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#ショートエッセイ

心がけのハナシ

心がけのハナシ

「正しいことを言えばわかってもらえる」とか「これは常識的なことだから」と、考えるのですが。人はいつも「正しいこと」を受け入れるのではないのだと思うんです。きっと、「正しくていつもちゃんとしている人」より「温かいもの」を受け入れるのだと。

たとえば、何かに傷ついて氷のように冷め切ってしまった心に正論をぶっこんで。氷を叩きやるのはいけないんじゃないか?こころは粉々に飛び散ってもっともっと辛いんじゃな

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パンダと同じ

パンダと同じ

猫とか、パンダとか、愛くるしいよね。勉強とか家事とか、何もできないし、ダラダラしてるのに。それに愛犬や、赤ん坊や、「推し」なんかを見て、無条件に「存在が尊い!!!」とか「生きているだけで、可愛い。」「存在が、癒し〜!」とか、そんな風に思う人は多いだろう。

それなのになぜ、
旦那や、恋人や、部下や、友達や、自分のことになると、人を「無条件に可愛い」と思えないのだろう。大人になると、無条件に存在を許

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とんだ勘違いだ

とんだ勘違いだ

「輝いている人」を見て、
「あの人のようになりたい」と志す。
そんな素直で無垢な向上心は、良しとして。
時に嫉妬したり、自分が情けなくなったり、
自らの人生や存在を疎ましく、自信を欠いたり取り乱したりもする。それが人間だ。
とても弱いのかもしれない。

ただ、そんな時。決まって人は、勘違いしていることがあるよ。

自分は「ダメな人」って?
とんだ勘違いだ。何もダメじゃない。
私には無理だとか、私に

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【エッセイ】失敗は失敗ではない

【エッセイ】失敗は失敗ではない

今年から司会業と同時に、大学の総合型選抜(AO入試)向けオンライン塾の講師を始めた。話す場を増やしたいと思ったからだ。早速一人の生徒を受けもち指導したが、第一志望は残念ながら不合格だった。

昨日はその教え子を励ますため面談することに。結果連絡をもらった時はすごく落ち込んでいたので心配だったが、久々に会う画面越しの彼女はいつも通りだった。「辛かったけど、もうやるしかないから」と元気を取り戻し、一般

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子供は、親の「いう通り」にはならない

子供は、親の「いう通り」にはならない

私には5歳の息子がいます。
名前はレイ。

レイは、私の顔をよく見ています。
レイは、私の瞳をよく観ています。
私が笑えば笑うし、私が泣いている時は泣きそうな顔をするんですね。家族の異変に、誰よりも先に気がつくのが、レイです。

きっと、5歳の彼だから分かることがあって
5歳の彼にだけ、見えることがあるんですね。
家族の一員だからこそ、立派に、そして繊細に感じてきたのでしょう。そしてそれはレイだけ

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