林田雅文

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林田雅文

浅口市の障害者支援施設あお空/主任/サービス管理責任者/採用/広報/育成/ワクワクしながら福祉で働く人たちを増やしたい/年子姉妹の父/Twitterフォロー大歓迎/プロフィール記事もチェックしてね

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  • 障がい福祉

    障がい者支援にまつわる話題や組織で働くための姿勢、心構えなどをまとめています。

  • 子育てや家族

    共働き夫婦&年子姉妹の父の日常や家族の過ごし方などをまとめています。

  • 小学校への福祉出張授業

    僕が、毎年個人的に活動している小学校への出張授業の内容を公開しています。

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支援のプロセスは共有すべし

福祉サービスには、3つの特徴がある。 ①即時性 ②無形性 ③不可逆性 福祉や教育などは、サービスの生産と消費が同時に行われたり、暮らしの困り感や生きづらさの解消や支援という実態のある製品が存在しなかったり、元と全く同じ状態に戻せなかったりする。   こうした特性を持ち合わせている業界にいる認識がないと、クライアントである利用者や家族からの信用をすぐに失ってしまう。とはいえ、ただ認識しておけばOKな話ではなく、キチンと行動をとらないといけない。 その行動とは、「支援のプロセ

    • 他人の人生を清く正しく美しくさせようとしてないかい?

      どーも。林田です。 毎年、年度末になると鬼のような業務量に加え、必ず体調を崩すというルーティーンを繰り返しております。(今年は謎の咳が1ヶ月以上続いてるよ。今週病院に行ってみる!)  喋ったり、冷たい空気吸い込むと咳が出るので、stand fmもしばらくお休みしてます。 さて 今回は「我々支援者は、他人の人生を清く正しく美しくさせようとしてないかい?」というテーマでお話しします。 突然ですが、愚行権という言葉をご存知ですか? 僕が意思決定支援の勉強してる時に、聞いた

      • 福祉している人は動いた方が良くね?

        どーも。林田です。 今週あたまから、風邪を引き始め、本日金曜日には、変声期の中2男子のような、しゃがら声に仕上がってしまいました。風邪が治るのに、時間がかかってしゃーない。 さて、今日は、「福祉してる人は動いた方が良くね?」というテーマで進めていきます。  今年に入り、僕は浅口市に住む人たちのコミュニティ(障害福祉や街づくりや社会貢献など)に顔を出したり、口を出したり、手を出したりしてきたせいもあるのか、「想いを行動に移す人」と触れる機会が、非常に多かったんです。  そ

        • 【採用】幸せを創る生活支援員を募集しています

          どーも。ご訪問いただき、ありがとうございます。私、社会福祉法人明光会で採用担当をしている林田と申します。 現在、法人が運営する障害者支援施設の生活支援員を募集していますので、ここでは、なぜ人が必要なのか、どういった人を求めているのかなどの話をしております。 是非ご一読いただき、エントリーもしていただくと、すんごく喜びます。ではどーぞ。 何をしている事業所なの? 障害者支援施設あお空は、岡山県南西部にある浅口市で、施設入所と生活介護の事業を中心に運営しています。他にも短期

        支援のプロセスは共有すべし

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          居場所作りに助けられている

          僕の地域活動のスタート 今日は、居場所づくりに助けられているというテーマでお話しさせていただきます。 僕は、夏頃から職場以外のコミュニティで、色々な方たちとお会いしながら、共に地域活動をしているんですけれども、そもそもの目的としては、自分の本業である障害福祉と社会を馴染ませるような活動をしていきたいという思いがあります。 コミュニティでは、僕の一方的な思いだけではなく、地域や教育、文化を前に進めたい起業家の方やクリエイターの方、教育、福祉関係の方がいらっしゃって、それぞ

          居場所作りに助けられている

          多様性は環境と受容で育まれる

          今回、多様性は環境と受容で育まれるよねという話をしていきます。 最近、多様性は、よくダイバーシティ&インクルージョンとも言われたりするんですけど、そんな横文字はいったん置いといて、僕的に砕けていうと、多様性とは、「色んな価値観を持った人、様々な生活習慣を持った人と一緒にどう生きるのか、またその道をどうやって見つけていこうか、どう社会を作っていくのか、仕組み考えていこうよ」と解釈しています。 結論からいうと、多様性を育むのは、「環境」と「受容」が必要かなと思っています。 

          多様性は環境と受容で育まれる

          子育て中のご飯作りの話

          毎日、子育てしているお父さんお母さんたちへ。そんなに、ご飯作り頑張らなくても、いいんだよという話をします。 さて今回は、 僕の子育ての思い出話とご飯を作っているお父さんとお母さんと共有したいことがあり、文章としてまとめてみました。 僕の家族は、4人家族。子供たちが年子姉妹&我々夫婦は共働き。どこにでもあるような世帯です。 僕の実家は福岡で、奥さんの実家は県内ですが、車で40分程かかる距離。ご想像の通り、「ばぁばやじぃじのヘルプが日常的に得られない」世帯です。 となると

          子育て中のご飯作りの話

          うるさいの定義

          子供がうるさい→公園をなくして カエルがうるさい→田んぼなくして 確かに大きな「音」でしょう。 「音」を「騒音」ととるか「生活音」ととるかは、法律上で定義されていますが、音を受ける方の状態にもよるので、感じ方一つな側面もあるといったところでしょうか。   さて 僕は田舎出身で、今も程よい田舎に住んでる田舎好きな人間です。 子供の声やカエルの鳴き声は、生活音として許容できます。   ただ集中したい仕事している時に、保育園の運動会の練習を間近で数時間、聞き続けると、「うっ.

