ボタニカル哲学(後集43)栄進を望む心が憂畏のもと
私が自分から立身出世を望まなければ、高収入という餌の誘惑に心配はしない。また、私が出世競争をしなければ、役所勤めで危険な目にはあわない。
つまり、欲望には誘惑が付き物だということ。
言い換えれば、達人は要望を捨てさえすれば、安心して暮らしていけるのだ。
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