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2023年最近のお気に入りアルバム10枚
去年の暮れ頃から新譜やdigにあまり囚われず、自由に聴きたいアルバムを聴く時間を割と頻繁に取れるようになりました。去年のこの記事もその習慣あって書いたものということで、引き続き今年も最近のお気に入り10枚について色々と自由に書いていきたいと思います。
The Who「The Who by Numbers」
The Whoの中では特に地味ながらもファンからは根強く支持されている印象のあるアルバムが
過去の名ボカロ曲をレビュー part8(+コラム:無色透名のビートルズ)
年一投稿になりかけてます。いかがお過ごしでしょうか。
とりあえず続けるということだけは決めているので、年一は最低限度かなと考えている次第です。
個人的に2023年はローリングストーンズとビートルズが新作を発表した年という印象に否が応でもなってます。その新作が良いか悪いかは置いておいて。
やっぱりロック育ちなのでこの二つのバンドには特別なものがある。ある意味悪い癖です。
ローリングストーンズの新
iZotope「Audiolens」を導入して遊んでみよう
iZotope「Audiolens」が明日12月24日に無料配布されるそうなので全員導入しましょう。
AudiolensはPCで再生した音の周波数を解析するスペクトラムアナライザーです。
保存した解析結果はNeutron4やOzone10と連携してマッチングEQのリファレンス元とすることができます…が私はそちらの機能は一切使ってません。
とにかく聴いてる曲の周波数分布を手軽に視覚的に表示できるの
初期のRTA in Japan~RTA in Japanの成長を振り返る~
普段とは全く違う話題になりますがたまには脱線してみようということで。
皆さんRTA in Japanはご存知でしょうか?
何をやっているか知らなくても名前くらいは目や耳にしたことがあるのでは無いかと思います。RTAを生で披露する日本最大のイベントで、今やGDQやESAと並ぶspeedrunの世界的イベントとなりつつあります。配信はTwitchのチャンネルで行われます。
個人的には、第一回一番最初
最近のお気に入りアルバム10枚
ふと思い立って最近よく聴いているあまり新譜過ぎないアルバム10枚について書いていきたいと思います。昔からのお気に入りも最近のお気に入りも混ぜこぜです。
特に特定のジャンルとか統一感とかはあまり無いと思いますが、極めて個人的に、2022年現在に聴いてこそという感覚になる10枚です。話は脱線しつつ思うまま書いています。ではお手も柔らかにどうぞ。
The Toys「Sun」
近年のタイポップスを代表す
過去の名ボカロ曲をレビュー part7(+コラム:良さが分からない名盤)
少し前に「良さがよく分からない/分かるまで時間を費やした名盤」を募って集計する企画がtwitterで話題になってましたね。
インターネットで音楽の評判に触れていると基本右も左も絶賛だらけ、それが歴史的名盤とされるアルバムならなおさら激賞ばかり。
一方で歴史的名盤とされるものには当時の状況や文脈による価値の比重が大きいものも少なくはなく、そんなことは露知らず聴いてみて何が良いのか分からないと感じる
過去の名ボカロ曲をレビュー part6(+コラム:ギタマガ「ニッポンの偉大なギター名盤100」を眺めてみる )
前回のボカロレビュー記事でのコラムでも話題にしたように、名盤リストとかランキング的な物を眺めるのは結構好きです。
音楽をしっかり聴き始めた頃にはローリングストーン誌の名盤リストを大いに参考にしたし、
最近では「良さが分からない名盤」企画も大いに楽しませてもらいました。
参考にしたのは当然こちらの2003年版。
2020年改訂版ではロック色が減ってヒップホップやR&B、ソウルが増えている感じが現
過去の名ボカロ曲をレビュー part5(+コラム:売れた音楽)
ヒットした音楽ばかりをとにかく聴きたくなる波というのがたまに自分の中に来て、この前のDire Straitsへの言及もその流れの一つだったりします。
この曲が収録されているBrothers in Armsは歴代アルバム売上数的なランキングでは結構な上位に入り込んでくるくらいに売れたアルバムです。
アルバム売上ランキングは英語版wikipediaが割とまとまったデータになっていて参考にしやすいで
東欧、その周辺の音楽へご招待~エレクトロスウィング、伝統的アメリカ音楽、米津玄師「POP SONG」、2022年のボカロに関連して~
今年初頭にこのようなツイートをしました。
当然一言で東欧と言っても様々な音楽があり、またあくまで漠然としたイメージとして東欧ニュアンスがあると個人的に感じているに過ぎない部分もあるため、多くの方と共有できる感覚とは限らないと思います。
実際にここは確実に東欧系だと言える部分はかなり少なく、個人的な範囲でこじつけに近い聴き方をしているところがあることも否めません。
しかしこの東欧のニュアンスは近年の
過去の名ボカロ曲をレビュー part4(+コラム:箱と音楽)
前回から1年も間が空きました。いかがお過ごしでしょうか。
このシリーズは更新頻度の高さよりも長く続けることをまず意識しているので焦ることは特に無いのですが、それにしたって空きすぎたとは感じるので次はもう少し詰めて書きたいですね。
最近よく聴いているのはグレゴリオ聖歌です。どんな音楽かはwikipediaのページへ行けばいくつか例を聴けるので分かりやすいと思います。要するに伴奏の無い宗教音楽です。
b-flowerの22年ぶりアルバム「何もかもが駄目になってしまうまで」、感想そしてあれこれ
人生で最も待ち焦がれたアルバムと言って間違いないでしょう、2020年11月11日発売のb-flower「何もかもが駄目になってしまうまで」。あまりに思い入れが激しすぎるため冷静に聴くのは不可能なんですが、現時点では2020年屈指の傑作のひとつであり、間違いなく今後も聴き続けることになるだろうと確信しています。
とりあえずこのアルバムの感想を書いていくために、そもそも自分にとってb-flowerと
過去の名ボカロ曲をレビュー part3(+コラム:Kanaria「KING」のヒット)
2020年下半期、現時点で最もトピックなボカロ曲は「KING」であると言っても過言ではないでしょう。
【GUMI】KING【Kanaria】
Kanariaさんの2作目として投稿された本曲は、前作の「百鬼祭」とは明らかに趣向を変えています。
「百鬼祭」は豊富なリズムをある程度グルーヴィーに演出していますが、この「KING」は極めて粘りの無い軽いリズムになっています。特にベースラインは仮打ち込み
King Gnuの90年代感と様々な考察について
今間違いなく日本のロックシーンの先頭に立っていることもあり、
様々な語られ方をしていますKing Gnu。
しかしそれらKing Gnuに関する文章を色々と読んでいくと、どれもあまり要領を得ない感じで混沌とした面白さがあります。かといって自分も的を射たような何かが言えるわけでもないですが(そもそも滅茶苦茶愛聴しているわけでもない、大好きですが)、この混沌さは結構好きなので乗っていく感じで色々と雑多
過去の名ボカロ曲をレビュー part2(+コラム:色々な音楽を聴くこと)
(今後も近況報告的に前置きでコラムっぽい何かを書いていきたいなと思います。長さは適当で)
最近モンゴルの音楽をよく聴いています。近年のモンゴル勢の中で特によく知られているのはThe Huでしょうか。
匈奴ロックと名乗り、伝統的なモンゴル音楽を踏襲しつつダイナミクス溢れる広く現代的な音は世界的ロックバンドとしての風格さえ感じます。
モンゴルのポップスを漁っていると、こういったいかにもモンゴルら