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【日本/埼玉県/秩父/横瀬町/地域おこし協力隊】【7月】【プライベート編】ちょっと不思議な話・ベストなことはベストタイミングにやってくる・もしかしたらチャレンジしたい人の後押しになるかなっと思って……

みなさん、こんにちは。
横瀬町地域おこし協力隊ウェルビーイング担当のやすこです。

今、私は横瀬町で暮らしていますが
海外で生活していたこともあります。

安定の公務員だった私が
海外で生活したいと言ったとき
上司、同僚、友人はもったいないと止めました。

常識的には、確かに……

理想の仕事に就けて
次は結婚、出産……

でも私は違う道を選びました。
正解か、正解でないかは分かりませんが
今、とりあえずとても幸せです。

そして、今までも幸せでした。
そこには、色々な人との出会いがあったからです。

今日は、そのエピソードを紹介します。
天狼院書店のライティングX上級編で書いた課題です。
私の人生同様、不完全な文章ですが
響く人に届けれたらと思い発信します。

ちょっと不思議な話ですが
本当の話ですw

ちなみに、私の両親は、
「私が常に幸せであること」を条件に
OKしてくれました。
今でも人生の選択をするときは
この起点を大切にしています。(感謝)

1.テーマ:最高に恵まれた人生は突然のサヨナラからはじまった

「せっかくの私のアドバイスも無駄だったようで残念です。やすこちゃん、ここから先は自分で道を探してください」

ともみさんはMessengerでこのメッセージを残し、すべてのSNSから私をブロックした。彼女は私のメンター的な存在で尊敬していた友人のひとり。

突然の一方的なサヨナラをくらった記念すべき日。

予想しなかった落とし穴に突如スポーンとはまり込み、薄暗く、視界の悪い世界に、私は抜け出せず、気づけば取り残されていた。

唯一無二の存在は突然私を見捨てた。
惨めすぎる。

後味の悪い驚きと心の痛みがじわじわと私に襲いかかってくる。

ともみさんがいるニュージーランドは朝、私がいる日本は夜。

メッセージを受け取ってから、脳が覚醒してしまい、全く眠れない……。

何もかも突然で咀嚼できていないのに、太陽は私への気遣いもなく、眩しい朝を連れてきた。私もいつも通り身支度をして、笑顔をつくり職場へ向かう。

仕事中も突然のサヨナラのショックは癒えず、何がともみさんにそうさせたのか自分の記憶を辿る。

納得できず一番ムカついているのは、ともみさんは私に約束したのだ。「いつもやすこちゃんの味方だし、私がついています」と。あれは嘘だったのかと私は心の中でともみさんを責めた。

友だちが悩んでいるときって、普通、見守ったり、励ましたりするもんじゃない。なんで、こんな悲しい仕打ちをともみさんは私にしたのだろう。色々な感情がもう止まらない。勤務中でも気を緩めれば涙が溢れる。

こんな感情の一方でともみさんとは短い期間だったが濃い時間を共に過ごしてきたこともあり彼女の性格を理解しようとしている自分もいた。

突然のサヨナラはともみさんが私を嫌いになった訳ではない。
ともみさんの起こしたアクションは私の学びと成長のため。
真実は分からないがそう思うよう私は結論付けた。

彼女はミラクルと運命を連れてきた。
ともみさんとの出会いは、2008年6月。
私はワーキングホリデーでニュージーランドのオークランドに住んでいた。

語学学校で知り合った友人たちとたまたま行った美術館にカードホルダーが無造作に置かれてあった。私は、何気なくパラパラとめくり、びっくり仰天。

「現在の連絡先は分からない」と言われ諦めていた場所の詳細がなんと目に飛び込んできたのだ。「えっ、なんで? うそでしょ?」心の声が漏れる。この時すでに私の直感は何かを感じていた。

私はすぐに電話をかける。
緊張しながらもなんだかワクワクする。

プルルル……プルルル……。

次の瞬間、電話からすごいスピードでQueens英語が聞こえてきた。
ニュージーランド生活をはじめてまだ数日。
慣れない電話に怯みながら私も英語で要件を話す。

「Are you Japanese?」と聞かれ
「Yes」
「Just moments please」と言われた後に

「こんにちは! 日本人のともみです」と急に電話から日本語が聞こえてきた。
英語が得意ではない私は日本人の対応にホッとしたが、英語脳からうまく切り替えることができず、かたことの日本語で自己紹介をしてしまう。

海外だからかオープンでフレンドリーな雰囲気が電話からも伝わってくる。私たちは電話越しに意気投合。これがともみさんと私の最初の出会いだった。

ともみさんは私より5歳年上の日本女性。
鹿児島県奄美大島出身で地元で教師をしていた時にニュージーランド人の旦那さんと出会って結婚。それがきっかけとなりニュージーランドに移住したとのこと。

