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2020年4月の記事一覧

映画 『チョコレート ドーナツ (Any Day Now)』

映画 『チョコレート ドーナツ (Any Day Now)』

自分と両親、配偶者、子どもとの関係は 一親等。自分と祖父母、兄弟との関係は二親等。自分と甥や姪との関係は三親等。この数字が小さいほど自分と親密な人ということになる。あとは赤の他人だ。

人と人との結びつきの強さは必ずしもこの数字だけで表すことができるのだろうか。

1979年。主人公のルディは ドラァグクイーンとして リップシンクをしてお金を稼いでいる。本当は 歌手になることを夢見ているが お金と

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映画 『十二人の怒れる男 12 Angry Men』

映画 『十二人の怒れる男 12 Angry Men』

これは非常にアメリカっぽいお話。

18歳の少年にかけられた殺人容疑。
十二人の陪審員たちが 満場一致で「有罪」と認めれば 少年は間違いなく死刑になってしまう。
それは 異常に暑い日。全員の意見が一致するまで出ることが許されない空調の効かない部屋。裁判では 目撃証言などもあり 少年には圧倒的に不利な状況。

早速 最初の投票を行う十二人。
「有罪」十一人
「無罪」一人

「無罪」を主張したのは 陪

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Netflix 『THE CIRCLE USA』

Netflix 『THE CIRCLE USA』

アメリカの Reality Show!!! 全12エピソード。

オンラインの出会いは本物なのか。
私は Instagramや Twitterなどを あまり使いこなしているタイプではないので そこから新しい出会いというのは今まで一度もないのだが、それでも 見ず知らずの人の投稿や写真が目に入ることがある。例えば その写真にかわいい女の子が映っているとして、それは本当にその女の子の写真なのか。その女の

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映画 『グーニーズ The Goonies』

映画 『グーニーズ The Goonies』

借金が返済できなければ 家を引き渡さなければいけなくなってしまったマイキー一家。いよいよ 返済期限を翌日に控え、マイキーは仲間たちと最後の冒険に出かける。目的は 海賊が遺した財宝を探し出すこと!もしも その財宝を見つけられたのならば借金を返すことができ、仲間たちと別れずに済むのだ。

財宝があるはずの場所は 犯罪家族のアジトでもあったので、マイキーたちは海賊の財宝ではなく 犯罪家族が犯罪で手に入れ

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映画 『ダンス・ウィズ・ウルブズ Dances with Wolves』

映画 『ダンス・ウィズ・ウルブズ Dances with Wolves』

1863年。西部開拓時代のお話。
3時間の歴史映画ということで 見始めるまでに若干の覚悟がいるかもしれない。

西部開拓時代については 大学生の頃に勉強したことがあった。この時代のアメリカの地図がどんどん広がっていく映像があるのだが、これはまさに圧巻である。ただし、この地図が広がっていく過程には 必ず先住民族との戦いがあったことを忘れてはいけない。

物事は どこから見るかによって変わる。この世の

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映画 『メメント Memento』

映画 『メメント Memento』

(今回は 内容というよりも映画の見方についてのネタバレを含んでいます。ご注意ください)

『メメント』は 恐らく 二回以上見ることを想定して作られた映画だろうと思う。「難解な映画」ということで 評判のこの映画。それもそのはず 2時間弱の映画にして、最後の10分まで全貌が見えないのだ。
子どもの頃に夢中になった 点と点を順番通りに線でつないでいくと絵が完成する「点つなぎ」というゲームがあるが、この映

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映画 『クラッシュ Crash』

映画 『クラッシュ Crash』

Los Angelesの話。

この映画が最初に公開されたのは2004年。私がアメリカに留学したのが2007年〜なので、わりと近い時期のお話である。

この物語には たくさんの登場人物がおり、その誰もが 人種問題に直面している。

留学中に私がとても頻繁に感じたことは アメリカに住む人々は 差別に敏感なだけではなく 差別になりうること、差別と思われるかもしれないことに対しても 非常に敏感だというこ

