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ボタニカル哲学(後集44)自然と賞で、自然に学ぶ
素晴らしい景観の大自然の中をのんびりと歩いていると、俗世間で心にこびり付いた埃は徐々に取れる。また、風流な文化である詩、書、絵画などに親しんでいると、世俗的な気分は徐々に消えてゆく。だから、上に立つ立派な人間は、本来は眼前の物事を左右されてはならないが、時には物事を利用して心を調えることも必要だ。
つまり、達人は物事の拘らず囚われないことを主眼としているだろうが、それを拒絶するのではなく、あるがままに受け入れ、心を調えるのに利用することが大切だということ。
言い換えれば、達人は自然体で生きているのだ。
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