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研究関連エッセイ

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研究に関するもろもろの雑記
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#キャリア

やばい研究所を選ばないようにするために

やばい研究所を選ばないようにするために

みんな、やばい研究所だけは避けろ!

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「完璧な研究所など存在しない」

ので、完璧な研究所、もしくは自分にとって完璧な研究所を選ぶのは非常に難しいです。

若手の同僚は最高だけどシニアに不満があったり、指導はいいけど同じ関心を持つ同僚が少ないなどなど、色々な不満があります。キャンパスまで遠いとか、オフィス環境が悪いとか設備面での不満など、足りないところを挙げればきりがありません。

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自己紹介:職業としての研究者

自己紹介:職業としての研究者

「なにやら研究とやらをしてるらしい」

ということまでは、自分や妻の家族・友人はわかってくれているようですが、具体的にどんなことをしてるのか、についてはまだわかってない&僕もうまく説明できてないと思ってます。

初めて会う人にも、素直に「人口学者」や「研究者」、あるいは「大学で働いている」と言うと頭の上にはてなが浮かんでることが多々あります笑

そんなわけで、ここに「研究者ってどんな職業なのか」と

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稼げる研究者になりたい

稼げる研究者になりたい

自分の持っている情報や考えてることを発信することって大事ですね。最近改めてそう思う機会がいくつもありました。自分の中だけで留めておいても何も生まれないですからね。どんどん発言して、実現のためにいろんな人に手伝ってもらいたい。

というわけで、今から7年の間(端数なのは40歳までの目標なのです!)にやりたいことをここに記します。ちょっとでも関われるかも、と思ってくださる方がいらっしゃれば、連絡くださ

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研究者もメディアでのプレゼンスを高めることは大事かも?という話

研究者もメディアでのプレゼンスを高めることは大事かも?という話

研究者がメディアで有名になる必要はないが、メディアで有名な人が間違ったメッセージを出しているときに太刀打ちできない。

統計学やデータ分析が広まったことは素晴らしいことだが、非専門家がデータを使って「っぽいこと」が割と簡単にできるようになった。しかし、正しい方法論や解釈の仕方を知らないと、「っぽい」データ分析で(意図せずに)間違ったメッセージを伝えてしまうことがある。

大きな声を持った人が間違っ

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最近のもやもや。評価と組織

最近のもやもや。評価と組織

アカデミアの、特にアーリーキャリアへの評価基準の難しさ。

論文数だけではかるのはいかがなものか。数より論文の質だよ、と言われるがどうやって質をはかるのか曖昧。引用数?実社会へのインパクト?研究界へのインパクト?どれもある程度長期的に見ないとわからないのではないか。長期的に雇用されることが少ないアーリーキャリアには不利。じゃあ短期的なインパクト、つまりメディアに受けそうな内容や今のホットトピックを

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