林檎の樹

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「イチナナ流配信とは」

2022年12月某日  リスナーさんのつながりで、ある深夜配信の方と出会った。男性雑談ライバーDLさん✊さんで、元々知り合いのコラボ配信の相手になっていて、ガーディアン論の話をとうとうと聞いてくれていた。この方は結構優しい方なのでは?と思い、同じ芸人が好きな事もあり、コラボが終わり、そちらに滞在することにしてみた。  その方は深夜ラジオが好きで、深夜という時間帯もあり、ある意味「イチナナらしくない」配信を行っていた。 リスナー層も独特で、10代~20代の人と思われる方たち

    • 「一つの掛け違いと配信ボタン(後編)」

      (前回 前編)  雑談ライバーGQさん🌿のアーミー配信の翌日、、配信を行おうと決めた。  ひとつは直接ライバーGQさん🌿に謝ろうと思っていたこと。もうひとつはライバーとしての気持ちを一度理解したほうが、、、と思ったことである。  元々youtube liveやツイキャスなどは経験してきたので、ある程度の心得はあった。 しかしものすごく緊張する、、なぜだろうか?  人はそんなに来ないと思っていたし、過疎ったときの為の退屈しのぎ用の本でも、、と思って色々暇つぶしも用意していた。

      • 「一つの掛け違いと配信ボタン(前編)」

        2022年12月某日  ライバーGQさん🌿が初めての「アーミー配信」を行う事になった。  午後23時から行うとの予定。初めてという事で、普段は新規さんもいるので会話も控えている分、あれも話そう…これも話そうと色々と楽しみにしながら、メモを取りながら待機していた。当日はコスプレをするとのことでライバー本人も楽しみにしていたようだ。  そして23時が過ぎても配信が始まらない、、  ・・・少し遅れているのか?と思いしばらくまっていた。もしかしてアーミー配信に対して躊躇しているの

        • 「理想的な終活」

          2022年12月某日 (前回 「世界は優しいで出来ているか」)  配信者の一定数が3か月以内で引退してしまう。これは現実なのでしょうがない。  アーミーをしていたライバーPNさん👓が配信1周年を期に卒業する旨の発表を行った。  以前、唐突にやめてしまったライバー様がいたので、比較するとそこまで衝撃ではなかったが、やはり心に来るものがあった。  ライバーPNさん👓も兆候はないわけではなかった。ギフトがそれほどとばない、、イベントをやってみてもガツっと伸びるわけでもない、、

        「イチナナ流配信とは」

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        • ライブ配信
          1本

        記事

          「お届けギャングの苦悩」

          2022年11月某日  あるお届けギャングを管理されている方から、とても弱気な発言をされているのを聴く機会があった。  いわくその方が回っているときに、自ギャングからの応援があまり来ていない、他ギャングのほうは沢山来ている、のようなライバーさんの発言をを聞いてしまった、、とのことであった。  この告知ギャング管理の方は非常に優しい方で、その分心配性な所もあり、その性格を好いて集まってきた方々が多い。自分もその1人である。  お届け・告知系ギャングを運営されている方の多く

          「お届けギャングの苦悩」

          「ガーディアン」

          2022年12月某日  このとき二度ほどガーディアンをさせて貰っていたが、このときガーディアンについてこのように思っていた。  ガーディアンのメリットは大きく二つある。  一つはライバーの心理的な安心感を引き受けること。【ガーディアンが本当に守るものとは】では、 「"困った時に頼れる存在" であり、ガーディアンが守るのは、"ライバーさんの心の安定" 」と書かれている。  二つめは「ガーディアン」という肩書により初見さん・他枠の方が色々把握する為の窓口になれるということ。

          「ガーディアン」

          「枠の拡大と決意」

          2022年11月某日 (前回参考 「自分語りリスナー」)  ゲーム配信ライバーNUさん🦋の枠 で大きな動きがあった。開始時から付いていたガーディアンが抜け、来なくなるようになった。理由は深く聞けなかったが、枠に来る「自分語り系リスナー」の取り扱いの違いのようであった。  自分語り系リスナーについては前回参考の詳細を見るとわかるが、配信枠にやってくるなり、その時の会話を毎回無視して自分のことを語りだし、連投を始めるリスナーさんがおり、我々はどうしたものかとハラハラしていた。

          「枠の拡大と決意」

          「夢に向かって」

          2022年11月某日 (前回 「初めてのガーディアン」「ガーディアンとギフチャレ」「二人のイベント」)  ガーディアンをしていたお絵描きVライバーXXさん🐬は、毎日夜配信を心がけており、1配信で一つのイラストを描き上げる、、という結構ハードルの高い目標を立てていた。  しかし枠に人が集まることが中々なかった。少なくとも数人いれば何とかなるとも思われるが、自分を抜いて「0人」という事もしばしばあった。これはひとえにVライバーであることの大きなハンデから来るものと思われた。事実

