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どうしたらブツ欲が湧きますか?

このnoteは、週明け全員が集まる会議の場でみんなに伝えている内容を可能な限りそのまま残しているものになります。

備忘録的な意味合いはありますが、同じような経営者、リーダーのみなさん、これからそういった役割を目指すみなさんに少しでもお役に立てたら嬉しく思います。
※本文に出てくる「マリサ」は、弊社社名の略称です。

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本文は以下より。

突然ですが、自分が住んでいる駅周辺の一番高いマンションはいくらか知っていますか?そのマンションの分譲主はどの企業ですか?管理会社はどこですか?そのマンションの坪単価はいくらですか?坪単価の計算方法、すぐに頭に浮かびますか?

ちなみに、会社公式のYouTubeの最新版はどんな内容でしたか?

ピンとこない人もいますよね。仕方ないです。自分ごとではないから。

不動産に興味がない、マンションにも興味がない、ITに興味がない。

仮にそう思っていても問題ありません。

ただ、働いている時間くらいはプロでいてほしいなと思ったりします。

我々は不動産を実務ではやっていません。これからもやる予定はないです。

だから、実務のことがわからないと嘆いてもなにも変わりません。

そういう意味では、街会は不動産を自分ごとにできるチャンスだと思っています。

恥を忍んで、楽しみながら不動産についてもっと話せる組織を目指そう。

不動産の常識レベルを上げるためには、恥を忍ぶ。これが大事です。知ったかぶりな雰囲気を出さないこと、知っている人は知らない人を茶化さないこと。

心理的安全性をどう確保するのかは、常にテーマですよね。

不動産にまつわるさまざまなことを知らなくて当然です。だって、今まで考えるきっかけがなかっただけだから。マリサにいたら考えるきっかけに溢れている。そんな会社にみんなでしよう。

街会はそんな想いから生まれています。どうしたらもっとみんなが不動産というものに興味を持ってくれるか。そしてそれに対してEさん、Hさん、Yさんが考えに考え抜いて企画を実行してくれました。一旦、お疲れ様でした。最高でした。

まだ正式決定ではないけれど、来期あたりマリサで不動産を買って、リフォームして、完成後のことまでプランニングする・・・みたいなことを考えています。細かくチームを分けて、不動産を買うところからリフォームを完成させるところまでをやってみようかなと。(言っちゃったからにはやらないといけないか)

ということで、やります。不動産、買うよ!(でも予算は小さいよ)みんなで考えてリフォームしよう!

さて、今回は「どうしたらブツ欲が湧きますか?」について。

最近知り合った20代半ばくらいの男性と話していて、雑談の中から質問を受けたことがあります。

「大学時代からフリーランスとして生きてきて、法人化までした。でも、人を増やす意義をそこまで感じないし、怖さもあるし、そこまで稼げなくてもいい。今くらいで満足している。そもそも、ブツ欲が湧いてこない。どうしたらブツ欲は湧きますか?」

私から出てきた答えは、「シンプルに買い物って楽しいじゃん?」という内容でしたが、まったくと言っていいほど刺さっていませんでした。笑

考えてみれば、買い物が楽しいと思えるならブツ欲のことで悩むことはない気がするので当然といえば当然だったかもしれません。私の答えにセンスがありませんでした。

今の若い子はーーーーと、あまり言いたくありませんが、世の中的に、無駄をしない、失敗しない、背伸びしない、というか、してはダメ!悪!ダサい!コンパクトに!と、外圧で押さえ込まれている気がしています。

所有悪みたいな風潮なのかな。車も自転車も服もアクセサリーも借りられる時代だもんね。(なんなら、人もね)https://x.com/morimotoshoji

一方で、SNSで大金を積んで、スーパーブランドものに身を包んで、良い時計をして、良い車に乗って、良い家に住んで、でも蓋を開けたら危ない仕事だったみたいな。

もう、両極端なんだよね。

スーパーブランドや高級時計、高級車がどうかは別にしてもブツ欲はあってもいいんじゃないかな。

おしゃれが好きなら古着やユニクロやGAPで大量に服を買うでもいいじゃん?