あの日以来、私たちは予定を合わせ会うようになった。
ともみさんの家に招待してもらったり、カフェに行ったり、たくさんの時間を共に過ごし、お互いを理解していった。

ともみさんは友人というより私にとっては頼りになるお姉さん的な存在。
悩んだときに相談すると私が自分で答えを導けるようなアドバイスをいつもしてくれた。

ただともみさんはいつも言っていた。
人の悩みをともみさんが解決してしまうと、その人の人生の学びを摘み取ってしまうから、目に見えない存在の何かに怒られると……。笑いながら話してくれた。

その後、私はオーストラリアのビザを自分で申請しニュージーランドを出国。時々Messengerでともみさんとは連絡を取り合っていたが会う機会が減ったことで次第に私たちは疎遠になっていった。

ともみさんと再度頻繁に連絡をするようになったのは2020年2月。
私が大手教育民間企業の総合職として「部署の新人研修プログラム」のプロジェクトリーダーを担当していた時期だった。

プロジェクトが終盤に差し掛かったころ、徐々に新型コロナウイルスの存在が日本中に増していった。楽しみにしていた全国各支社の出張もすべてキャンセル。順調だったプロジェクトの歯車も段々と狂いはじめた。仕事に対してもこのままこの仕事を続けていくべきか悩み始めた頃だった。

ある日の休憩時間、ふと、ともみさんの声が聞きたくなった。もう、3年くらい連絡をしていない。ダメもとでMessengerを使って連絡を試みた。

プルルル……
プルルル……

「やすこちゃん? 久しぶり。元気だった」突然の私からの連絡に変わらないともみさんの声。私たちはニュージーランド時代の楽しかったあの頃にすぐ戻ることができた。私は現在自分が抱える仕事に対しての悩みを藁にもすがる思いで全てともみさんに打ち明けた。

ともみさんとの会話は相変わらず、明るく、楽しかった! 会話の最後にともみさんから
「やすこちゃん、今の仕事は本当にやすこちゃんがやりたかったことなの? 自分が本当にやりたいことは何かとことん向き合ってみて。ワクワクして。そうすれば色々と解放される。時代は変わる。そろそろ自分に正直になってみてください」と……。

久しぶりにともみさんの声を聞き、疲れで枯渇していた私の心に水が流れ、明るい気分が浸透し、次第に気持ちが満たされていった。

無我夢中で自分の強みや本当は何が好きで何をしたいのか私は早速自分に向き合うことにした。気づきがあればその都度ともみさんにメッセージを送った。

「やすこちゃん、自分が持っている財産を振り返ってね。たくさんあるはずだから。迷いはおのずと消えます」など、ともみさんのメッセージでインスピレーションをもらい、自分に向き合う。そして、精査したキャッチコピーをデザインしたビジョンボードに組み込んだ。

【私がやりたいこと】
・文章を書くことで、自分の人生を描き出す
・Happy(しあわせ)& Free dome(自由)
・自分の創造と能力でみんなを幸せに!!

2020年5月2日に作成したビジョンボード

「素敵な計画! そして、やすこちゃんはどうなりたいの? 理想を叶えるために……そのために必要なお金も目に見える形で書き出したらいいよ。自分の財産、少しずつ見えてきたね‼ おめでとう‼ やすこちゃんの人生は、やすこちゃんが運転するのです。やすこちゃんも自分の心に聞く練習をそろそろする時です。私は大事なことは人には聞きません。ただ、私はやすこちゃんの幸せをいつも祈っています」と、ともみさんからはたくさんの素晴らしい言葉のプレゼントを毎回もらっていた。

「やすこちゃん、一日一生だよ。一日を一生分と思って生きるの。まだ、始まってないから不安に思っているだけ。やすこちゃん、ブログやってる? 
すぐにやってみて。日本だけじゃなく、世界にもどんどん発信してみてね」

当時、新型コロナウイルスにより、今までの生活の当たり前が当たり前でなくなった……。大切な人との永遠の別れも体験した……。
私は辛くなったり、気持ちが落ち込んだりするとすぐにともみさんを頼るようになっていった。ともみさんはその度に明るいメッセージを私に返してくれた。

本当にやりたかったことのために行動したはずだった。noteのアカウントもすぐにつくった。しかし、私は自分のやりたい道へチャレンジすることがとても怖かった。仕事を辞めれば今の生活レベルの水準を私は保つことができない。マンションも手放さなければいけない。自分のやりたいことと今の自分の安定した生活を天秤にかけるとどうしても足がすくむ。

こんな時、ともみさんのメッセージはとてもシンプルだった。
「自分の本当に目指したいことを選ぼう。収入が減るなら、引っ越せばいいし、生活は質素にすればいい。それでも不安であれば、複業をしたらいい。ご縁は自分でつくるもの。それに見合った自分になりさえすればご縁はあちらから近づいてきます」

