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親になる覚悟
一年くらい会っていなかった(ラインはたまにしていた)友達から急にラインが飛んできた。
アムウェイの誘いかなと思ったら
「R(自分)の父ちゃん還暦なんやね!昼飯食ってたら隣やってご馳走してくれた!ありがとう!」とのことだった。
親がした行動で、自分がお礼を言われるのは不思議な気持ちになる。
ちょっと前にも行きつけのお店で友達とご飯を食べていたとき、父が顔を出してきて、帰る頃には勘定が終わっていたなんてこともあった。
父は、私の友達に会うと気さくに話しかけるから、よく友達から「Rの父ちゃんに会ったよ」と報告がくる。
そんなフレンドリーさもあり、昔からの友達には、Rの父ちゃんはTHE 男って感じでかっこいいよなと言われている。
兄がイジメられていたときには、高校に乗り込むわ、不良の家にも乗り込むわ、会社にも乗り込むわで、アメトークで乗り込み芸人枠があれば、レギュラー出演を果たしているに違いない。
子供の頃は、親は常に近くにいる存在なので、それがかっこいいと言うよりも、まぁそうだろうなくらいの感覚になる。
自分が親であれば、父と同じ行動を取るだろう。
親の姿を見て、良くも悪くも考え方が構築されていく。
人を傷つけてしまうような人間も、その人自体が悪いわけではなかったりする。
本人の意思とは別に、育った環境で人は簡単に腐るし、汚れるし、悪魔にもなる。
そうするしかなかった人間にならないように、親になるべき時が来たのならば、少なからずとも自分のことはカッコいいと思っていたい。
難しく考えすぎているような気もするが、それが自分の親になる覚悟に繋がるのだと思う。
そのこだわりを捨ててしまえば、全部を愛せなくなりそうな気がするからだ。
最近、仕事やプライベートでも新しい出会いが増えて
独身か聞かれるので「はい」と答えると、モテるのにとか、Rくんならいつでもできるよとか、よく言われる。
客観的評価のカッコよさって、取り繕った表面上でしかすぎないから
自分の中でのこだわりを満たす必要がある。
まだまだ先になりそうだな(笑)
還暦を迎えたということは、稼ぎも無くなるし、今度は息子たちが支えていかなければならない。
家族だから、還暦だからとかではないのだろうけど。
今以上に頑張らないといけないな。
Ps.きのこ帝国の金木犀の夜を聴く季節になった。秋はいいですね。
秋といえばなにって話を誰かとしたくなった。夜空眺めながら語り合いたいものだ。
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