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惑星(ほし)ガチャ☞地球!!

小学生の頃。
既に生きるのが嫌で、夜空に浮かぶ月や星を眺めては現実逃避した。

「地球上のものはなぜか全てついになってる!」とか
「銀河系の外には誰も行ったことがないから、その外にまた同じような銀河系があるのかも?」とか
「地球は宇宙の監獄なのかもしれない…。」とか

地球の不思議と宇宙の謎にせまるフリをして。
宇宙人がいたらSOSと勘違いされてたかも。
いつまでたっても現実社会の「型」にハマれずにいた。

「なんで?」という疑問が先に頭の中を支配すると動作がフリーズする。
理由を説明してくれない大人の言葉を理解できず怒られる。
怒られた意味も(もちろん説明されないので)理解できず、不明な意味による疑問がどんどんつもる…。
そうして怒られるのが嫌だから、怒られないようにする為に。
いつしか理由がわからないまま人の言う事だけを蓄積ちくせきして。
「怒られない事」に照準を合わせた行動をするようになった。
社会の「型」の内側に自分で卑屈ひくつな「型」を創ってハマった。

「なんで?」「なんで?」といちいち説明を求める面倒くさい子供の自分は気長に相手をしてくれる大人を探さなかった。一番身近の大人である両親が『社会で生きる事・その為に働く事』に必死だったのでその段階であきらめた。
地球では。親は、親であっても、親自身が悟りをひらいてから子供を産んで育てる事はごくごくごくまれだと知るわけがない…。

どこぞの誰?かの判断で決まった初期設定からスタート。

地球社会内でお互いに影響しあって悪循環の無限ループを上手にキープ。

気がつけばハイヤーセルフとのコール&レスポンスに気がつくので伏線は回収できる。


なんの説明もなく今回は『子供相手に丁寧に、理由をいちいち説明なんてできない・しない親』という設定に生まれ落ちたから、悟りとはかけ離れた真っ暗闇のシチュエーションにポツンと生きていた。

あたりまえに「地球での社会生活を送る為!」に短時間で親が子供をコントロールできるように、家庭ごとのルール(or親の気分)に沿ってしつけといって殴られながら大きくなっていった。

誰も、ゴールから逆算して『☜今ここ』って教えてくれないからね…。
つらかった。




初期設定のカラクリに気がつくのはかなり遅かった。
『一瞬で物事の理解が出来ないていIQな人間』の設定が含まれていたから仕方がない。起きてるのに夢遊病状態で…。学校でも苦労した。

まず「産まれてから一定期間が経過したって理由だけ」で勉強なんてしたくない。

だから「地球ではどうして人間は産まれてから一定期間が経過したら、学校で勉強しないといけないか?」について、私の低いIQに理解できるように説明される必要があった。

説明される必要があったけれど…。

既に躾という恐怖で支配されてる関係上、大人に質問するメンタルは根絶された。見えない「卑屈な型」にハマって極度の人見知りになっていた。

どこぞの誰かが設定したシチュエーションを客観的にやさしく説明してくれる大人と出会わない初期設定が作動してるから、結局『自分で創った曲がりくねった型にハマった状態』でさらに『社会の型』に押し込められることとなった。ぎゅうぎゅうのぱつぱつ。

つねに困惑したままなので、学校で興味の無い授業は吸収しないしできない。算数が特に苦手で興味がまったくなかった。わかってるフリで乗り切った。

最初の疑問の答えが解明していないがゆえに芋ずる式にダウンロードされない。

『どうして人間は産まれてから一定期間が経過したら、学校で全く興味のない算数を勉強しないといけないのか?』自分の興味が無いコトをしないといけない時には、いつも誰にも答えてはもらえない疑問に支配される。興味が無いモノを強制されたところで苦手意識が育つばかり。

大人が「地球生命根本の疑問と社会の枠組みという型に小学校低学年からハマっていく不思議」の答えを丁寧に説明してくれるステートな社会だったなら?「選択しない」という選択肢はうまれたのだろうか?

産まれた時にはすでに存在していた人間社会では、直後から染脳せんのうされていくので「この人間社会に参加するかしないか?」とは当然誰もきいてこない。

わりと早い時期(小学2年)に死にたくなって社会の枠の中でもがいていた。

誰も、何も、教えてくれなかった。
(『☝これ』じたいが、最初のお題だったとは・・・。)




そもそも。
全ては自分の為に。
驚くほど妥当に社会に染脳された状態で。
全ては教育する側にまわっている。
だから・私の低いIQが納得する説明がこのタイミングでもたらされることは当然ない。

結果・社会内の大人に何を言われても
(どうして、数十年早く産まれただけで、こんなに偉そうなんだろう?)
と卑屈さがバネになり、大人を疑うようになった。

「太陽は直接ながめたらいけないよ!」
岐路きろに立たされたのはあの時だったのかもしれない。
夢遊病通り越してゾンビの時もあったしね…。

人間は知らない事をさも知っているかのように装って生きている。
ソクラテスもびっくり。
「実のところ人間について何も知らない」という、化けの皮をがされないように自分の心すら見て見ぬふりをしてるのではないか?と。だから大人になろうと子供に説明ができないんではないか?と。

自分以外の人間に助けを求めても納得できる答えにはたどり着くことがないのかもしれない。と途中で勘づいた。
ずっと他人に助けを求め続けるということは自分に無関心だと叫んでいるようなものだった。

自分以外の人間の言葉に無意識のうちに染められてできた意識にいろどられて存在してた。その間は本当の意味で「生きている」と言えてたのかどうか…?

自分以外の人間に。
ものすごく強い権力者や支配者。
気がつけば、自分以外の人間に。
自分の存在意義をゆだねて支配されていることにうすうす気がついた段階で。
そのからの破り方がわからないまま息づまると。
不安や不満や恐れが生まれて。
ストレスが発生して死にたくなる不思議。

産まれてから一生懸命社会の枠に入ろうとしていた時期は苦しみしかなかった。

気がついていない状態の無限ループでグルグル回るか。
気がついてしまったが為の誰が敵だかよくわからないサバイバルの苦しみの渦でバタバタともがくか。
俯瞰ふかんしてながめる事で無意識にぬったくった色をみつけるか。

子供の頃から考えていたこの状況の堂々巡り。

ずっと逃げたくて、死にたくて。
でも、誰も助けてはくれないから。
自分でどうにかしないと…。って。

周りに依存してただ、息するだけのように生きている意識の状況がまず問題なんだと腹をくくった。

意味もわからず。
自分の存在理由もよくわからず。
なんとなく社会のレールの上のベルトコンベアに乗せられて。
「使えるものは全て使って歩け」と言われているような人生を。

気がつくその瞬間までは気がつけないようにできてるのが社会というトラップだった。

『飛べる』のに。



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