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【日常と結婚】 日々の当たり前をより大切にするための〈特別〉の捉え方 〜Roots&Routes対談 vol.1 〜

ふたりのルーツを巡る、結婚の新しい選択肢を提案する Roots&Routes 代表の小澤彩聖が、今回イベントを実施させていただくTT″ a Little Knowledge Store  /  MAISONETTE Inc. 代表である山本雄平氏に、トドのルーツとなる『日常』を切り口として「結婚」「写真」「生活」についてリアルな体験談も交えてオンラインでお話を伺いました。

これから結婚を考えている方だけでなく、日常を豊かに過ごしたい人にもヒントがありそうです!

(※こちらの記事は、2022年4月9日〜10日に実施したTT″ a Little Knowledge Store  でのコラボイベントに寄せて制作したZINEに掲載の対談記事を再編集してnoteにしたものです。)


小澤彩聖(おざわ・あやと)

21歳から7年間、ウエディングフォトグラファーとして挙式・披露宴を記録し続けてきた経験から写真を残す意味を再定義し、ふたりの人生の”ルーツ”を巡る中で生きる糧になる写真を残す新たな結婚式事業『Roots&Routes』、クリエイティブ制作(写真・映像・デザイン)&プロデュース事業を展開。
Instagram: @ayatogram01



山本雄平(やまもと・ゆうへい)

食とクリエイティブの会社MAISONETTE Inc. 代表。スタイリスト / クリエイティブディレクター / プロデューサー / レストランオーナーなど幅広く事業を行う。名古屋でMaison YWE / TT"aLittleKnowledgeStore、東京 Sta.のフードプロデュースにも携わる。
Instagram: @yuhei_maisonetteinc
Roots&Routes 
(ルーツ
 アンド ルーツ)(以下RR)

家族や友人との思い入れのあるルーツとなる場所を辿りながら、大切な人たちに向けて結婚を報告するとともに感謝を伝える、結婚式の新しい選択肢を提案するサービス。
Instagram: @_rootsandroutes_


TT″ a Little Knowledge Store
(トド
  リトルナレッジストア)(以下トド)

 『日常の中の特別』をコンセプトに、名古屋・星が丘テラスから日々の暮らしに新たな彩りを添える【小さな気づき】を、食や企画を通じて発信している。 
Instagram:@tt_a_little_knowledge_store


ーイベント開催の背景


小澤
 RRとして東京以外でイベントを開催したいと考えていたとき、候補地としてずっと名古屋があがっていたんです。「どこかいい場所あるかな?」と知人友人に相談する中で、色んな方から「トドさんがいいよ!」とお薦めされてお店を知り、それからお店について調べていく中でますます〈a Little Knowledge Store〉という日常を大切にするあり方に惹かれていきました。

〈トド Instagramより〉


RRの方向性も《そもそも結婚式とは、幸せとは》という根本的な問いから始まり《特別な日だけというよりも、日常や思い出に寄り添うことを大切にしていきたいよね》というところに落ち着いたこともあって、提案をさせていただき、今回の展示を開催することになりました。素敵なご縁をいただき本当にありがとうございます!

ートドの根っこにあるもの


小澤 さっそくなんですが、雄平さんたちが大切にされている価値観について教えて欲しいです。

〈トド Instagramより〉


山本 今日はよろしくお願いします!

それでいうと〈物事の根っこ〉みたいなのをとても大切にしているかな〜。例えば「飲食店ってそもそもなんで始まったんだろう?」とか、よく社内でもそういう話をしてるんですけど。

それこそものすごい昔、原始時代はみんなで狩猟して農作物を育ててたけど、だんだんその中で「俺、肉獲ってくるから、料理上手な人ご飯作っといてよ」「じゃあ私、待っている間に服縫っとくね」って分担されていって、次第に得意や好きによって職についてったのが大元にあるのかなーと勝手に想像すると、結局飲食店がやらなきゃいけないことって〈お腹空いてる人にご飯を食べさせる〉っていうことだけだと思ってて(笑)