カーシェアの時代にマイカー買ってもいいじゃん?

ブツ欲がないならないで、その分旅行するとか、おいしい(好きな)ものをとことん食べるとか、決して高級なものでなくても、体験することはできる。それだってある種のブツ欲だと思う。

冷静に考えてみると、今の時代って余白がない(許さない)のかもしれない。

便利さを追求した結果なのかもしれないし、時代は繰り返すとはよく言ったものだけど、現代病みたいなことなのかもしれない。

38歳のギリギリ昭和生まれの私はこんなことが楽しいと思ったりします。

買い物に行く → ぷらぷらする → 予定のないものまで見てしまう → 迷う → 一旦離れる → お茶する → やっぱり戻る → 買う → 案の定、失敗する → でも笑う → 思い出になる

余白っていうか、ただの効率の悪いおっさんに見えるのかもしれないけど、これが楽しいんだから仕方ない。

そもそも買い物に行くまでに違う会話やできごとがあったりしますよね。だから楽しいのかもしれません。

もちろん、Amazonは便利。なくてはならないサービス。それにレコメンドも充実しているのだろうけど、ぷらぷら買い物しながら無駄に出会う感覚ではない。あくまで効率が良いレコメンドという感じ。

私がAmazonでついで買いするのは、なにかのハード製品買った時のコード類や電池みたいな絶対ないと困るものくらい。

ミニマリストを否定はしないけど、自宅に無駄なものがあったっていいじゃない。

好きな人との出会いもそうかもしれないね。

マッチングアプリで、顔、趣味、会話とすべてをクリアしてから会う。

昔はナンパやら合コンやら人からの紹介が主流だった。

合コンなんか当たり外れがあって、毎週反省会していました。(相手のことを反省させていただけかもしれません。ごめんなさい)

これも、誰かとの思い出がセット。

そもそも誰かとなにかすること、共有すること、愚痴ること、嘆くこと、喜ぶことが減っているのかな。

たまには、あーーーマジで無駄だったわー!って経験してもいいじゃないかと思います。いつか、その経験が他で生きたりするわけですよ。

失敗しちゃいけないのではなくて、失敗からしか人は学ばないってことを忘れてないか。失敗を余白って呼んだらなんかそれっぽくていいのかな。

こんなことを考えていた一方で、我々は今後、こういった考え方のユーザーと対峙していかないといけない。

同じ国の人なのに、常識的な感覚が根本的に異なる。

マリサの中でもこういった感覚は人によって違いますよね。むしろ違って全然OKです。

私が若い頃の若者とおじさんの感覚の比ではないくらい、常識の範疇が変わってきた気がしています。

自分と違うから間違っている、わからないと言っていたら、本当に付いていけなくなる。どうしてそうなってしまうのかということをもっともっと考えていかないと、我々のサービスも追いついていかないのかもしれないね。

今、我々のサービスは比較的30代、40代以上のサービスなのでまだ許されるのかもしれないけど、10代、20代向けのサービスなら、発想がまるで違うのだと思う。

一例を挙げると、賃貸物件をinstagramから問い合わせをするという発想、選択肢が私にはまったくありませんでしたが、主流にさえなっている賃貸会社さんだっている。

小さなところでパラダイムシフトはいろいろ起こっていて、こういったものは徐々に侵食していて気がついたら全部が変わっているみたいになるのだと思う。

これはまさに、茹でガエルの現象。

ブツ欲の話から飛躍し過ぎたかもしれないけど、でも、時代は着実に日々変わっていっている。

でも、いきなりは変わらない。

そのトレンドをつくるのも、巻き込まれるのも人間。

だから、いろんな人に会っていろんな感覚を身につけることは大事なのだと思います。

マリサで働いているみんなのアイデアが、いつか日本中で当たり前になる日がくるかもしれません。どうせやるなら世の中に一石投じよう。

6月17日の週もよろしくお願いします。

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