          「夢に向かって」

          「自分語りリスナー」

          2022年10月某日  ゲーム配信ライバーNUさん🦋の枠 で順調にいってる頃、ある一つの問題が浮上した。  「自分語りリスナー」が参入してきたのである。  「書き込み数とギフト数は正比例すべき…」という考え方は手放しで賛同できないが、自分語り系リスナーの問題はこの考え方を支持したくなるものである。  来襲したお喋りリスナーはこうだった。突然やってきて長文連投、ライバーさんはゲームをやっているのに、自分語りがはじまる。 > こんにちは。今日も可愛いね?僕はボウリングをし

          「自分語りリスナー」

          「ライバーの2つの涙」

          2022年11月某日  (前回 運命も突然に)  雑談系ライバーGQさん🌿 のアーミーになっていた。  ガーディアンの打診があり、この方ならなってみたいと思っていたが、この時別の方のガーディアンをしていたので、一旦辞退していた。特に顔出し配信でのガーディアンは、リスナーが敬遠される要素も多いと思うので二の足を踏んだ。  そしてギフチャレを行うことになった。しかも認証ライバーになるための、250人フォロワー獲得も目指すとのこと。これはかなりハードルが高かった。前にやったように

          「ライバーの2つの涙」

          「ふたりのイベント」

          2022年10月某日 (前回 ご縁という最強の動機/ガーディアンとギフチャレ) アーミーをさせて貰っている二人のライバーさんが10月それぞれ初めてのイベントを駆け抜けていった。  ゲームライバーNUさん🦋は、淡々と、しかし順調に順位を伸ばしていった。「今後しばらくイベントには参加しない」という宣言が、枠内での結束力をより高める事になった。  そして最終日近くになり、20位程度まで上がっていったところで、ビッグギフターが登場、一気に駆け上がり、5位で通過しラストを迎えた。

          「ふたりのイベント」

          「ガーディアンとギフチャレ」

           ガーディアンを行っているお絵描きVライバーXXさん🐬が進撃イベント参戦中にギフチャレを行う事となった。  告知系ギャングへの書き込みテンプレートを作成して、準備をした。がライバーが配信をつけるかどうか定かではなかったので、事前告知はせず。しかし、この選択は、結果的にギャングのリストのかなり下の方に書かれることになってしまい、初動が遅れることになる。  ギフチャレがはじまると、てんてこまいだった。 ・枠に来た方のお礼、どこから来たかの把握 ・お礼の他の枠周り、ギャングの確

          「ガーディアンとギフチャレ」

          「はじめてのガーディアン」

          2022年10月某日  初めてガーディアンを担当することになった。  経緯はいつも見ているVライバーさんの所へ、ひょこっとお絵描きVライバーXXさんが挨拶と宣伝に来たことであり、初配信に遭遇する機会に恵まれた。  この時にとても相性が良く、しかもイラストの話を丁寧に教えてくれ、その日のノリでアーミーになった。ガーディアンの話も持ち掛けられたが、 このとき「ガーディアンは百害あって…」という思いがあったので辞退していた。このお絵描きVライバーXXさん🐬は一人でもかなり話を

          「はじめてのガーディアン」

          「世界は優しいで出来ているか」

          2022年8月某日  お絵描きゲームライバーPNさん👓の枠は、本人のおっとりとした話し方もあって、まったりとした雰囲気で、居心地も良く、コメントもゆったりと進むことが多かった。  ライバーPNさん👓は控えめな性格で、自ら有料ギフトについてあまり言及することが無かった。また特大ギフトが送られた時のリアクションの薄さに、自分でも悩まれているようであった。  象徴的な出来事を目撃した。あるリスナーさんがポツッとコメントした。 「ライバーPNさん👓の枠は『ギフトをくれくれ』とせが

          「世界は優しいで出来ているか」

          「その日は突然に」

          2022年8月某日  アーミーをさせて頂いているお絵描きライバーUJ🍎さんは、朝と夜の毎日配信をコツコツと続けていた。  予兆は感じていた、、、古参リスナーがいつの間にかいなくなっていたり、ギフトが飛ばない日は落ち込んでいて、その落ち込む自分にも自己嫌悪しているさまが画面から見て取れた。  、、、その日のことはよく覚えている。  仕事が一旦終わって、駐車場からコンビニへ向かうときに、ギャングの通知がすっと届いた。  一瞬言葉を失った。ライバーUJさん🍎のガーディアンか

          「その日は突然に」

          「『団結力』の功罪…内輪系に耐えられるのか?」

          2022年某日  何度も感じる事であるが、「団結力が高い配信」に、初見や外側から入っていくのは困難なことが多い。実社会でも起こりうることだと思うが、特に際立つイメージがある。  この事を考えるといつも、幼稚園や小学校の先生などその道のプロが何かヒントをくれないかと考える、、、  いくつかの「団結力が高い」配信にお邪魔したことがあるが、団結力が高い、、という事は枠としては安定もしているし、無駄な被害を防ぐという意味でも良い点は多い。  しかもアーミー配信、ギャングなど内輪を

          「『団結力』の功罪…内輪系に耐えられるのか?」