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【商業出版する方法+264】編集者は「半歩先の新しさ」が好きなんです。

元KADOKAWAのビジネス・実用書出版コンサルタント+編集者+ビジネスプロデューサーの渡邉です。



編集者が欲しい本の企画のネタって「半歩先の新しさ」だったり、「今まであるようでまだ出てない」情報だったりします。


先だって「経営をやってきたが、事業譲渡しfireを達成した」みたいな経営者さんが出版相談にこられたのですが、それだけだとフックは全くないです。


これがもう3年前だと、fireという言葉の響きが新しかったこともあって、私も「なになに!?」と面白がって飛びついたかもしれない。


でももうある程度「浸透」もしてきて、fireに関して「あーだこーだ」と賛否もある世論の状態に変容してきている。


となると「まったりネタ」になるので、それだけで何か価値が高まるか、、と言われれば全く価値は高まらないです。


むしろメディアにとっては「それがどうしたんですか」程度の印象になるでしょう。 


この方に対しては、「ご自身のこれまでの経験や軌跡を赤裸々にブログになどに綴って、それらが市場的にどう求められるのか。どんな反応があるのか。を探ってもらえませんか」とアドバイスはさせてもらいました。 


要はこれから、

「本当に商業本として売れるネタを仕込んでもらう」
「商品価値が高いコンテンツを創ってもらう」

段階にいかないといけないってワケです。



「私こんなすごいこと体験しているんです」。



と主張されても、それを「編集者」ではなくて、先に世に出して世論の反応を見る、ってことが今時「令和」の出版行動のスタイルです。



その手法は、、


>SNSやブログを発信してみての”反応”だったり
>ビジネスを行っていく中の、顧客反応


が良いわけ。


本を出したい人に多いのが


>編集者に話を聞いてもらいたい


その先にあるのは


>編集者に褒められたい・認められたい


というある種の「承認欲求」だったりします。



でもそういう承認欲求を「編集者」に求めてはいけません。
先に求めるのは「世の中の人々」であり「世間」です。
もっといえば「読者」ですね。


SNSを通じて繋がっていく人々です。
読者です。


ここでどれだけ勝負できるか。
ここでどれだけ価値を高められるか。
そこがこれまでの時代の出版活動と大きく違う点。



「令和時代の出版」は"SNS社会”と密接に繋がっているのだからこそ、SNSを巧みに利用できる著者が勝ちます。


そして世論や世間の人々というのは、面白いことに「半歩先の新しさ」にめざとかったりします。 


だから、あなたのコンテンツが注目を浴びる(売れる)ということであれば、それはどこか目新しさを含んでいる場合がある。


もちろんここで大事なのは「見せ方ばかりはうまくて、中身がない」という人も圧倒的なので、見極めは大事なのですが。。


ただそこら辺の見極めは編集者は「バッサリ斬り!で判断していく」ので、安心してもらったらいいと思います(笑。 


とにかく、、


・先に世に出して
・自分のコンテンツがどれだけの価値を与えられることができるのか
・新しさがあるのかどうか


ご自身でも見極める活動(市場調査と市場創生)が、令和の出版世界における著者の役割になってくると、ますます思いますね。


何か参考になれば幸いです。


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