【要約】自分を超える法 読書記録11
自分を超える法
ピーター・セージ
父の本棚から見つけた1冊。
自己啓発あるあるの「自分を変える法」かと思ったら、「自分を超える法」だった。
英語の本を日本語訳しているものになるので、不自然な日本語の多く、読みずらさのある本だという偏見と共に読み始めた。(この手の本はあまり好きではない)
でもこの本はそこまで読みずらさを感ずることなく、翻訳者?がとても上手に文を書いてくれている感じがした。
内容としては、「成功の心理学」「お金のつくり方」「リーダーシップ」「世界観を作る」「文章術」の5つで構成されている。
個人的に一部、好きな部分を紹介する.
人間も所詮は動物で、感情で人間は毎日の意思決定をするし、行動をする。
だからこそ、「消費者の気持ちになって考える」とか、「クライアント第一の」とかいうマーケットインの発想をすることがビジネスでも必要とされる。
「情」か「論」か。
上手いバランスを取ることに越したことはないが、「情」は人間である以上失うことはない。
最後は「情」みたいなシーンは日常で多々あると思う。
やっぱり僕にとって「情」に厚い人は魅力的に映る。
ここではビジネス始めた時の、初期段階の話をしていた。
資金を調達することはビジネスにおいて大切だけど、それ以上にその資金を調達するための戦略を考えることの方がもっと大事、という話。
他人は持ってないけど自分は持っているという、価値となるものをうまく利用して、資金を調達する。
そこにはより良い戦略が必要で、その戦略を考えることこそお金より大切なことである。
ビジネスをしていないから何とも言えないが、「お金がない→貯金を切り崩す」とか、「お金がない→銀行から借り入れる」とかに加えてもう一つ選択肢があることを知っているということが大事な気がした。
「ゴール(目標)」と「予想」が混同している場面や人が多いように思う。(自分自身も含めて)
例えば、次の3セット目、
「スクワット何回挙げる?」
というゴール(目標)を聞く。
「1セット目は10回で、2セット目は9回だったから、、、」と考えて、
「8回!」
と答えたとする。
と、それは完全に「ゴール(目標)」と「予想」を混同している。
このシーンにおける「ゴール(目標)」は少なくとも10回である。
8回は「予想」であって「ゴール(目標)」ではない。
本書での「生きている間に達成できるゴールは設定するな」は、予想とゴールが混同していたら、理解不能な言葉である。
予想ではなくゴールを設定するから、人は成長する。
生きているうちに達成不可なゴールを設定した人が、最終的に人生で一番遠くまで進むことができる。
「生きている間に達成できるゴールは設定するな」
僕の好きな名言ランキングの上位に食い込む言葉に出会った。
また、最後の「文章術」のパートでは、「文章を書くことはすべての人の成功にとって欠かせない能力である」という説明がされていた。
普段からnoteを更新している我々note民からすると、すごく自分の活動を肯定してもらっているような感覚がした。
自分を超えたい人、ビジネスを始めたい人、人生を爆上げしたい人、他人の価値観、考え方に触れたい人など、また、文章術についても書かれているためnoteを更新している人にもおすすめできる一冊である。
気になった方はぜひ。
では、また。
〇読書記録
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