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映画 『リトル・ダンサー Billy Elliot』

映画 『リトル・ダンサー Billy Elliot』

自分が一番愛しているものに対して語れと言われたら どんなことを語ればいいのだろう。嫌いなものに対して語る方が よっぽど容易い。というのも 、一般的に 物事を嫌いになるには理由があるが 物事を好きになるには理由がないのだ。

私の場合 一番愛しているものは「歌」ということになる。「歌」を歌うとどうなるか?「楽しい」とか「幸せ」とかそんな軽いものではないし「自己表現手段」とかもなんか違うし。とても一言

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映画 『リップヴァンウィンクルの花嫁』

映画 『リップヴァンウィンクルの花嫁』

岩井俊二監督の作品。

岩井俊二監督の作品は 『PiCNiC』『スワロウテイル』『リリイ・シュシュのすべて』など 見た後の余韻が何年も抜けない作品ばかり。
なので、いざ見ようと思ってもなかなか覚悟が必要だったりする。

『リップヴァンウィンクルの花嫁』というタイトルが とても覚えづらくて 馴染みがなかったのだが、映画を見てからは もう忘れられないタイトルになった。

主人公は 教育学部を卒業してい

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映画 『思い出のマーニー』

映画 『思い出のマーニー』

(今回もネタバレを含んでおります。ご注意ください。)

『耳をすませば』『紅の豚』に続いて 三作目のジブリ作品。

「この世には 目に見えない魔法の輪がある。輪には内側と外側があって、この人たちは内側の人間。そして私は外側の人間。でもそんなのはどうでもいいの。私は私が嫌い。」

人のせいにすること、誰かを責めること、自分をかわいそうだと思うことの方がずっと簡単なのに 杏奈は 自分が嫌いだと言い、映

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映画 『紅の豚』

映画 『紅の豚』

以前 『耳をすませば』についての記事を書いた時にもお話したが、私はジブリ映画をあまり見ないままに大人になってしまったので、『紅の豚』に関しても 今回が初見である。

お話の内容に関しては 謎が多いままのところがなんともいい。きっと映画を見た人全員が それぞれ何かを考えたことと思う。そういう意味で この映画は大人向けだろう。今回は あくまでも私が勝手に考えたことを綴ろうと思う (いつも通り)。

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映画 『ドッグヴィル Dogville』

映画 『ドッグヴィル Dogville』

(今回も ネタバレを含んでおります。ご注意ください。)

いつもの如く、前情報なしで見始めてびっくりした。

こんな映画見たことない!

約3時間に及ぶ映画。9つの章に分かれていて それぞれにしっかりと タイトルがついている。そして 小説を読むように ナレーションベースで物語が進んでいく。ただ そういう映画はいくつもある。なので それだけでは驚かないのだが、この映画の何が特別かというと、建物のセッ

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映画 『リメンバー・ミー Coco』

映画 『リメンバー・ミー Coco』

遊び心に溢れた映画。
さすが ディズニーと言いたくなってしまう。

ディズニー映画はオープニング時に シンデレラ城の後ろで花火が上がる映像と共にディズニーのロゴが現れるのがお決まりである。そのときに 「星に願いを」の曲が流れるのだが、『リメンバー・ミー』の場合は その「星に願いを」が ラテン音楽バージョンにアレンジされているのだ。もう その時点でやられたーって感じになる。

『リメンバー・ミー』の

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映画 『プリティ・ウーマン Pretty Woman』

映画 『プリティ・ウーマン Pretty Woman』

この映画について プロットはもちろん知っていたのだけど 実際に見たのは初めて。

私は2000年代後半に Hollywoodのど真ん中に住んでいたのだが、私が住んでいた所から すぐ南に行ったあたりで Vivianが活動(?)していたというのが驚きだった。
映画が公開されたのは1990年。そこから15年で街並みがだいぶ変わっていた。
私が住んでいた頃も 学校の先生たちが「Hollywoodも 最近は

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