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【#人事の仕事】鬼平犯科帳は若手にも管理職にもバイブルとしておすすめ。【#歴史小説が好き】

書店には、社会人をターゲットにした書籍が多く出版されており、これからも多く出版されるジャンルだと思います。

タイトルやら著者の職業やら内容やら様々ですが、そういった書籍の内容を簡単にまとめると、

①若い頃・入社年数が少ない方向けには、
どのようにして社会人として生きていくか
社会人として何を目標にするか
 など

②会社内で実績を重ねることで管理職になった方向けには、
どのようにして年代・考え方の違う社員をまとめ、グループとして機能するように管理するのか
若い年代の社員の考え方はどのようなものか
 など

様々なハウツー本が、店頭に山積みされています。

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私は、基本的に、人事労務管理については
実際に様々なパターンを経験することが一番の学び
だと思っていますので、こういったハウツー本を購入したことも、じっくりと読んだこともありませんが、ただ、私の基本的な管理者としての振舞いや考え方など全体的な(漠然とした)ものを何から学んだかということを考えてみると、

鬼平犯科帳(池波正太郎著)
が、私の人生にかなりの影響を与えた作品だと思います。

鬼平犯科帳に対しての皆さんの印象は、鬼平(長谷川平蔵)が、悪人をバッタバッタとやっつける!といったものだと思いますが、きちんと読むと、前半と後半で「悪人の懲らしめ方/悪人との接し方/悪人の定義」などが全く変化する作品になっています。

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前半では、鬼平自らが剣をとりもしくは先頭に立って、悪人(血なまぐさい仕事を平気でこなす犯罪人)をやっつけるという話が多いのですが、

後半になると、鬼平自身の活躍よりも、同僚や年下の同心・元盗賊の密偵などが活躍し、また、その者たちが道を外れそうになったところを、きちんと鬼平が管理監督しめでたしめでたし、という話が多くなります。

前半と後半の間には、鬼平が火付盗賊改方を解任され京を旅するエピソードや、同心たちの恋愛などのプライベート・密偵たちの盗賊時代からの縁により悪事に巻き込まれてしまう様、さらには、鬼平が少しずつ年齢を重ねている描写などが多いため、鬼平の火付盗賊改方の務め方のスタンスの変更に、読者がスムーズに移行出来ると思います。

前半は、自ら功績を作り出していく下積み時代に。

後半は、様々な部下をまとめていく必要がある管理職時代に。


つまり、社会人のバイブルの一つとして大変おススメなので、全巻まとめて購入し読了してください。という宣伝でした笑


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画像は【玉兎】さんからお借りしました。ありがとうございます。

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