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カラーのお話をしようかと… vol.2

<何故パーソナルカラーを不得意と感じたのか?>

診断は、同じような2色(例えばスプリングのピンクとサマーのピンク)をクライアントさんの顔のそばで対比させて「こちらの方がお似合いですね〜」と、どちらが似合うか診るのですが、vol.1で書いたように、これだけ色を見たり扱うのが好きなのに、似合わない色の判断がなかなかできなかったのです。


何故「似合わない色」を決められなかったのか?
考えてみたら、それにはいくつかの理由がありました。


 ①似合わないと言われた色だって、服のシルエットとイメージがこの人に似合っていれば似合うんじゃないの?

診断している最中、勝手に頭の中でその色を使ってその人に似合う服をデザインし、コーディネートを妄想してしまった。…..デザイナーのサガです(笑)。

だってねえ。

いくらベストな色でも古臭いシルエットやデザインだったり、体型に合っていないフィットだったらどうなの?ですよね。

全体のバランスってとても大切です。

これは最新トレンドのデザインを着ろ、という意味では全くないです。
極端に何かに偏るのではなく、バランスよく全てを調和させるということです。
(バランスをわざと崩してカッコよく見せるというワザもありますが、まずは基本です)



①   似合わないと言われた色だって素材が変わったら見え方変わるんじゃないの?

診断はカラードレープと呼ばれる綿の平織(シャツの生地みたいなもの)を当てるのですが、色って素材が変わると表情が物凄く変わると思うのです。

◉混紡率(綿とかウールとかシルクとか。それが単一 or 混合しているのか)

◉織り方(布帛とニット、織り方が平面なのか凸凹感あるのか等)

◉表面感(光沢、マット、ツルッとしてるのか、ザラザラしているのか等)

 

綿のシワ加工


同じ綿でも粗い織り


編み目がしっかり目立ち凸凹感あるニット


同じニットで似た色なのにフラットな表面だとイメージ違います


サテンとかの光沢ある表面はこんな感じ


オーガンジー等の透ける素材は下に素肌がくると、肌色とミックスされて見えます。


だから、綿のフラットな平織を当てても何となくピンとこず、、、

これもね、デザイナーの仕事からの経験です。

生地を決めてから欲しい色に試し染めしてもらうことがあるのですが、染め上がってきたものを見て、「色自体は合致しているのに、生地が変わると全く違う感じに見えるな〜」と思ったことが何度もありました。

素材については、身体とのバランス、顔の肌質感とのバランスも関係してくるので、またこれはいつか書こうと思います。

 

結局、私はモノ作りをずっとしてきたので、色だけにフォーカスできなかったんですね。

だって服とかファッションとかメイクって、色だけじゃないですから。

素材やテクスチャー、シルエット、(着丈の)バランス…etc.etc. が全て揃って、その人が輝く装いやメイクが出来上がるのではないかと思うのです。


それから、熱量やマインドが合っているかも非常に大切。

本人は熱量が相当あるのに、グレイッシュなペールトーン(くすんだパステル系)が似合うと言われたら、ちょっとアンバランスな感じになるかもしれません。

ただ、熱量あり過ぎて「今日はちょっと控えめにしなきゃ!」という日には、逆にそういった色系統を戦略的に着ることもできます。
ここも機会があればまた書いてみます。沼です(笑)。

 

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<似合うカラーだとどう見える?>

似合う色、顔色がよく見える色を知っておくことは良いと思います。

例えば、似合う色を纏うと

◉顔色が明るくイキイキして見える
◉シワ、クマ等の欠点が目立たなくなる
◉顔立ちがすっきり見える
◉瞳が輝いて見える

などなど、色々な利点があります。

なので早引きしたい時は、一番似合わないと言われる色を纏うと非常に効果的です(笑)。



似合うというのは、肌にしっくり馴染む、ということです。

じゃあイエベの人はイエベの色だけ着てればいいんじゃないの?という疑問が出てきますね。

その先を診断では細かく診てゆくわけです。

イエベだったらスプリングとオータムと比べて、オータムの方に似合う色が多ければ、またそれからナローダウンしていき、最終どの辺りの色が一番似合うか決めるわけです。


でも「そっか、私イエベだからそっち系統の服だけ選んどけばいいんだ!」という考えは、自分で自分を色の箱の中に入れてしまう行為だと思います。


例えば、この方がいつもいつもイエベの服を着ているとしましょう。

で、ある日、全く違うサマーのブルーを着ると、多分「あれ?いつもと感じが違うね!」と言われるでしょう。

周りの人はいつもと違う新しさを感じるわけです。

ファッションにはこの「新しさ」を感じることって大切ですよね〜。


季節感も大切ですよね。

オータムの人だって初夏にはサマーの明るい色を纏いたいじゃないですか。初夏の爽やかに晴れた空と暑さにどんより秋色はね〜。暑苦しい(笑)。
晩夏ならまだしも。

周りの人、会っている人にも色のギフトをあげたいですよね。

 

上に「オータムの人だって」と書きましたが、それは私(笑)。
ちなみに私はアメリカでウィンター、日本ではオータムと診断されました。


診断を受けた後、なんと私も色の箱に入っちゃったんですよ〜。

こわいこわい。

自分軸がしっかりしてないと陥る診断のワナ(笑)。


次回はその辺を書きます。
To be continued….

Back to the Futureみたいだな(笑)。←古さバレバレ。


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