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日々のエッセイ『2021おおはしゃぎ』

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2021年、ダメ学生から社会人へ華麗な転身を遂げた大橋が、社会ですり減らされたクリエイティビティを恢復すべく「闘争的さくぶん」をしていきます。木曜更新
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記事一覧

最近の嬉しいことたちなど

・晴れた日に洗濯物を干す

・高いハンドクリームを塗って香りを楽しむ

・一日中部屋を換気して、夜閉める

・フレスコボール熱中翌朝の体のバキバキさ

・初めて会う人からの好印象

・懐かしい人との旧交

・葉山から見える江ノ島と富士山

・予定のある週末の快晴

・おろしにんにくチューブの便利さ

・口座残高確認

・湘南新宿ラインを見て安心できる

・好きな皿で飯を食う

・近所のカフェの常連

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自分の中に他者を作れるか

高校の時に、それまでのあらゆる行動指針が崩壊して何も分からなくなったときに

「自分がされたくないことはしない、されたいことはする」

ということを決めた。それはある種類のホスピタリティ性を周囲に与えて、一度目のアイデンティティ瓦解からの復活にはまずまずの結果を生んだように思う。

でもこの金科玉条には他者への想像力が一切含まれていないことに恥ずかしながら3年前くらいに気付かされた。

他者が本当

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駅まで送る

遂に実家を出たんよ。

ニ度目だったね。

一度目は、大学入学の時だった。

母親が遠い札幌まで来て、二日間くらい洗濯物に掃除に、家事を全部していってくれた。

そして、帰っていった。

親から離れたくて、自分で自分だけの家、コミュニティ、生活がしたくて遠い大学を選んだのに、早速親の甲斐甲斐しい世話を受けるなんて、本末転倒やんけ、と思った。

だから、母親を駅にも送らなかった。

家の前で「それじ

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