見出し画像

93.ゲシュタルトの祈り

私は私のために生きる。あなたはあなたのために生きる。

私は何もあなたの期待に応えるために、この世に生きているわけじゃない。

そして、あなたも私の期待に応えるために、この世にいるわけじゃない。

私は私。あなたはあなた。

でも、偶然が私たちを出会わせるなら、それは素敵なことだ。

たとえ出会えなくても、それもまた同じように素晴らしいことだ。

                    フレデリック・パールズ


***

この『ゲシュタルトの祈り』は、知人からずいぶん前に教えてもらい、とても印象的でした。祈りという名前ですが、これは詩のようです。

参考:ゲシュタルトの祈り | https://ieji.org/archive/das-gestalt


なぜ印象的だったのか。

自分に必要なものだったから、でしょうか。


私は時たま素敵な勘違いを起こすのです。

あなたが私のために生きているような、そんな錯覚に陥るのです。


極端な話をします。


お父さんも、お母さんも私のために生きていたわけではないのです。

お父さんはお父さんのために生きていた。

お母さんもお母さんのために生きていた。

じゃあ私は?



***

もっと自分のために生きる強さがあったら良かったな。

そう思います。

子供なんだから、

言いたい事を言ってよかったはず…

はず…


ゲシュタルトの祈りを思い出すとき、ふたつ確認をします。

『私は私のために生きているのよね?

あなたはあなたのために生きているのよね?』



『私は私のために生きていいのよね?

あなたはあなたのために生きていいのよね?

それが自然よね?』



***

明日もまた狂気の世界で生きるかもしれません。

明日もまた絶望するかもしれません。

それでも、この詩を思い出すときだけは、

私の心にも、あなたの心にも、平安がありますように。



🌻向日葵相談室🌻
【悩み事体験シェア会&相談会のご案内】 

次回開催:10月4日(日)14時~16時
場  所:郡山市中央公民館 2階 第6講義室 
費  用:無料
事前申込:不要
詳細はこちらをご覧ください。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?