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このnoteは、週明け全員が集まる会議の場でみんなに伝えている内容を可能な限りそのまま残しているものになります。

備忘録的な意味合いはありますが、同じような経営者、リーダーのみなさん、これからそういった役割を目指すみなさんに少しでもお役に立てたら嬉しく思います。
※本文に出てくる「マリサ」は、弊社社名の略称です。

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本文は以下より。

コワーキングスペースについてはこれから運用が開始されますが、あくまでまだテスト的な意味合いです。チームのリーダーが「なし」と判断したらなしになることもあるということは理解しておいてください。

先日から強調しているように、あくまで自分たちの都合ではなくチームや会社のために必要なものを用意しているということを理解してください。

先日、人材紹介の人たちと話をしていて、マリサで当たり前のことを文章化すると意外とおもしろいかもということで文章化してみました。

我ながらなかなかおもしろいことしているなと思いつつ、こういったことがなぜできるのかと思うと、みんなのことを信用しているからです。

「信用」というのは、自分さえよければ他はどうでもいいという思想ではなく、チームや会社のために動ける人たちということ。

さらに人数が多くなった時に同様のことができるかどうかはまだわかりません。

でも、今のメンバーであればある程度のことを自由に任せることができると思っています。

3年働くと10万円と特別休暇。3年ごとに。3年功労制度

書籍購入は全額会社負担。基本ノールックでOKします

News Picks無料。年間契約。途中で退職しても問題なし

資格試験対策の講習費用、会社負担

シャッフルランチ。会社で負担するからいろんな人とランチしておいで

この指止まれ。平日日中に誰とどこに行こうがなにしようが容認します。費用も会社が負担します。とにかく会社のためと思うならやってみて

申請型フレックス。定時は9:30-18:30。8:00に出社したら17:00に帰っても良いよ。その代わり事前に申請してね。
(これはまだ試験運用中)

必要な人には全員に会社クレカ発行。経費精算の軽減もあるけど、自分で一旦出さなきゃいけなくて躊躇するくらいなら、会社のカード使って。その代わり、会社のためになることをして

ゲリラ飲み。社長が気まぐれでやる飲み会。参加は自由。最近はボーリングからのTGIFが多い。

(最近追加)
仕事に集中するためにもコワーキング借りるから自由に使ってね。

マリサの環境を言語化しました

もちろん、こういった投資ができるのも、しっかりとみんなが結果を出してくれているからです。

権利と義務という話に似ていますが、自由や恵まれた環境をつくるためにはそれなりの背景や代償がないとできません。

一つは、圧倒的な経済的優位性。要するにめちゃくちゃ儲かっていれば、お金があれば、自由なことができます。やりたいか、やるべきかどうかは別にしても、できます。これは事実です。

ただ、このパターンは瞬間的には良くても続かない気がしています。なぜなら、たまたまビジネスがヒットして、しっかりとした背景がなく環境や待遇だけを良くしてしまうパターンだからです。

もう一つは何度も言いますが、自分都合ではなく、チームや会社のために動ける人たちがいるかどうかだと思います。

このパターンの場合は、稼げていなくても、将来に賭けて投資ができると思う。

なにをもって自由や恵まれた環境というかは人それぞれかもしれませんが、マリサは昔からある程度自由で恵まれた環境だったと思います。テマエミソにはなりますが、今も残ってくれている当時のコアなメンバーたちが、自分よりもサービスや会社のためを考えて行動してくれていたからだと思います。

この話、意外と理解できない人が多いんですよね。それって、会社が搾取したいからでしょ?洗脳してるんでしょ?と感じる人が多いみたいです。

採用の面談で「利他」の話をすると、ぽかーんとする人が一定率います。

「御社で活躍している人はどんな人ですか?」という質問に、私は誰に対しても「素直さ」と「利他」と答えます。

実際にできるかどうかは別にしても、素直さはイメージがつきやすいですよね。(みんな素直でいられてますか?)
問題は利他です。単語自体、聞いたことのない人がほとんどです。

こう答えます。

自分の人生、自分が主人公であることは否定しません。うちのメンバーも私だってそこは変わりがありません。でも、自分を犠牲にしてもチームや会社を勝たせる思考、行動ができるかどうかは弊社の中では重要です。多くの会社で利他が成り立たないのは、全員をライバル(敵視)とする環境か、単に浸透仕切ってないから。要するに、10人の内、1人だけが利他を意識していた場合、その1人にしわ寄せがいき、感謝もされず、苦しくていづらくなります。でも、これが8人、9人、10人と同じ思考なら、前回は違う人が無理してがんばってくれたから今回は私だ。と思えるようになる。無理してがんばってくれた人に対して、社交辞令ではなく心の底から感謝を伝えることができる。なぜなら大変さが自分ごとのようにわかるから。なにより、他の人ががんばってくれていることが対岸の火事ではなく自分の島で起こっていることとして捉えることができます。他チーム、他事業部だとしても。そして、意識できない人、考えが合わない人は勝手に辞めていきます。だから、利他を大事にしています。

