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脱出経路

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2022年10月〜の日記です。自分の中では大きく変わる年の記録。
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#エッセイ

勘弁してくれよ

勘弁してくれよ

 正気ではない、なぜなら正気でないからだ。

 勘弁してくれよ。

 楽しみなことが控えていると大抵台無しになるような力が働く。過去に私はコレで友と疎遠になりました。禁煙パイポじゃねえっつーの!!

 うん、どうしてだろう?

 なぜ金曜の5時半ごろになって「聞いてください、大変なことになりました😨」なんて電話がかかってくるのか? 嵌めてんのか?

 そもそも、現段階の、今のこの体勢になるまでに

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夜に架ける

夜に架ける

 夕暮れ時、薄暗い峠道。

 爆音でソニック・ユースを掛けながらグネグネと登坂車線を走る変な外車を見かけたら、それは間違いなく私だ。それかソニック・ユース本人たち。

 え、近所迷惑? 

 いやあ、あのねえ、お客さん。近所迷惑っていうのは、周囲に人間(もしくは動物?)が存在して初めて成立するわけでして、、、何も存在しない橋やトンネルばっかりの環境では近所なんて概念がないんですわ。

 だから4t

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貴重な休みがブッ飛んだ

貴重な休みがブッ飛んだ

 無駄にハードな1週間が終わった。

 クソ繁忙期なのに頭のおかしい社内行事の連続であった。現場が忙しい時に式典なんてしてはいけないし、ゴルフコンペもあってはいけないのだ。

 会社が口頭やFAXで休みと告知したって現場はや顧客は働いている。こっちに電話も要望も流れてくるのだ。行事に参加しながら電話やメールにビクビクするテレワークデイズであった。

 もちろん式典のみならず、このような神経を使う期

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幼い頃のモヤモヤは意外と憶えてる

幼い頃のモヤモヤは意外と憶えてる

 20年ぐらい経ってもどうでもいい会話の妙な一言を覚えていたりする。そんなお話。

 舞台は中学2年生の春。我がクラスは混迷を極めていた。その原因は職業体験にあった。

 職場体験といえば、多くの公立学校が取り入れている郊外学習カリキュラムだ。1週間だか2週間だか、近隣の飲食店やスーパー、農園へ赴き、職業を体験する授業。ボノボと同程度の知能しかもたない中坊共を受け入れたところでなんの役にも立たない

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脱出経路

脱出経路

 「立つ鳥跡を濁さず」とか言う諺がある。

 とても美しい言葉だ。私も今いる場所を離れる時にはそうありたいと思う。

 まあしかし、その鳥のいる巣がTNT(トリニトロトルエン)製だとどうなってしまうか? 飛び立とうと脚に力を込めたその反作用だけでも爆発してしまうかもしれない。

 そんな心境だ。今いる場所がとても脆く感じる。薄氷の上にいる。

 私の職場はオールメンバー5人だが、一昨日でエース級の

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