〈トド Instagramより〉


でもさすがに僕らだけでは全部まかなえないので、ジャンルごとに手分けをしてやってるというか。

小澤 その中で、日常や暮らしの中に当たり前にあるものを1つのジャンルとして手掛けられているんですね。

山本 そうですね。日常と特別を分けるとするなら、本当に特別な日の特別なことはきっとうち以外にもふさわしいお店がたくさんあると思ってるから、極端なことを言うとうちに来て「あ、なんか味噌汁っておいしいんだ」って改めて思ってもらえて、日常的に家で食べる味噌汁のありがたみがちょっと変わったら嬉しいなと思いますね。

小澤 1つの体験から毎日の見え方が変わってきそうですね。


ーLittle Knowledge Storeという名前に込めた願い


〈トド Instagramより〉

山本 僕らは〈You are what you eat : 人は食べたものでできている〉という言葉を大切にしているんですけど、これは文字通りの「食べる」という行為だけでなくて「今まで知らなかったことを知る」「新しい経験をする」そんな『得る』という行為も、総まとめで【食】と考えています。

だからご飯を食べに来た時に「ああ、今かかってる音楽なんか素敵だなぁ」とか、机の上のフラワーベースに一輪、花が飾ってあって「ああ、机に花が飾ってあるっていいなぁ」とか思って帰ってもらうだけでもいいんですよね。そういう小さな「気づき」や「得るもの」を提供していけるお店でありたい。その積み重ねみたいなものがいつか『日常の中の特別』ってことになっていくのかなって思っています。多分トドで僕らがやりたいことはそこですね。


〈トド Instagramより〉


小澤
 先日お店に伺ったとき、扉を開けて広がる空間、長く続く一本のカウンター、セレクトされた椅子とテーブル、余白がある空間の使い方、そして展示スペース。若者だけでなく様々な世代の方々が楽しんでいて「こういう場所、東京にも欲しい!」と僕も感動を持ち帰ったのを覚えています。

山本 そう思ってもらえてたら嬉しい。僕らが伝えなくちゃいけないことは「うちのご飯めっちゃおいしいでしょ」「うちの店最高でしょ」って押し付けることよりは「日々の食事を大切にとるのって大切だよね」「友達とか大切な人との食事・食卓を囲む時間ってやっぱり大切な時間だよね」ってことで、そういうことに気づいてもらえるお店でありたいんだよね。

そんな毎日の中に、たまにうちのお店がすっと入ってて。それがとても幸せなことだと思う。うちでご飯食べた人たちがうちのお店にいない時=日常も幸せになれるっていうのが僕らにとっての飲食とか食っていうものの原点なんじゃないかと思ってるんですよ。


ートドのルーツとは


〈トド Instagramより〉


小澤
 RRの結婚式では最初に『ルーツ』になっている写真を選んでもらい、それを見ながら色々お伺いしていくんですけど、トドのルーツと言われたらどんな写真を選びますか?

山本 実はトドの前に創業当初からやっていたのが『日常の中の特別』をコンセプトにした『re:Li』っていうお店で(Instagram @cafereli)、ここにあることがルーツっていう意味で言うと僕らのルーツなんですよ。ばーっと遡って一番最初の方とか見てもらうと、多分若さしかないんですけど(笑)

〈re:Li Instagramより〉


小澤
 これは何年前になるんですか?

山本 13年前ですね、2009年とか2010年とか。インスタはそんなに前からやってなかったかもしれないけど。他にもこれまで何店舗もお店はやっているんですが、僕らにとって一番誰にも邪魔されない、自分達が本当に面白いと思うことだけやってこう、みたいなフラッグシップ店がre:Liでした。


〈re:Li Instagramより〉


小澤
 たしかre:Liは大学卒業後に一緒に働かれていた仲間たちと作られたんでしたよね。

山本 そうそう。簡単な略歴で言うと、僕が大学卒業してから22歳から24歳までの2年間だけ飲食業をしていたんですけど、その時の仲間です。その後みんな別々の仕事に就いて、自分達が30歳になる時に会社を立ち上げるってなった時に飲食やりたいなぁと思って、その時の仲間にもう一回一緒にやろうよっていって声をかけたっていう。ちょっと青春的な話ですね(笑)

