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ボタニカル哲学(後集96)争わざるを勝ちと為す

達観した人の風流とは、心に悩みの無い悠々自適な生活が営まれていることである。だから、酒を無理には勧めないことで喜びとし、碁を打っても勝負しないことを良しとしている。笛は指穴がなく、琴には弦が無い方が上品であり、会見は日時を決めない方が率直となれるし、客人は送り迎えしない方が双方にとって気楽である。もし、一度でも世俗の礼儀、常識、慣習に囚われ拘ると、世俗の苦痛が蘇ってしまう。

つまり、損をしたくないといつも考えるような軽薄な人間は本質を考えず、形式的な慣習に心を奪われ、それを常識として親切を押し付け、慇懃無礼を励行し、しようとしながら出来なかったことで自分を虐め、他人に気を使わせるのは本末転倒ということ。

言換えると、達人とは、人間本来の在り方を見失わず、本質を見極め、自然体で生きてゆくのが正道だと解かっている人なのだ。

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