えました。パパがまるっと受け入れてくれるだけでも違うよー、は(実際影響大きいので)伝えてきました。
心配なときは溜め息ばかりついてるけど(笑)理解しようと頑張ってくれています。職場にも発達障害の子を持つパパ達がチラホラいて最近よく話すらしい。ほんとありがたい。
夜に娘と世間話したり、下の子達に内緒で夜食作って食べたりする時間を取ってくれたりします。娘もこういう時は必ず居間に来る🤤

こんな感じで大人がなるべく右往左往しない(我慢はしすぎない)、意思疎通はして愚痴や怒りは大人で解決する、声かけはするけど期待しない(夫婦間も期待はしない笑 でも子どもネタで話せることは確実に増えました)、「子どもで不安解消」をしない、は意識しました。(というか続けています〜)


★学校の先生とは親だけやりとり
サポート校の先生も気にして本人に連絡してくれていましたが、不調期は重いだろうなと、親だけ面談させてもらったりメッセージやりとりして状況を報告してました。
学校情報を、本人には一時期完全遮断。
出来てたことが出来なくなる、そんな時期を先生とも共有したことで私のストレスも軽減したかな〜(休学や退学、レポートや単位のこともいろいろ質問できた!)



★スマホの制限はしない
完全に依存傾向ですが(今の子達って返信早すぎだし!)親の監視下じゃない世界ってのがほんと大切なように感じて、リアルで動きづらい時期は特に。娘のお友達には大大大感謝!
ネットはたしかに危険な誘惑もあるし、娘よそれは恥ずかしいぞーと思うこともいっぱいありますが(笑)
やらかすなら未成年のうちに…いろいろ判断力などつけてほしいな〜と思います。
私自身が高校生の頃からネット繋がりで遊んできたのもあり、特にそう思うのかも。綺麗な部分しか知らないのも危ないなぁと。
また以前、「命の相談窓口にも相談したことある」と娘は言ってました。親や友達以外にヘルプが出せたり、やはり良いプライベート空間をつくるアイテムにはなるので(下が2人男兄弟なのもあるし)、境界線は張って遠目から見守りたいところです。
あと大人よりも、機器の使い方や流行に詳しくなるから、教えてくれることも多々あり助かってます(笑)


★タイムリミットやお金のことは伝える。
通信制高校は留年という概念はなく、娘の学校も数年オーバーでも在籍は可能。ただ、そこも罠になりやすいよね。
我が家はそんな裕福でもないし下に2人いるので、◯◯までに今の状態が続くようなら休学か退学も視野に入れるよ、は伝えてきました。理由は「あなたが動き出したい時にお金を使いたいから」。
親が負担があり過ぎると続かないので、もちろん変更の可能性はあるとしても一旦の区切りは伝えていました。本人も追い込まれないと考えないタイプだしね。(私もそうです🤣)



★調子が上がってきたり◯◯したいな〜が出てきてもプッシュしすぎない。
いいねー。やってみる?ぐらいは聞くけど、やりたいなら今やろうよ!ね!みたいなポジティブさは逆にエネルギー吸われるし、人の熱意みて本人は冷めたりするので🤣グイグイしないようにしてます。
逆に本人から、行かない?来てくれない?など誘われた時はすぐ動けるように調整したり、行ってくるね!の時はフォローするなり応援してます。
まぁまだドタキャンも多いし準備に時間がかかるので、期待はせず。本人が決める、を優先しています。
(口出したり動いてくれる方が親はラクだけど、本来それができず困るのは本人のはずなので)


★プライドを少しずつ崩す?広げる?手助け
思春期にはプライドガチガチも必要だし「自分でなんとかしたい」も本当に大事なことだから応援したい。
けど、うちの子達のように凸凹が激しいと「どうしても何かが出来なくて自己嫌悪が続きすぎる時」もあったりして、それは精神衛生上よろしくない。←疾患になると回復までが長いですし、、
なので「できることとできないことの切り分け」や「できない時はこうしたらいい、こう考えたらいい」を、気付いた時は一緒に考えたりしています。
(できない=ダメってなるモードから早めに切り離せる感覚を擦り込みたいのもある笑)

「頼る」って、プライドを崩さないといけない場合もあるし、その前には「切り替える」作業もあって、大人でも難しいこと多いと思います。
子どもはもっと大変だと思うので、徐々に出来るようになればいいなと思っています。
 


★専門家受診やカウンセリングをすすめてみる
嫌でも周りと比べて不安が強くなりがちな思春期、凸凹のある子は二次障害が出やすいのを実感します。
なので捉え方を変えたり、少しずつ向き合っていく力って大事。そこはできたら、専門性のある人に頼りたいところ。(あと、今どういう状況なの?をとりあえず親は知りたい)

とはいえ、病院って嫌がるんですよね〜!娘はかかりつけのクリニックになかなか去年は足が向かず。今までを知ってる人と喋りたくない、見透かされたくない、特に不調だと羞恥心やイラつきも出やすい。それも大切なプライドだしなかなか気軽な場にはならず。

そこで、他の病院やオンラインカウンセリングを一緒に探してみました。オンライン診察は娘が顔出しを嫌がったので、たまたま見つけた臨床心理士を選べるメールカウンセリングを試してみることに。医師の指示を仰ぐのが最適ではあるけど、気軽な相談システムもほしいところ。
支払いだけ私がやり、心理士さんを選んだり相談するのは全て娘がやりました。2週間で数回のやり取りの中で「最初何を書いたらいいか分からなくて大変だったけど丁寧に返事をもらえた」「不安への対処を具体的に書いてくれた」「カウンセリングのおかげで何となくこれからの目標が持てた」などなど言っていました。

あまり期待はしてなかったのだけど、意外と伝えられたんだね!の驚きと、客観視ができたのは良かったなと。そして知らない人、親の紹介じゃないってのも自己決定感がアップしたように思います。また悩んだら相談するかもと言っていました。


★知ってる人の支え
オシャレ大好きな娘の行きつけの美容師さん。最近はカラーや髪型相談なんかもやってもらっていますが、詳しくは話さないながらも人生相談をしている様子。
私や夫も行っていて娘を2歳から知ってる方なので、1人で行かせても安心です。
先日は3時間も居座ってきました😆(思春期の子達にはいろいろ話せるようにと長く時間を取ってくれるんです…完全予約だし…赤字だろ!)
美容室兼カウンセリングルームだよね。娘的には「ちゃんと、こう思うよって意見をくれるのがいい」と。
親子で有り難い存在です〜



一旦ここまで書いていて、
メンタル的なサポートがほぼほぼだな!と思いました。
現実的な調整は全て希望通りにはならないので、結局は我が身が整ってないと環境調整も難しいですね。

うちはみんな頭が忙しく整理が苦手なので(笑)段取りを書いて可視化したり、カレンダー書き込みはもちろんだけどしょっちゅうリマインドはしたりしています。
「やりなさい」だけで出来るタイプじゃないのもありますが😇あくまでも自発性あっての自立であり、サポートメガネのような存在として私は動いてます。

ちなみに、本人のペースを守ることに主軸をおくと、時間を逆行しているように感じたりもします。
急がば回れというけどどこまで回れば?というかんじ(笑)
今は時間をかけたいと思えるので、あまり苦ではないですが。。相変わらず親育てもさせてもらっています✨

ちなみに長男もいよいよ思春期本格化してきたので、難しいコミュニケーションを楽しみたいと?思います。

それでは、また次回があれば(^^)/






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