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未経験エンジニアがエンジニア就職を成功させるための勉強法

エンジニアとして生きていくうえで、絶対に避けられないこと。それは勉強だ。

非エンジニアがエンジニアとして働くために最低限の技術を身につけるために勉強は必要だし、エンジニアとして就職した後も最新の技術を学び続けないといけない。

つまり、エンジニアとして生きるということは、学び続けるということに等しいといっても過言ではない。

この学び方を間違えるとエンジニアとして生きていくのは難しい。逆に、学び方さえ覚えてしまったらエンジニアとして生きていけるということにもなる。

この記事では、現役エンジニアとして生きている筆者が、未経験エンジニアにおすすめの勉強法を紹介しようと思う。
私は、エンジニアになって5年とまだ日は浅いが、FreakOut・freee・CAMPFIREなどのWebベンチャーでエンジニアとして働いてくることができた。きっと、何か役に立つヒントが提供できると思っている。


間違った勉強法

私が勉強法の記事を書きたいと思った理由は、前職の先輩から聞いた未経験エンジニアの間違った勉強法の話だ。

その先輩は元々プログラミングスクールで講師をしており、未経験エンジニアからの就職をサポートしていた。
その生徒の中に、プログラミングのメソッド名を暗記カードにして覚えている生徒がいたそうだ。(カードの表にメソッド名 replace() 。裏面にそのメソッドの説明: 文字を置換する といった内容を記述して暗記していた。)
その生徒はとても真面目で勉強時間も長かったにも関わらず、プログラミングのスキルが向上せず就職に苦労していた。

という話だ。

結論から言うと、この勉強法は間違っている。
なぜなら、全てのメソッドを覚える必要はないし、そもそも暗記しなくてもGoogleで調べながらプログラミングは書ける。そこに大切な時間を大量に投下してしまうと、未経験エンジニアが学ばなければならないことに対して時間を使えなくなってしまう。

おそらく、程度の差はあれ、エンジニアとしての就職にうまくいっていない人やプログラミングのスキルの向上に時間がかかっている人は、同じような間違った勉強法をしている可能性が限りなく高い。

間違った勉強法で人生の大切な時間を浪費してしまうことほど勿体無いことはない。

こういった間違った勉強法でエンジニアへの道を諦めてしまう人が減るように、この記事では未経験エンジニアにおすすめの勉強法を紹介する。

ゴールを決める

当たり前のように聞こえるが、意外とゴールを決めずに勉強をしている人はとても多い。(それぐらい、勉強はその行為自体が達成感のあるものだからだ)

エンジニアとして最初のゴールはエンジニアとしてプログラミングができる仕事を得ることだ。
エクセルばかり触る仕事ではなく、1日の8割の時間をエンジニアリングに割ける仕事を見つけることがゴールだろう。

未経験エンジニアならば、そのゴールを達成するために必要なことのみ勉強すればいい。

自分がエンジニアとして働く解像度を上げる

まず、全ての未経験エンジニアがやらなければならないことは、自分がどういったエンジニアになるかを決めることだ。

世の中には様々なエンジニアがいる。
データサイエンティスト・フロントエンドエンジニア・AWSエンジニア・セールスフォースエンジニア・プラットフォームエンジニアなどなど、本当に様々だ。

「とりあえず、エンジニアになって、フルリモートで働きたい!」
で思考を止めるのではなく、どういうエンジニアになって、どういう仕事がしたいのか?というところまで考えて、勉強計画を立てる必要がある。

フルスタックな勉強はしない

Twitterの未経験エンジニアは、FrontendもBackendもAWSもデザインも何もかも勉強している人が多い。
これは一部の天才には正しい勉強法かもしれないが、大多数の人間にとっては間違った勉強だ。

自分がなりたいエンジニアの種類が見つかったら、それ以外の勉強をしてはいけない(しないほうがいいではなく、してはいけない)。

企業が未経験エンジニアに求めているのは、まずは自分の仕事をちゃんとやることなのだ。「フロントエンドだけど、インフラ構築もできます!」みたいなことは求めていない。

フロントエンドエンジニアになりたい人がデータサイエンティストに求められる統計学や数学を勉強する必要はないだろう。また、未経験の時点でAWSを触れる必要もないし、MySQLのようなデータベースの使い方を知っている必要もない。(そういった追加要素はフロントエンドとして働けるようになってから学べばいい。)

未経験エンジニアにとって、就活は不安要素の多い行為だ。その不安からあれこれ勉強し、「フロントもできます。バックエンドも構築できます。AWSも触れます」と就活で言いたくなる気持ちはわかる。ただ、最短でエンジニアとして満足いく仕事を得たいのならば、やることを絞ることをオススメする。

必要な要素を洗い出し、集中する

  • なりたいエンジニア像が決まった

  • それ以外の勉強はしないと心に誓った

そうなったならば、最後にやるべきことは必要な要素を洗い出し、それを終わらせることに集中することだ。

ポートフォリオを作りたいのならば、ポートフォリオで作るべきものを決め、それを作るために必要な技術書をリストアップし勉強する。

やることは単純だ。

  • リストにある技術書を学ぶ

  • 技術書で学んだ知識を使ってポートフォリオを作る

これだけだ。

色々なエンジニアのアドバイスを求めてTwitterを触り続け、気づいたら1日が終わっていた。そんなことをしていてはならない。

有効な解決策はシンプルであるべきだ。

避けたい勉強法

未経験エンジニアとしてゴールを決める重要性を伝えたので、次は未経験エンジニアがやりがちな間違った勉強法について解説する。

回り道をしないためにも、ここで説明するような勉強法はしないでほしい。

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