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📚️2024.11 手を放して抱きしめてほしかったわたしの思春期 #47

21世紀の「男の子」の親たちへ(おおたとしまさ 祥伝社)

"「自由」に耐える力を鍛える"
「あなたのために」とあれこれ考えるのは親の性です。⠀
しかしだからといって自分の期待通りの人生を子供に望むことは、親のエゴにほかなりません。⠀
親自身が「早く安心したい」「良い親だと思われたい」と自分の価値観に基づいて思っているだけです。⠀
親とは違う自分の価値観を子供がもち、自分の力でそれを切り拓いてこそ、生きている実感を味わうことができるようになります。⠀
そのために親ができることは、
究極的に、子供を励まし、見守ることだけです。⠀

子供が育つうえで、もちろん親の影響は絶大です。⠀
しかし、あえて言います。
「結局のところ、親は無力である」
そう思って、「だからあなたは自分で生きていくしかない。でもあなたにはそれが必ずできるはず」と無言のメッセージを伝えながら子供を見守ることが、子供への最大の励ましなのではないかと、私は思います。


「手を放して抱きしめる」
親の「不安に耐える力」が、子供の「自由に耐える力」につながるのです。


中高と、主に成績が原因で親とうまく行かなくなった過去がある私。
(コンプレックスすぎて何度このアカウントで書いたことか ...笑)⠀

冷静に考えると、⠀
習い事はたくさんさせてもらえて、⠀
本もすきなだけ買ってもらって、⠀
旅行とか経験にたくさんお金を使ってもらって、⠀
父は仕事が忙しく、母はいつもワンオペで3人の子育てをしていて、⠀

でも、それに感謝ができなかった当時のわたし。⠀

「感謝ができなかった」というか、それ以上に、⠀
「成績のことで罵倒されたショックや恐怖」が大きくて、⠀
今思えばしてもらったことへの感謝ができるほど、
まだ大人ではなかったなあと。⠀

子どもをもった今、
なぜ、いい環境は与えてもらっていたのに、それを力に変えられなかったんだろうって、なんで?なんで?⠀
わたしの何が行けなかったんだろう?⠀
母からどんな関わりをしてもらっていたら、わたしの力はもう少し伸びていたんだろう?⠀
って、そればっかり考える。⠀

それは、自分の力が伸び悩んだことで、親が怒り、⠀
わたしはどうしていいかわからなくて、
思春期の間本当に苦しい思いをしたからなんだよなあ。⠀

自分の子どもにあんな苦しい思いをしてほしくなくて、⠀
あの時どうしたらよかったんだろう?⠀
親としてわたしができることはなんだろう?⠀
と、答えを求めるように、本を読んでいる最近。⠀

この本の終わりに書いてあった一文が答えに近い気がした。⠀


「手を放して抱きしめる」


成績が伸びず、しょっちゅう母から罵倒されていた日々。⠀
自分の存在価値がわからなかったし、
こんな毎日から逃げ出したいとしか思っていなかったあの時に、⠀
手を放して抱きしめてもらえていたら、どんなに良かっただろうと思う。⠀
でも、もうそれは過ぎた過去だし、どうすることもできない。⠀

きっと母も辛かったと思う。⠀
ただ、そこでその不安に耐え、
手を放して子どもを抱きしめられなかったのは、⠀
親として未熟だったと思う。⠀
わたし自身が、
学生の頃のこの経験をコンプレックス?トラウマ?に感じていて、⠀
なんで?なんで?と未だに思ってしまうし、
子どもが生まれてから余計に考えるようになってしまった。⠀
でも、変えられない過去をいつまでも振り返っていても仕方ないんだよね。⠀

わたしだって、不安に耐えかねて
子どもに色々言ってしまいたくなることもあるかもしれない。⠀
子どものために色々と考えるのは親の性だと本にも書いてあった。⠀
でも、この本を読んで
「手を放して抱きしめる」ことの大切さを知ったから、⠀
この先、不安なことがあっても、その言葉を胸の中で何度も唱えて、励ましてあげられる親でいたい。⠀


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