現場支援と経営のズレ②
そんなこんなで、パート①では、4人の方のお話を聞きながら、僕の視点で感じたことをまとめてみました。
4名の方のお話を拝聴させていただくなかで、現場側、経営側のそれぞれの「福祉」の見方(価値)が異なっているために、ズレが生じているのではないかという視点に気付かされました。
支援者側からみる「福祉」は「専門性」や「寄り添い」ですし、経営側からみる「福祉」は「収入」や「ビジネス」です。
どちらも間違いではありません。
手段が違うだけで、目的は同じです。
では、これからやれることって何かなと考えていくなかで、以下の視点とアクションが必要なんだろうなとまとめたものを記しておきます。
①支援者側と経営側双方向で「分からないの前にある知っておきたい価値」を共有する。
コミュニケーションの深度は
「知っている(事実の共有)」→「わかっている(目的の共有)」→「話し合える(理解の共有)」となります。
理解し合うためには、わかっておく時間が必要ですし、更に知っておく必要があります。価値を知り合う設計を整えなければなりません。
②支援者側と経営側、双方の持ち回りの中で把握したマーケット(人とのつながり)やニーズ(足りないリソースや課題)を出し惜しみしない
双方で把握したり、動かしたりしている情報の全てを開けっぴろげにするのではなく、目的達成のために有益な情報や問題点を持ち合い、価値のすり合わせを繰り返していくこと。ここはかなり難しいところです。
③WHYを核とするゴールデンサークルをブランディング化させ、採用〜育成まで一気通貫した取り組みを継続すること
スキルマッチよりカルチャーマッチ。採用の界隈ではよく言われるセリフです。
働き始め、育成していけるスキルを重視する採用ではなく、自社の考え方、理念、取り組みといったカルチャーに惚れる方を採用していく。
これはうちの事業所でも、大事にしている部分です。
現場と経営の間に挟まれ右往左往している中間管理職の皆様。
共に頑張りましょう。
きっと、何ができるはずです。
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