小澤 仲間とまたそうやって一緒に何かやれるって素敵ですよね。


ートドのルーツ(その2)


山本 そうやって、re:Liをやってたビルがちょうど10年で解約するっていうことになって、そのタイミングでトドの話をもらったんですよ。re:Liっていうお店はほんと20席くらいしかないすごく小さいお店だったんですけど、それが今はものすごい広いワンフロアで、しかも商業施設の中っていう。なのでもう環境は全然違うんですけど、やっていることは多分本当にそんなに変わらないですね。


〈re:Li Instagramより〉


感覚で言うとフラッグシップをトドに引き継いだような感じです。

トドは《本当に自分達が大切にしていることってなんだっけ?》って原点に立ち返る場所になっていて、トドがあるから東京のSta.のフードプロデュースや、栄のMaison YWE っていうお店で新しいことや振り切ったチャレンジができたりもしています。

小澤 コロナの時期はどうだったんですか。

山本 これは綺麗事になってしまうかもしれないけど、みんなが大変ってなった時、自分たちも大変だったんですけど、ずっと仲良くしていた取引先さんが困っていて。やらないっていう〈逃げる・守る〉だけじゃなくて、何か消費を起こして、農家さんたちにもちゃんとお金が回るようにという風に考えていました。トドがあることでそういう原点に立ち返れている部分はあったと思う。

小澤 めちゃくちゃかっこいいです。日常のなかで出逢った人との繋がりを大切にするのも、トドらしさなのかなと感じました。

山本 こうして振り返ってみると、変わったことはあっても、大切にしたいことは変わっていないですね。

ーふたりにとっての「写真」とは


小澤 雄平さんのご家族って家族写真を残すっていうことを当たり前にされてますよね。

山本 そうだね、結構日常的に写真を撮るようにしています。日常的に撮る写真もそうだし、特別な日に特別な気持ちで撮る写真も。

最近は毎年年末に家族で写真を撮るのを恒例行事にしているんだけど、写真を撮る時間の中でも、子供がどんどん大きくなっていくのがわかったりして。自分達の家族の変遷を辿るという意味でも毎年同じ時期に写真撮るのっていいなぁと思ったんだよね。自分が始めたら周りの人も始めていて、写真の良さをみんなどこかでは感じているんじゃないかな。

小澤 定期的に写真を残してくの、いいですよね。たった1枚でも、何かつまづいた時に見返して頑張ろうって思えたり、自分を支えてくれる糧になると信じていて。

だから僕としてはカメラマンじゃなくても 〈自分たちでも撮る〉ってことが当たり前になっていったらいいなと思うんですけど、どうしても小っ恥ずかしかったりして。『今日家族で写真撮ろうよ』っていうのは言いづらいことなんだなというのも、ずっと感じてます。

山本 うんうんうん、あるある。 でもやっぱり写真の良さって〈残る〉っていうことだと思うんだよね。僕は写真だけじゃなくて映像も残すようにしているんですけど、その時の会話だったり声だったりとか、なんでも良いけどそういうものが〈残っている〉〈見返すことができる〉こと、もっというと写真のクオリティや、どこでどう撮ったかに関係なく、見返した時に「ああ幸せだな」って思えることにとても意味があると思うんだよね。

小澤 見た時にその時を思い出せる引き出しが多いほど、その写真って後々大きな意味を持つ気がしているんですよね。そういう写真をカメラマンとしても残していきたいなぁと思っています。


ー「結婚式」そして「Roots&Routes」について


小澤 RRについてはどんなふうに感じてくださったんですか?

山本 結婚式に行くこともあるし、自分たちの店で結婚式やることもあるというのもあって、結婚式に携わって「結婚式っていいな」って思うのと、実際に結婚したふたりが「ああ、結婚っていいな」って思うのは別物なんだということを最初に話を聞いて思いました。

小澤 もう少し聞いてもいいですか?

