高速戦隊ターボレンジャー、第38話「人を喰う地獄絵🖼️は」
「人間は皆、俺の芸術の中で、地獄色に染まって死ぬのだ!自らの地獄絵に封印された、長く苦しい年月よ。それを破ってくれたのは、俊介。お前だ!」
人間の持っている色という色を吸収して、絵の具にしてしまうジゴクエボーマ。
人の色と最後には命も奪ってしまう能力で大地・洋平・はるなを地獄絵に取り込んでしまう。
テーマは″作り出せないもの″
自分がふざけた事で暴魔獣を復活させてしまった事を悔やみ、仲間を救おうと危険を省みずジゴクエボーマへ飛び込もうとした俊介(イエローターボ)。
そんな彼の熱意に冷静さを加えた太宰博士の言葉を今話の神セリフとして選ばせて頂いた。
白は知覚の色で作れない。
無論、力達の個性も…誰も作る事は出来ない。
スーパー戦隊には各個人にカラーが存在する。
それは、彼らの個性としても現れている。
赤→情熱的で熱い
黒→影でメンバーを支える体幹部
青→冷静でクール
黄→お調子者で元気印
桃→しっかり者だけど可愛げがあっておっちょこちょい
そんな彼らだからこそ、ターボレンジャーという絵画が初めて誕生する。
絵の起源は諸説あるが
″祈り″
だという。
聖獣ラキアや妖精シーロン、更には太宰博士の想いが乗っかっているからこそ、その絵画には力が生まれる。
そして、ターボレンジャーの力は力達なのだ。
今話は俊介の仲間を助けたい祈りが彼らに力を与えた。
そう、真っ新な″白″い姿と想いで。
ジゴクエボーマの弱点も、絵の中の″白い部分″であった。
人の体の中に無い″純粋な白″。=ジゴクエボーマがどんなに頑張っても吸収できない色。
吸収、意見や方法を自らに落とし込んで自分のモノにする事。
俊介(イエローターボ)は太宰博士の助言を自分のモノにした。
対して、ジゴクエボーマは流れ暴魔ヤミマル・キリカの協力を拒んだ…。
自分が迫害していた暴魔百族に入れない彼らからアドバイスを受ける自分が許せなかったから、、、。
そして、結果は歴然だった。
ジゴクエボーマが、もし仮に人の血が流れている流れ暴魔ヤミマル・キリカの力を借りて、ターボレンジャーへ相対していたとしたら、この闘いの結果は変わっていたかもしれない。
人の意見、受け止める為に一旦自分のプライドを捨てなければいけない時が人生では必ずある。
大切なのは″素直な心″だ。と私は思う。
突っ走りたい時、ストッパーとして意見をくれる人はそんな時には必ずいる。
受け取る為に必要なのはプライドの鎧を捨てる事。
意見をくれる人は少なからず、貴方を思ってくれている人。
自分だけでは作る事のできない色。
それが意見でありフィードバック。
柔軟な素直な心で受け取り、貴方の人生に新しい色を…。
今話から、受け取る心構えをして頂きたいと思う。
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