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【福島県/県立中学校・高等学校等】2023年10月【教育の現状レポート】

お疲れ様です。
人財教育/人事労務コンサルタントP206です。

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福島県教育委員会は、2023年3月にnoteと協定を締結し、福島県の教育を支える地域の人々や企業・団体などが発信する情報をまとめたメディアをnoteに構築するという、新しい試みをスタートしています。



このプラットフォームには、興味深い記事・多くの方に共有して頂きたい記事などが多く発信されていますので、福島県の教育に関わる様々な関係者の思いを伝えるため、定期的に取り上げることが出来ればと思います。

今回は『2023年10月01日まで』の記事まとめです。



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1.「デイジー(DAISY)」をご存じですか? 福島県立図書館の読書バリアフリー推進への取り組みをご紹介します(県教育委員会)


私たちは、普段当たり前のように紙でできた活字の本を読んでいます。
しかし、様々な理由によりこうした本をそのままでは読めない、読みづらい方が多くいます。

最近では、『ハンチバック』で芥川賞を受賞された市川沙央さんが受賞会見で読書バリアフリー環境整備の遅れを訴えて話題になりました。

読書バリアフリーとは、「読み」に関する障がい等の有無にかかわらず、誰でも読書ができる状態のことです。
福島県立図書館では、「視覚障害者等の読書環境の整備の推進に関する法律」(読書バリアフリー法)に基づき読書バリアフリーを推進するための様々な取り組みを行っています。
今回は、そうした取り組みの中からデイジー(DAISY)を紹介します。

デイジーは、「読み」に困難がある人達のためのアクセシブルな電子書籍の国際規格です。図書の内容を音声で読み上げた電子書籍となっています。

デイジーによる資料には、いくつかの種類があります。

1.録音デイジー
専門技術を持った人(音訳者)の声で録音されたものです。
2.テキストデイジー
テキストデータを読み上げるものです。
3.マルチメディアデイジー
通常の電子書籍と同様に画像が表示されますが、音声に合わせて文字がハイライトされるものです。

福島県立図書館を通して、日本中で作られた資料が登録されている電子図書館「サピエ」を使い、10万タイトル以上の資料自宅・学校から利用できます。

様々な方が読書を楽しめる環境を整備することは重要な事です。

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2.ドローン×プログラミング(県立船引高校)


7月29日(土)にドローン特別講座が行われました。
前回の講座に引き続き「ドローン×プログラミング」の準備・実践です。

慶應義塾大学 SFC研究所 片寄里菜先生から、Pythonの開発環境構築の仕方、簡単なコードの説明をいただきました。

Tello(小型ドローン)を動かすサンプルコードを確認した後、体育館でチームに分かれ、ミッションに取り組みました。
チームで相談しながら、決められた地点までプログラミングでドローンを操作します。

接続の不具合もあり、試行錯誤を繰り返しましたが、どの班もおおよそ計画通りの離着陸ができました。

私は、時々TVで放送される「学生ロボコン大会」を見るのが楽しみの一つなのですが、こういった講座を受講した生徒が参加するのを期待してます。

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3.ICT教員研修会開催(県立いわき湯本高校)


8月23日(水)に情報委員会の主催でICT教員研修会を開催しました。

「ICTを活用した業務の効率化~Google Formsによる自動採点の活用~」(第2回目)というテーマのもと、Google Formsを用いたアンケートの作成方法を学びながら、自動採点に対応したオンラインテストの作成の仕方も身に付けることができました。

2学期からの授業に活かしていきましょう。

現場から少しずつICTの利活用を進めることが重要です。

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4.学校生活に関する三者協議会を開催しました!(県立相馬農業高校)


生徒・教職員・保護者の代表者が一堂に会し、三者の視点からより良い学校生活の在り方や校則の見直し等について協議する目的で、三者協議会を開催しました。

本校では初めての試みとなる今回の協議会では、校則の見直しと学校生活全般に関することが議題となりました。

本校の生徒会である学友会は、事前に三者協議会について全校生に周知し、意見箱を設置することで、広く意見を募り協議会に臨みました。

協議会では三者がそれぞれの視点から意見や考えが述べられ、活発な話し合いとなりました。

この協議会の場で共有できた率直な意見は、今後の学校生活をみんなで見直していく上で大きな前進となりました。

同じ事象でも、視点が変わることで受け取り方は全く違います。このような場を設けたことはきっと役に立つと思います。



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