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ボタニカル哲学(後集63)天然の音楽、自然の絵画
林から聞こえる松風の響きや岩をの間を流れる泉の音を静かに聞いていると、それが大自然が奏でる妙なる音楽であることに気付く。
野原の果てに棚引く霞や清らかな水面に映る雲の姿は、揺ったりした気持ちで眺めていれば、大自然が描き出す最上の絵画であることに気付く。
つまり、心の余裕が美しさを発見でき、その美しさは本来の心を呼び覚ましてくれるということ。
言換えれば、先ずは心の余裕をつくり、大自然に身を任せてみることが人生の仕上げでは大事だということ。
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