山本 「式が素敵だったね」っていうのと、実際いま自分が結婚して家族がいて、友人たちの結婚生活も間近で見ている中での「結婚ってやっぱりいいね」っていうのは違う意味合いを持っていて。そう思った時に、RRは「結婚っていいね」と思えるのかなと思うんだよね。


小澤
 式そのもの、というよりは日常生活というニュアンスですかね。

山本 そうそうそうそう。〈点〉の話、というよりは〈線〉の話で。

見知らぬふたりが生活を共にしていくっていう行為そのものを指すよね。続いていくもの。

それは多分僕らが作ったご飯で「おいしい、最高!」ってその瞬間だけ感動して欲しいというより、日々の食事を楽しめたり日々の食事に感謝できるようになれたらいいね、であったり、餌を食べるかのようにお腹を空かせて何かを食べるっていう日々じゃなく『今日何食べよう、誰と食べよう』って食事の時間を楽しんだり大切にできるようになるといいねっていう感覚と同じな気がして。

小澤 あー、わかります。

山本 「結婚式のこの日を最高な1日にしよう」という気持ちを否定するつもりは全然なくて。それはそれで大切だからね。

それとは別のツールとして「なんか結婚っていいね」「ふたりで暮らすのっていいね」みたいな、それこそ日常をより大切にできるツールになりうるのかなっていう印象はありますね。


小澤
 結婚式って非日常のイベントのイメージですけど、僕らがやろうとしていることはそれよりももっと日常的というか、もしかしたらもう『ハレの日』とも呼ばないのかもしれない。じんわりと、ゆっくりと空気として伝わっていくものな気がしています。それが「結婚っていいよね」って言葉や、「家族になるっていいよね」って言葉になっていくのですかね。

山本 そうね、きっとそれって僕らが言う『日常』ってことだね、続いていくことだから。やっぱりそちら側にフォーカスを当てることを僕らはやっていきたいんだね。本当に特別な日の特別なことは別にうちじゃなくてもいいと思っているっていうのはそういうこと。いやもちろん、特別な日に選んでいただけることもとても嬉しいんだけどね笑


ー名古屋という場所


小澤 長く事業をされてきた中で、名古屋の地域性を感じることはありますか?

〈トド Instagramより〉

山本 めっちゃあるなぁ・・!名古屋の人は名古屋大好きなくせに「名古屋ってほんとダサいよね、よくないよね」とか言う人も多い気がしています。でもそれは本当に名古屋のことをそう思ってるわけじゃなくて、本当は名古屋のことがみんな大好きなんですよ。好きだしいいところだと思ってる、だからこそ、周りが名古屋のことを悪く言うのは嫌なんですよ。

これは太っている人が自分で自分のこと『デブ』っていうのは気にならないけど「『デブ』って言われると嫌だ」みたいなのと同じ感覚な気がするんだけど(笑)

小澤 (笑)

山本 そういう感じで、本当は多分名古屋のこと好きなんですよ、みんな。そして、好きだから余計に良くないところや、うまくいかないところが見えてしまうというか。僕はそこが名古屋の面白いところかなと思ってるんですけど。


ー★名古屋における結婚式(ZINEのつづき)


小澤 雄平さんの中で、そんな名古屋の人の特徴的な部分が結婚式に反映されているなと感じるところってありますか?

〈トド Instagramより〉

山本 名古屋の人って昔から派手婚って言われてるじゃないですか。派手なことやりたい、人よりすごいことしたいみたいな人は多い気がするんだけど、それがここ数年でいわゆる『すごい』結婚式よりも、オンリーワンにしたがる傾向に変わったかな、というのは感じてます。

名古屋って式場の選択肢がそもそも少ないから、「みんなと違うところでやりたい」人たちにとっては選択肢が圧倒的に少なくて、人とは違う場所でやる "しかなかった" っていうのがあると思います。僕らが会社やお店として関わってきた結婚式も「何でこんなところでやるんだろう?」みたいな式場がすごく多くて。それを否定するつもりは全然ないんだけどね。選択肢の話。

