近藤嶺

作曲家 http://www.reikondoh.com 散文と記録のための

近藤嶺

作曲家 http://www.reikondoh.com 散文と記録のための

記事一覧

作曲家と政治力

作曲家にとって求められるスキルは多岐にわたる。 フィールドによって振れ幅はあると思うが、音楽の技術と知識は当然として、言語化能力、交渉力、マネージメント能力、デ…

近藤嶺
1か月前
14

レバ刺しのコンプライアンスについて

ひそかにnoteを書いていることがバレてしまい、「えー、作曲論とか書いているんですか?」と言われたので、レバ刺しについて書こうと思う。 もうずいぶん長いこと言い続け…

近藤嶺
1か月前
11

プロゲーマーへの憧れ

ゲームがとても下手なので、プロゲーマーに憧れる。 「近藤さんってゲームするんですね」などと意外がられることもたまにあるのだが、もちろん大好きだ。好きでないと通用…

近藤嶺
2か月前
5

作詞への憧れ

作詞はしないんですか?と言われる。 できるならしてみたい。 中学生の頃、友達と一緒に遊びでオリジナル歌詞を作ったことがあったが、ハンバーガーを食べたらどうのこう…

近藤嶺
2か月前
18

AIについてゆるく考える

このところ、文章で動画を作成できるAIの進歩が驚異的で話題になっている。ChatGPTが登場して以来、僕の周りでもAIの話が出れば、例にもれず「作曲家の仕事が奪われるかも…

近藤嶺
2か月前
4

SFについて

最近は読書が入眠前のルーティンになっていて、とりあえず横になったら本を手にとるのが習慣化している。 オーディオブックやYoutubeの動画でも良いっちゃ良いのだが、旧…

近藤嶺
2か月前
5

答え方が難しい質問

作曲家だと自己紹介すると、たまにどういう音楽を作るのですか?と聞かれる。 これの答え方が難しい。 特に相手の方が音楽にそこまで詳しくないよという場合、より難しい。…

近藤嶺
2か月前
17

noteのアカウントを作る

作曲家の近藤嶺です。 http://www.reikondoh.com 僕がブログを始めたのが2004年なので、ちょうど20年。 そして世間に遅れてX(Twitter)を始めて、ちょうど10年。 ちょう…

近藤嶺
2か月前
5
作曲家と政治力

作曲家と政治力

作曲家にとって求められるスキルは多岐にわたる。

フィールドによって振れ幅はあると思うが、音楽の技術と知識は当然として、言語化能力、交渉力、マネージメント能力、デジタルリテラシー、健康管理、鈍感力、財力、腕力、遠心力、フリック入力、など様々な能力が必要とされる。そして、忘れてはならないのが「政治力」だ。

政治力。とても、不穏な響きだ。なんかアンタッチャブルでデリケートな感じがする。"高級料亭の奥

もっとみる
レバ刺しのコンプライアンスについて

レバ刺しのコンプライアンスについて

ひそかにnoteを書いていることがバレてしまい、「えー、作曲論とか書いているんですか?」と言われたので、レバ刺しについて書こうと思う。

もうずいぶん長いこと言い続けているのだが、僕はレバ刺しが好きだ。正確にいえば、好きだった。どれくらい好きなのかというと、猫と同じくらい好きなのだ。なぜそんなに好きなのか?愚問、猫が好きなのに理由がいるかい?という話だ。

しかし生まれながらにしてレバ刺しが好きだ

もっとみる
プロゲーマーへの憧れ

プロゲーマーへの憧れ

ゲームがとても下手なので、プロゲーマーに憧れる。

「近藤さんってゲームするんですね」などと意外がられることもたまにあるのだが、もちろん大好きだ。好きでないと通用しない世界にもいるし、そもそもゲーム、映画、ドラマ、アニメなどに触れるのは仕事の一環であると同時に、貴重な栄養源でもあり、また尊い余暇でもある。

幼少時代より音楽と映画、機械いじり、そしてゲームが(数少ない)友達だった僕のような人間にと

もっとみる
作詞への憧れ

作詞への憧れ

作詞はしないんですか?と言われる。

できるならしてみたい。
中学生の頃、友達と一緒に遊びでオリジナル歌詞を作ったことがあったが、ハンバーガーを食べたらどうのこうのという、意味不明な詞だけが記憶に残っている。おそらく当時は歌詞と日記の区別もつかなかったのだと思う。
なげかわしいことです。

昔は歌詞にあまり関心が無く、J-Popを聴いても洋楽を聴いても歌手の言葉が頭に入ってこなくて、音楽を聴くとき

もっとみる
AIについてゆるく考える

AIについてゆるく考える

このところ、文章で動画を作成できるAIの進歩が驚異的で話題になっている。ChatGPTが登場して以来、僕の周りでもAIの話が出れば、例にもれず「作曲家の仕事が奪われるかもしれないね」という論議になる。

もちろん、AIの是非や功罪については深いテーマなので、今回はそれは置いておこう。

僕自身は、音楽を作る行為自体が生きていて一番楽しいので、「それをAIに任せるなんてとんでもない!」というスタンス

もっとみる
SFについて

SFについて

最近は読書が入眠前のルーティンになっていて、とりあえず横になったら本を手にとるのが習慣化している。

オーディオブックやYoutubeの動画でも良いっちゃ良いのだが、旧人類である僕の場合は、文字を目で追う方が頭に入ってくる情報が多いらしく「5分でわかる〇〇」的な動画もほとんど観ることがない。

(話が逸れるけど、"タイパ"を突き詰めていくのなら、結局は「観る」「聴く」よりも「読む」が一番速いのでは

もっとみる
答え方が難しい質問

答え方が難しい質問

作曲家だと自己紹介すると、たまにどういう音楽を作るのですか?と聞かれる。
これの答え方が難しい。
特に相手の方が音楽にそこまで詳しくないよという場合、より難しい。

「〇〇という作品の〜」とか「ゲームや映画、アニメの音楽を作っています」というのはただの「用途」であって、「どういう音楽ですか?」への回答としてちょっと雑な気がする。

漫画家さんに「どんな漫画書いているのですか?」と尋ねたら、
「小学

もっとみる
noteのアカウントを作る

noteのアカウントを作る

作曲家の近藤嶺です。
http://www.reikondoh.com

僕がブログを始めたのが2004年なので、ちょうど20年。
そして世間に遅れてX(Twitter)を始めて、ちょうど10年。

ちょうど良い節目なので、noteのアカウントを作る。
今のところ何を書くかも決めていないし、この先もイマイチ焦点が定まらずに迷走する気しかしないし、何も有益な情報が無いと呆れられそうな気配がする。

もっとみる