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【福島県/県立中学校・高等学校等】2024年2月【教育の現状レポート】

お疲れ様です。
人財教育/人事労務コンサルタントP206です。

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福島県教育委員会は、2023年3月にnoteと協定を締結し、「福島県の教育を支える地域の人々や企業・団体などが発信する情報をまとめたメディアをnoteに構築する」という、新しい試みをスタートしています。



このプラットフォームには、興味深い記事・多くの方に共有して頂きたい記事などが多く発信されています

私も福島県の教育に関わっている一員ですので、様々な関係者の思いを伝えるため、定期的に取り上げることが出来ればと思い、まとめ記事を発信しています。

今回は『2024年02月05日まで』の記事まとめです。



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1.葵高等学校「勝手に美術館応援プロジェクト」展開催中!(県教育委員会)



アートカードの活用事業のご紹介として、県立葵高等学校の「美術館勝手に応援プロジェクト」の展示が始まりました。

葵高校の生徒たちが当館コレクションのアートカードをもとにデザインし、制作したマルシェバッグを展示しています。

生徒たちのアイディアとユーモアとセンスが詰まった作品をぜひご覧ください。

【展示期間】12月5日(火)~12月27日(水) 入場無料
※既に終了しております。

「アートカード」というツールは聞いたことがあったのですが、様々に利活用出来ることに驚きました。

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2.SSH 台湾海外研修で学んだこと(県立会津学鳳中学校・高校)



高校2学年SS(サイエンス探究)コースの25名が台湾への海外研修へ行ってきました。(2023/12/19-23)

科学技術の進歩と経済発展が著しい台湾で、優秀な人材を輩出している高等学校との交流や、大学や研究機関を見学することが主な研修内容です。

「国立清華大学 (NTHU) National Tsing Hua University」訪問
台湾のシリコンバレーと呼ばれている研究学園都市「新竹サイエンスパーク Hsinchu Science Park」に立地します。

建国高級中学(高級中学とは台湾では”高校”)交流
交流内容
・セレモニー、学校紹介、校内見学
・授業体験、プレゼン発表
・昼食(ランチ交流)
・交流活動

NSRRC (National synchrotron radiation Center of Taiwan)訪問
放射光を生み出すことができる大型放射光研究施設を見学しました。

関渡自然公園(Guandu Nature Park)
台北市野鳥学会が運営している関渡自然公園を訪問しました。

故宮博物院(National Palace Museum)
歴代中国皇帝のコレクション、毛公鼎(モウコウテイ)、雕橄欖核舟(カンランカクフネ)、彫象牙透花雲龍紋套球(チョウゾウゲトウカウンリュウモントウキュウ)などを鑑賞しました。

台湾というと、世界的に見ても半導体などの電子部品産業が強いです。
そういった第一線の現場を見ることは、大変良い経験になったと思います。

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3.12/14 リスクコミュニケーション講演 化学工学科3年生(県立郡山北工業高校)



リスクコミュニケーション・・・聞いたことがありますか?

安全など事業活動にかかわるリスクは、少ないことが望ましいのですが、リスクをゼロにすることはできません。
このため、上手にリスクとつきあっていくことが重要になります。
特に、多種多様な化学物質を扱っている事業者は、そうした化学物質の環境リスクを踏まえて適正な管理を行うことが重要です。

そのためには事業者が地域の行政や住民と情報を共有し、リスクに関するコミュニケーションを行うことが必要になってきます。

どんなことにも、大なり小なり「リスク」の発生可能性はあり、リスクを恐れているだけでは何も行うことが出来ません。
リスクを発生させる危険性と、リスクを発生させてしまった後に出来るだけ悪影響を小さくする処置について、正しく・詳細な知識を学ぶことが必要です。

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4.冬期学習会(learning holiday)の素敵なゲスト(県立白河実業高校)



 12月26日(火)、とってもスペシャルな二人が白河実業に帰ってきました。福島大学2年の近藤朱璃さん(情報ビジネス科卒)と沼匠先生(小高産業技術高校商業科教諭)です。近藤さんは先日、難関の会計士に初挑戦し見事合格しました。合格率はわずか7.6%(2023年)、福島大学でも2年生で合格したのは初の快挙だそうです。そしてそんな偉大な彼の高校時代をよく知る在学時の情報ビジネス科担任だった沼先生。今日はこの二人に来校いただき、冬休みに行われている冬期学習会(learning holiday)のスペシャルゲストとして座談会を開くことになりました。

実は近藤さんは高校在学中に公認会計士の登竜門とされる「日商簿記1級」を合格しています。

 会計士の試験に合格するために、近藤さんは約3000時間もの猛勉強をしたそうです。生徒たちから「そんなにたくさんの勉強をする力はどこからくるんですか?」との質問がありました。近藤さんはしっかりした表情で「やっぱり目標を持つこと。そして生活にメリハリをつけて頑張ることです。」と答えてくれました。「時々しんどいけど、自分が決めたことや、そしてやると決めて友達や先生、家族に言ったからにはとことんがんばる。」冬期学習会に参加している生徒たちに熱いエールをたくさん送ってくれました。

高校も大学も、入学することが目的ではなく入学してから何を学ぶのかが重要。
身近に良いお手本がいることは、在学生にとって目標になり・モチベーションアップにつながるのではないでしょうか。



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