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「辞める」ことの選択①

続けることは大切だと思う。
だけど、今思うとわたしは続けたことがないかもしれない。

熱しやすく冷めやすい。まさにそれかも
できるまではとことんやる。短期集中。ひたすら時間も忘れてそればっかりする。なのにできた途端辞める。
だから、職人にはなれない

私は大きく3つのことをこれまで辞めた。
①大学の部活
②新卒で入った職場
③転職先の職種

長くなるので今日は①大学の部活を辞めたお話を。

①大学の部活
大学ではラグビー部のマネージャーをしていた。ラグビー部に入ったのは、先輩がおもしろくてかっこよかったから。あとは、全然今までしたことのないことをしてみたかった。ラグビーという競技を知ったのは大学に入ってから。

でもマネージャーは私には不向きすぎて
ラグビーのルールもわからなかったし。たぶん興味がなかったんだと思う。
笛の吹き方もマーカーの置き方も、覚えられなかった。
ぼけーっと放課後練習風景を見てるだけ。いつも心ここにあらず。マネージャー失格。
なんせ、夏合宿が最悪だった。まるっきりお盆にかぶってて、地元に帰れなくて友達に会えない。暑くて早起きだし、あと私は男の人に対する免疫がなくて?男友達とかいなかったし、どう接したらいいかもわからなかった。笑
なんで入ったんだろう。
この時間なんなんだろう。

そういう想いがつもってきて、就活もはじまるし、国家試験もあるし、このまま続けてても時間の無駄だと思って、3回生のシーズンが始まる前に辞めた。

同期のマネージャーに辞める理由が納得いかないと言われた。「辞めるなら、こういう目標があって辞めるとかこれがしたいから辞めるとか、それなら納得いくけど、やりたいこともないのになんでこのタイミングで辞めるのか納得できない」と。
私はそのとき思った。
次にしたいことがないと辞めたらダメなのかと。辞めたいから辞める。それが理由。それに納得してもらわなくてもいいと思った。人に納得してもらう意味もわからなかった。

辞めてからは、ほとんどの部員とは疎遠になり、マネージャーとは犬猿の仲になった。
3年間は一緒に一応がんばったのに、辞めた途端扱いはこうか、関係はこの程度だったのかと思った。悲しかったし、腹が立つことも言われたけど、自分で決めたことだからしかたない。今では気にしてない。辞めても、そんなことでは変わらない関係が友情なんじゃないかな。わたしもそれだけの関係が築けていなかったんだと思う。

結局、不思議なことに私が辞めた後にラグビー部に入った後輩が今の私の旦那さんになってる。笑(同期の唯一仲の良かった部員つながり)
近年のラグビーブームでわたしもラグビーの面白さが分かって好きになった。
だから、ラグビーという競技に出会って、ラグビー部に入ったことは、旦那さんと出会うためだったんだと思う。 (これは後付けの強がりなんだろうか笑)

「辞めること」と「諦めること」は少し違うとわたしは思っている。続けることは、忍耐力、継続力が必要で容易なことではない。辞めることはわたしの場合、勇気が必要だった。辞めることは何かを失うことでもある。先行きの見えない不安もある。

「辞めたい」と嘆く間は人は辞めない。
「辞める」「辞めよう」と心に誓ったとき人は辞める。もうそのときは心が決まってる。

辞めると何かを失う代わりに、新しいことが始まる。よく聞くが、終わりは始まりだ。

続けることは時には大切。
日本では「継続力」が評価され、何かを続けることが美徳とされている気がする。

でも、もし変えたいのであれば、もし変わりたいのであれば、辞めるという選択も必要だと思う。不要なものは自然に離れていくこともあるけれど、自分で選択すること。
何かを得たいのであれば、何かを手放すことが必要だと思う。

chaico.






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