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【商業出版する方法+α71】ビジネス・実用書の出版をお考えなら「これ」を大事にしてください。起業家・経営者向け発信

元KADOKAWAのビジネス・実用書出版コンサルタント+編集者+ビジネスコンサルタントの渡邉です。

ビジネス・実用書の世界で「著者」として活躍したい!とお思いなら「これ」を大事にしてください、という内容です。

本を出したい!と考える方はゴマンといます。
その中でも「起業家・経営者」として独立起業して活動する方と、、その前段階予備軍・・みたいな人もいます。
今回はすでに「独立」していて「自分で事業を起こして、展開しきっている」かた向けです。

まあこういうかたが、「出版」をお考えになられたりするケースがほとんどでしょうが。
ひとまずそれを踏まえて、私の見解をシェアします。

1)どこの「ジャンル」で勝負できるか。どの市場で本を出せるか。そこの目星をつけてください。
→本屋さんに足を運んでみてください。いろんな本がいろんなカテゴリ・テーマに分かれて置かれてあると思います。その中で、自分のコンテンツはどこの売り棚に置いてもらえるのか。その可能性があるのか。そこを考えてください。
勝負する市場を確認しておきましょう。

2)ジャンルを決めたら「類書」を調べてみましょう。
類書とは「競合書であり、メンターとなるべき本」という意味です。出版社の編集者もそうですが、営業もこの「類書調査」「類書の売れ行き」に注目します。
また、類書が5冊以上あれば、比較的「売りやすい」「売れやすい」本に仕上がりますが。5冊もない!となれば要注意。
そのジャンルは、意外にも読者がいない幽霊市場の可能性があります。
類書は多ければ多いほど、需要が高いということ。できるかぎり「需要が高い市場・テーマ・ジャンル」で出すことをオススメしたいですね。

商業本はブルーオーシャンよりもレッドオーシャンテーマの方が、意外に出版社のヒキも強かったりします。
ただ、レッドオーシャン市場で戦う場合は、「差別化」「ブランディング」の構築が必須ですので、この点はご注意。
似たような本が多いからこそ、「オリジナリティ」と「半歩先の新しさが内包され」たコンテンツを求められます。
  

3)実証されているスキルやノウハウが本になる
時々「〜ということを考えていて・・それを本にしたい」という人がいますが、これはNG行動です。
考えている、、というのは「世に出してその有効性が実証されていない」という事実になります。
もっとわかりやすい例を挙げれば「臨床が済んでない薬を販売する」という危険を孕んでいるのと同じ、のです。
すでに「世に出していて」「スキルやノウハウの実証性があり」「多くの人がそれで救われている実績」がないと、上記のように「臨床されてない薬を販売する」ようなものになるので、編集者は絶対あなたを選ばないでしょう。そして「別のコンテンツないですか?」聞いてくるでしょう。

頭の中で考えていること、ではなく「世にアウトプットされ、有効性が実証されている」「実績や良好な結果が出ているスキルやノウハウ」が本というパッケージングにすることで本当の社会貢献になります。

ハウツー本の世界であるからこそ、ここは勘違いなさらないでください(でも多いんですよ。妄想や想像やアイデア「だけ」で本にしたい、という人。「思い」は自費出版で実現されたら良いと思いますよ)。
 
 

4)ビジネス・実用書は著者の方でも販促やPR戦略を考え実行しよう
→勘違いされやすいのですが、ビジネス・実用書の世界はかねてより「著者が自著を販売する」「その協力やルートを自分でも持っておく」のがデフォです。
その意味で、人文書や小説・文芸系の本とは全く異なります。

だって別の意味で「名刺がわり」とか、言われるわけじゃないですか。
そして多くのビジネスパーソンの出版の目的は「ブランディングツール」でもある。
潜在的にその意図があるのが明白だからこそ、自著は自分で売る、ということも腹に据えてくださればと思います。


実際「売れている本を出している著者さん」ほど、自分で売る場を仕掛けたり作ったりしています(セミナーで売ったり、メルマガで特別プレゼント!と称して本を売ったり・・・いろんなことをされている方が多いですよ)。
出版社が売ってくれない、、ではなく、ビジネス・実用書の世界は、実は昔から著者もどんどん自著を広報・販促していく行動をとっているのが当たり前の業界です。
その意味でも、ご自身でもPR・販促していける人が、著者として継続的な活動が続きやすいとみていて感じています。 
 
 
5)先にブランディングしておいてください。
「出版ブランディング」「ブランディングのための出版」と、ビジネスパーソンはよくおっしゃいます。
しかし出版社の編集者からしたら、著者のためのブランディングの出版なんて意味不明・・・です。
厳密に言えばお客様は「著者」ではない、からです。本当のお客さんは「読者」です。

お気持ちは色々とわかりますが、口に出してアピールしても賛同は得られませんので、ご注意ください。
 
そして出版でブランディング・・・というよりも、ある一定のレベルまでは「ご自身でもセルフブランディングを確立しておいて」ください。
これが全くない状態だと、コンテンツ創り・ブランディング構築からとなり、非常に手間がかかります。
コンテンツ創りやブランディング構築は・・・これも勘違いされやすいですが、今の時代は出版社の編集者の仕事ではありません。
それこそ、私のような「出版コンサルタントやプロデューサーの役目」です。
出版社の編集者は”メーカーのスタッフ”でしかないので、コンサルみたいなことは本来やってはいないし、やるのが仕事ではありません。
あくまでも、商品としての本作りのみに集中する必要があると、考えます。
だからあなたのブランディングが云々。。ビジネス・ブランディング構築云々。。。みたいなことは、今の編集者は基本しませんし、させないことが重要です。 

そこは別にコンサルに頼むか、ご自身でも勉強するなどしてセルフブランディングを確立しておいてほしいと思います。
 
 
ひとまずはこんな感じです。
何か参考になれば幸いです。

 
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