          うるさいの定義

          「寝た子を起こすな」は妄想

          おはようございます、林田です。 さて、今日は、「寝た子を起こすなは、妄想ですよ」というテーマでお話をさせていただこうかなと思います。 今回は 障害者の性について、少しお話をしようかなと思います。 性教育を始めたきっかけ 実は僕が、26歳の頃(入社して3年目)、入所利用者の方向けに性教育をしたことがあったんです。 時を遡ること、大学生の頃。 若い頃から障害者の性について興味があって、文献読んだり、卒論も書いたりしていて、障害のある方たちの性の問題について触れることもあ

          「寝た子を起こすな」は妄想

          体験からできるを引き出す

          おはようございます、林田です。 障害者支援施設で働く私、林田が仕事を通じて感じたり考えたり、または実践したりしていることを発信するラジオです。 さて、今日は、「体験からできるを引き出す」というテーマでお話をさせていただこうかなと思います。 障害のある人のプラン作成に伴うアセスメントについてのお話ですね。 このアセスメントというのは、簡単に言うと、障害のある人の身体状況、または健康状態、対人関係、コミュニケーションの領域でいうと意思の表出だとか理解、または家族関

          体験からできるを引き出す

          現場支援と経営のズレ②

          そんなこんなで、パート①では、4人の方のお話を聞きながら、僕の視点で感じたことをまとめてみました。 4名の方のお話を拝聴させていただくなかで、現場側、経営側のそれぞれの「福祉」の見方(価値)が異なっているために、ズレが生じているのではないかという視点に気付かされました。 支援者側からみる「福祉」は「専門性」や「寄り添い」ですし、経営側からみる「福祉」は「収入」や「ビジネス」です。 どちらも間違いではありません。 手段が違うだけで、目的は同じです。 では、これからやれ

          現場支援と経営のズレ②

          現場支援と経営のズレ①

          先日、障害福祉業界で活躍されている4名の方が主催された「福祉支援の現場と経営のすれ違いを探してみる会」のオンライン勉強会に参加をしました。 ここでは、現場支援者の「なんで上の人は現場を分かってくれないんだろう?数字ばかり出してさ」と感じるケースであったり、 一方で経営者側は、「なんで収入のこと、おざなりにするのか?お金を作るって仕組み、理解できてないな」と感じるケースであったりするなか、このズレを支援者側の視点、経営者側の視点から、深掘りし、議論していくのが、今回のテーマ。

          現場支援と経営のズレ①

          分かった?に潜む闇

          「分かった?」 よく子育ての場面でみられる 分かった?の声かけ。 親が、子供によく言うセリフの一つ。 例えば 「17時までに帰ってきなさい。」 「分かった?」 表現から中身を探っていくと、  =「言うことを聞きなさい」が、見え隠れする。当然だが、親は子の心配をする。しかし、行き過ぎると、「子供を支配する」フェーズにいかないとも限らない。そう捉えられる表現になる。 話は逸れるが、 障害福祉の現場でも近しい場面もある。 「分かった?」とまではいかないが、 スタッフが

          分かった?に潜む闇

          感情労働は頭脳労働と肉体労働に影響を受ける

          福祉の仕事って、感情労働とよく表現される。 「他人の感情に向き合う仕事って、すごいよね」と言われることも少なくない。 じゃぁ、そもそも感情は、どうやって動かされるのか? ぼんやりと考えてみたら、「環境」なのかなと。となると福祉現場での環境では、利用者の方であったり、上司部下であったり。または職場環境もあるだろう。 ヒトやモノのリソースへアップロードしたり、ダウンロードしたり、つながりを保ちながら、仕事をしている。 だとすると感情が動くのは、つながりのなかから、使用する

          感情労働は頭脳労働と肉体労働に影響を受ける

          反対意見と非難をチャンプルーすなよ

          組織やチームで支援や業務をすすすめていくなかで、相手の意見にNOと感じる場面に出くわす体験は誰にでもある。 うちの事業所も同じ。30人強の従業員数で、平日昼間は12〜13名で利用者支援にあたってる。入所も併設しているので、ローテーション勤務の都合により、朝夕とスタッフは少なくなる。 そんな小さな所帯でも、利用者のマネジメントや毎日の支援を進めたり、組織の中の委員会活動の運営も並行して進めたりしなくてはならない。 特に旗振り役のスタッフは、365日24時間、稼働している訳

          反対意見と非難をチャンプルーすなよ

          多様性をノーマルポジションにする

          僕の福祉のターニングポイントである大学の頃の話と今についての考察回です。 現在、悶々と抱えている思いや自戒を込めて、綴っていこうと思います。 最近耳にする機会が増えた 多様性って何?ダイバーシティって何? 遡ること20年前。 今でいう多様性のるつぼにあった大学時代。そもそも1997年頃には、多様性とかダイバーシティといった言葉は使っていませんでした。 元々福岡県の生まれ育ちで、高卒後、香川県の大学へ進学。社会福祉学科でしたが、講義はそこそこに、学内にいる関わったことの

          多様性をノーマルポジションにする