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ボタニカル哲学(後集7)心を澄ませて真実を見る
鳥のさえずりや虫の音も、徹見悟了してしてみれば、全てそのものがそのまま文字言語を離れて伝えられる真理そのものである。
また、花びら草葉の色も、真理を伝える文字無き表現以外の何ものでもない。だから学問を志す者は、生れながらにして備わっている純粋無垢な本心を、水晶のように透き通った心中にあることを気付き、現世で見聞きする全ては真理そのものであるということを心得ておかなければならない。
つまり、退役後こそ物事の本質、原理原則を探究しようとする者は、大自然の原理原則は目に見える現実の背後に現象しているし、心の中の邪心の背後に現象していることを、心に留め、宇宙の本質は「無」であることを知りなさいということ。
言い換えれば、達人は、退役後の時間を人間完成に当てる期間と認識しておくのが良い。
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