〈トド Instagramより〉


小澤
 選択肢がないのは本当にきついですね。自分たちでできることにも限界がありますしね。

山本 ね。だからそういう選択肢 "しかなかった" っていう人たちに向けて、RRみたいなやり方の『特別』ってめちゃくちゃありだと思う。

いろんな人たちから見て「わぁこんなところで結婚式やるんだ」っていう突飛な意味での特別じゃなくて、「あ、こういう選択肢でこういうとこで写真撮るのめっちゃ面白いじゃん」みたいな、ルーツを掘っていった時にふたりの本質的なところを記録して思い出に残せたり、お互いがもしかしたら気づきもしなかったお互いの一面を深掘りできたり、そういうところはかなり名古屋の人たちにもハマるのかな、って気はしますね。

小澤 華美でもないし、豪華ではないかもしれないけど、自分たちらしい特別を求めている人たちにも選択肢として届いていったらいいなーと思います。


ー結婚を通して、今感じること


小澤 最後に、雄平さんが結婚されてよかったと感じるのはどんな時ですか?

山本 今、家族といる状況なので、ここで言うのはだいぶ恥ずかしいですけど、、(笑)

小澤 ですよね、、(笑)でもこれは結婚したことのある人にしか言えないことだなと思っていて、ぜひ聞かせて欲しいなと。

山本 それで言うと、さっきの日常の話になるんですけど、それこそ最近うちの両親と一緒に旅行に出掛けていて。これ、すごい特別な日じゃないですか。こういうのも幸せだなぁと思うけど、結局日々、みんなで家でご飯食べてる時間とか、ほんとなんでもない時間に幸せを感じることがやっぱり多くて。

子供がつい最近自転車に乗れるようになったんですけど、もうそれだけでもいいし、疲れて帰った日に「おかえりー」って子供が言ってくれることだったりとか、そういうなんでもないことがやっぱり幸せだなーと思うことの方が多いですよね。

小澤 自分ひとりの日常から、結婚することによって自分ひとりの人生じゃなくなるって、もちろん大変な時もあると思うんですけど、結婚ってどんな感じなんですか?

山本 あー、それでいうともしかしたら会社やることとも近いのかもしれないですけど、独身の人にしか見えない景色があるように、結婚しないと見えない景色があるというか。

その、ひとりでは絶対に見えなかった景色だったり、空気だったり空間だったり、いろんな表現があると思うんですけど、自分の目の前を子供と奥さんが手繋いで歩いている景色っていうのは絶対に結婚して子供がいないと見えない景色だしそういう景色が自分の人生に出てくるっていうことは物凄い特別なことですよね。


小澤
 めっちゃいいなぁ~~!!素敵すぎます。

いやぁ、、結婚したいっすね(笑)

山本 「ふたりで一緒にイベントを楽しもうぜ」っていう結婚式のあり方も勿論いいという前提で、お互いの根っこの部分にある「そもそもどうして自分と結婚してくれたんだろう?」「この人とこの先どういう人生を歩むんだろう?」の考えを知る機会があることにはとても意味があると思いました。

僕はRRって企画のその部分に一番興味があるんだよね。


小澤
 相手の価値観だったり想いみたいな部分って、実は改めて話せる機会ってなかなかないですもんね。

山本 うん、もしかしたらそれで「だからうちの奥さん、味噌汁の味噌がいつも白なんだ」ってなるかもしれないし。わからないけど(笑)「こういうご両親に育てられたからうちの奥さんこういうふうなんだな」っていうのもRRをやることの方から感じられることが多いんじゃないかな。

小澤 まさにそんな風に、お互いの生きてきた道を知ることは相手の大切さも再認識する事に繋がるんじゃないかと思っていて。RRを通して、結婚という節目の機会に改めて大切な人を大切にし続けるための”より濃い”「きっかけ」を届けていけたらなと思っています。


雄平さんとお話する中でこれから目指したい方向性が明確になってきました。今日は貴重なお時間を本当にありがとうございました!


ここまで読んでくださりありがとうございます^^
ふたりのルーツを巡り、見返せる形に残す結婚式の新しいかたち【Roots&Routes】の詳しい内容・最新情報は、Instagram:@_rootsandroutes_ (←こちらから飛べます)に随時アップしています!

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