ちょっとした宗教かと感じる人もいるかもしれません。ただ、そう感じるのであればそもそもうちの環境には合わないのでミスマッチだから話せて良かったという感じです。

マリサの在籍が長いメンバーも日が浅いメンバーもいますが、我々の考えや行動は100点ではないにしても日に日にどこにいっても通用する人間になってきているかもしれないと感じます。

職種の能力という意味では、上には上がいるし、その能力のブラッシュアップを忘れてはいけないのだけれど、組織で勝つという集団という意味ではそんじゃそこらの企業には絶対に負けない。それくらいパワフルになってきています。

最近、自分の中でも言語化できてきたことがありました。

マリサはマンションナビやロボ査定、FDC、データとサービスが素晴らしいからここまで上ってくることができたのは事実なんだけど、それをつくってきたメンバー、販売してきたメンバーが素敵だから、ここまでくることができたのだと。

マリサは、サービスの手前に必ず人がいる。

そのことを改めて感じています。

なので、もっともっとおもしろい、意味のある環境をつくっていきたいと思っているし、廃止していくものも出てくると思うけど、会社全体がより良くなるためならいろいろやってみよう。

最後に、現実的な話を一つ。

今回「312万円」という数字を忘れないで欲しいと思って記します。

312万円、決して小さい額ではないです。

現在、マリサの社員数は14名です。アルバイトさん、業務委託さん、役員を合わせると26名になります。

毎月必ず一人ひとりが1万円分「利益を上げる」または「コストをカット(値引き交渉含む)」した場合、26万円になるのでこれを12ヶ月続けると「312万円」という金額になります。

売上ではなく利益。もしくはコストの削減です。

月に312万円の利益を増やすことは難しいですが、年間で考えるとできそうな感じですよね。

仮に毎月全員が5万円分の利益改善、コスト改善できたとすると、年間で1560万円になります。とんでもない額になりますね。一ヶ月の営業利益を超えます。

給与や福利厚生は、どんどん当たり前になるので、新鮮味やありがたみがなくなるものです。

人間は慣れる生き物だから致し方ないものだと思います。

一方で、得られるものがある以上、それ以上に増やすもしくは減らさなければ、維持することが難しくなります。

それでも先行投資が必要なことだってあります。数ヶ月、数年後を見据えてかかるお金も。

大事なことなのでもう一度言います。

待遇や環境を良くしていけばいくほど、得るものを大きく、出ていくものを少なくしなくてはなりません。

当たり前なんですが、この当たり前が意外とできません。

人は一度上げた生活水準をなかなか下げられないのと同じです。

一人ひとりがチームや会社のためにどうしたら動くことができるか。それを考えてくれるから環境もより良くしていけるんです。一人だけではなかなかできなくても、チームならお互いに指摘し合ってできるのではないでしょうか。

その一方で、節約、我慢さえすればいいということだけではありません。人材、開発、制作、広告、データなど、ありとあらゆるものにはお金がかかります。今、あなたが1億円あったらなにに投資しますか?という質問と同じです。

まとめると、節約して利益率を上げろ。未来のために新規のことに投資もしろ。というオーダーです。

もちろん、どれだけ意識して取り組むことができても、結果が出なければ維持、継続できないことも出てきます。でも、考えて行動し続けない限り劇的な結果は絶対に出ないんです。

みんなで、考えて行動して、もっともっとおもしろい会社にしていこうね。

7月22日の週もよろしくお願いします。

最後に

7月の途中経過を踏まえた上で、8月に賞与を支給することを決定しました。金額については7月末頃までにリーダーから改めて各自に告知があると思います。

これもいつも言っている通りですが、基本的には自分の給与は年俸制で考えてもらいたいので、賞与ありきだとは思わないでください。どれだけ営業利益が出せても、新規事業や人材獲得などに投資して利益がなくなることはあるからです。利益が出せたことと賞与が出せることはイコールではありません。ここはくれぐれも忘れないように。

なにより大切なのは、今期の初めに自分やチームに課した目標が達成できたのかどうかです。達成ができていないのに賞与が出ているメンバーは心の底から悔しがっていただき、来期に生かして欲しいと思います。

厳しいことを言いますが、世の中がんばっているから給与が上がったり賞与が出るということはほぼないと思った方が良いです。

とはいえ、それほど多くはないものの、昨年度末に続き、2月と8月に支給ができたことは会社の代表としては素直に嬉しく思います。私もまだまだ未熟なので、厳しい自分と甘い自分が二人存在しているのは事実です。ご理解ください。

尚、入社半年に満たないメンバーについては、原則なしですが今回は少額ですが支給することにしました。大切に家族や自分のために使ってもらえればと思います。

14期の残り1ヶ月、しっかり走り切ろう。

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