「チャレンジする姿勢、好きだわ! なんでもチャレンジしてみる! 実績や出会いは必ずついてくる」

「やすこちゃんの才能は出たがっている。使ってあげて」

「チャレンジ素晴らしい! 私が新幹線のように近道切符を差し出さない理由が分かりましたか? 笑」

「毎日感動、一日一生」

「やすこちゃん、「素晴らしい」のひと言です‼ 私が色々言ってはいけないので、自分とよく話して、突き進んでね」

ともみさんはいつも元気で明るく、前向きなメッセージを送ってくれていた。私が本当にやりたいことにチャレンジできるよう応援しながらサポートしてくれた。

しかし、当時の私は自分のやりたいことを選べず、社会的地位のステイタスを手放すことができなかった。「ともみさん、今やっていることが自分の未来のなんの役に立つのか見出せません。やる気もでず、職場もイマイチ……。自分が何をしたいのか八方塞がりです。今、この瞬間を大切にしつつも役立たずの自分です」と、ともみさんへは同じ質問の堂々巡り。

次第に私はともみさんに自分のやりたいことなんか実現しないと自己否定と不満をぶちまけるようになっていった。自分を自分で信じることができず、その気持ちを立て直すのに、ともみさんに頼ってしまっていたのだ。ともみさんの優しさは有限であるとどこか過信をしていたのかもしれない。

そしてあの日すでにブロックされた状態でともみさんの最後のメッセージに気づく。
「ごめんなさい。せっかくの私のアドバイスも無駄だったようで残念です。これにて、やり取りは終了させて頂きます。やすこちゃん、ここから先は自分で道を探してください」

心から信頼していた友人からはじめて別れの言葉をもらう。後悔しても失ってからはもう遅かった。もちろん、ともみさんに連絡を取ろうと思えば取れたと思う。なぜなら、私はともみさんのメールアドレスを知っていたからだ。でも、私からは連絡しなかった。

この出来事以来、私はずっとともみさんからの言葉を大切にし続けている。
「毎日感動、一日一生」
「迷ったときは、自分の心に聞いてみる」
「自分がやりたいと思ったことにはチャレンジしてみる」
「私の人生の運転手は私」

人はいつどうなるかは分からない。
だから、直感を大切にし、やりたいことをやりたいときにやろうと心に決めた。

今、私は仕事で「1人ひとりの幸せは何か」「日常で感じる幸せ」をテーマに、ご縁があった方にインタビューをさせて頂き、その方のかけがえのない人生を大切に記事にして発信させて頂いている。また、偶然にもnoteをやるながれとなり、今、日本及び世界の方々に自身の想いを発信させて頂いている。やりたいことを選び、前職に比べ年収はマイナス400万円。今の収入に見合うよう質素な生活になったが、今私はとても幸せだと感じている。

不思議だけど、ともみさんはあの時、私の人生に必要な何かを知っていたのかもしれない。

ともみさんはいつも言っていた。
「私がすべて教えてしまってその人の人生の学びを摘み取ってしまったらいけない」と。

今ならともみさんの気持ちがなんとなく理解できる。
あの日以来、私はたくさんの人生の学びを通し、生きるとは何か? 自分はどのように生きたいのか? 自分の内なる声を大切にし、運命に身を委ねてきた。

今、私は文章を書いている。
そして、自由で、幸せを感じている。
自分の発信が誰かの幸せにつながることをいつも祈っている。

少しずつだけど2020年のビジョンボードのキャッチコピーが形になりはじめている。
今私はとても幸せだと感じている。

最高に恵まれた人生は突然のサヨナラからはじまった。

ともみさん、元気ですか? 
そして、ありがとう。私もともみさんの幸せをいつも祈っています。

2.思い出のメッセージ~今でも私の心の中に活きています~

髪が長いころの写真

3.さいごに

人生は本当に不思議ですが
なんだか
つながっているんだな~と改めて感じます。
コロナ禍真っ最中は本当にいろいろありました(汗)

これからも
どう生きるのか
誰と生きるのか
こんなことを大切に

自分らしく
ありのままに
まっすぐに
素直に生きていきたい。

今日は自身のウェルビーイングな
生き方につながった原点を
振り返りました。

私にとって横瀬町は神秘的な町です。
そして、特別な町です。

8月からまたチャレンジがはじまります。
たくさんの刺激とインスピレーションを受け
成長してきたいと思います。

私も夢の途中ですが
振り返ることで自身の人生に
喜びと誇りを持つことができました。
人にすごく恵まれてきたことに感謝しています。

チャレンジは無駄でない。
いつ人生の化学変化が起こるか分からない。

だからこそ
日々を大切に。
目の前の人を大切に。
そんな思いで1日1日を紡いでいきたい。
なんちゃって^^

本日も長文を読んでくださりありがとうございました。
フォローやスキ♡を押して頂けますと励みになります。
では、また次回~!!

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