見出し画像

~輝け!ダメ男の奮闘記~ 1章

割引あり

1章

ストーリー

高校卒業後の道筋が見えず、専門学校に進学したが結局中退した専門学校での短期間の学生生活を経験します。その中で、彼は中国人の友人との交流を通じて多くを学び、新たな視点を得ます。拓の生活はフリーターとして始まり、多くの転職を経験します。彼は困難と苦労に立ち向かいながらも、各環境で学んだことを自己成長に活かし、愛する女性との恋愛や友人たちとの絆を深めていきます。そして、最終的には驚きの昇進を達成し、80名の部下を持つ課長となるまでに成長します。この物語は、拓の勇気と奮闘、そして成長を読者のみなさなに少しだけ感動とともに生きるちからをわけられるかも??

~留学生との出会いと別れ~

拓のダメ男!チェックしてみよう。

中学生活:

  • 部活動に参加している(〇)

  • 勉強が得意(×)

  • エロさに関心がある(◎)、女性が好き!

  • 私生活は順調(〇)

高校生活:

  • 部活動に参加している(〇)

  • 勉強が得意(×)、赤点が多い

  • エロさに関心がある(◎)、女性が好き(MAX)

  • 遅刻が多く、年に50回以上遅刻している。ほとんどが午後からの登校(遅刻癖がある)

  • 両親が学校に呼ばれた回数が4回以上(問題行動がある)

  • 外見は真面目でヤンチャではない(容姿は真面目)

  • 私生活は麻雀をして夜遅くまで先輩や同級生と遊んでいる(私生活が乱れている)

  • 最終学歴は高校卒業であり、成績は悪い

    

新聞奨学制度

自分は進学の学費が無くこんな制度を使って進学しました。新聞奨学生って知らない人もいるかもしれないから、詳しく説明するね。在学中に朝夕の新聞配達や集金をすることで、新聞屋が入学金や授業料を出してくれる制度なんだ。その他にも毎月わずかな給料がもらえるんだけど、当時は約6万円くらいだったよ。でもその中から朝夕の食費など3万円が引かれるから、実際に使えるのは3万円前後だった。仕事は朝は午前1時30分から配達準備が始まり、朝刊を配り終えるのは朝5時くらいまでだったな。夕方は15時くらいから夕刊の配達が始まり、夕飯を食べるのは18時くらいだった記憶がある。その後は集金の時間。1件1件回って集金に伺うんだけど、当然留守の人もいるし、支払いができない人もいた。ひどい奴は、玄関チャイムを押しても無視する人もいたんだよ。
回収できない集金分は、自分が店に建て替えて支払、その後は債券回収業者のように夜遅くまで玄関の前で待つこともあった。(張り込み刑事みたいだった)それが自分が経験した新聞奨学生の生活だった。遊ぶお金も欲しかったから、店長に相談して新しい仕事をやらせてもらったこともあるんだけど具体的には、購読件数を増やすために他の新聞を購読されているお宅にセールスする仕事だった。1件契約を取ると500円や1000円の報酬がもらえたんだ。寝る暇ない感じの働きっぷり。

やばいアパート

拓が住んでいたアパートは新聞屋が借り上げてて、玄関も廊下もトイレも全部共用。ガスコンロ1個はあるんだけどね換気扇は無くって何故か天井が抜けて天井の中が見える状態。夜部屋の電気を消すと・・・・

サラサラって天井から音するんだよね。ゴキブリかと思って、バルサンって散布材を考えたんだけど、建物古いしゴキ多すぎたら、復讐が怖く。。仕方なくその音に付き合って寝る生活を選んだ。
風呂なんてなかったんだ。部屋は4畳半って感じだったね。セキュリティーもほとんどなくて、ドアは各部屋襖戸で南京錠でしか施錠できなかったんだ。戸を蹴っ飛ばせば穴開いてはいれるやん。。

ここから先は

19,288字 / 10画像

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?