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創作(雑多なテーマ)

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割と自由に雑多な作品たちです。短いですよん。
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#冬

冬の終わり

冬の終わり

日差しに埋もれたい。温もりや全てを肌に融かして、ほしいままに纏いたい。そんな春を感じてしまって、冬を裏切ったような気持ち。

窓の外が灰色で、美しく輝く銀世界も好きなのに、オレンジ色に照らされる道にお久しぶりとご挨拶して、浮気者。

会いに行くには寒すぎる冬と、否応なく照らしてくる春。温もりを求めすぎて、気付いたら夏。愛に満ち足りた私は、夏を拒絶する。会いに来ないでと、夏を嫌悪する。

閉じこもる

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静寂と鼓動

静寂と鼓動

電車の中で、私はひとり。周りを見渡すとちらほらと乗客はいるが、私はひとり。窓の外は曇り。

向かいのおじさんは、スマホとにらめっこ。斜め前のお姉さんは、うとうとと。ドアを挟んで横の女子高生は、参考書をぱらぱらと。

お昼の電車。人は少ない。向かう場所は、特にない。決めていない。ただ電車に乗り、座席に座って、ふくらはぎに当たる熱風に耐えながら、私はひとり。

美しく彩られた黄色も、高い空も、そこには

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異端

異端

 バラック。すきま風が肌を刺す。何度も湯浴みをして、その結果肌が乾燥して、荒れた傷に風が染みる。

「ただいま」
 ターニャが唇を紫にしながら帰ってくる。

「おかえり」
 カチューシャが言葉少なく、そしてターニャの方を見ることもなく、小さい声で言う。言葉は少ないながらも震えているのが分かる。

「どうだった?」
「最悪。汚いデブだった。金払いが良くてもありゃ外れだよ」
「そんなこと言っても客は選

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