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れーれーエッセイ

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地球にぶら下がって生きる。視点ズラシの旅。
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2021年12月の記事一覧

深呼吸する旅〜信州上田へvol.2

深呼吸する旅〜信州上田へvol.2

深呼吸する旅vol.1は▶︎こちら

自分たちだけでは訪れない地域へ行くということ本当は、どこかでランチをしてから吉池宅に伺う予定だったが、御一行はてんでんバラバラなので、すでにお昼の時間はだいぶ過ぎていた。そこで予定変更し、弁当を買って直接向かうことになった。

弁当を買ったスーパーツルヤは12年ぶり。品揃えも品質も良く、当時他ではなかった石鹸シャンプーとかを置いていたのでいつもお世話になってい

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深呼吸する旅〜信州上田へvol.1

深呼吸する旅〜信州上田へvol.1

芋づる式の縁起に誘われて深呼吸学部の遠足で、信州上田まで行った。前の日というか、その日の深夜0時過ぎまでzoomの画面越しにいた人たちが、リアルに、しかも東京ではなく、離れた場所で一緒にいるという不思議。

モモちゃんは、zoomでは小柄な人だとばっかり思っていたけど、背も高く足も長くてかっこいい(お肌ピカピカは実際もっとピカピカ)。思い込みが外されるのは何よりたまらない。いや人間は実に思い込みの

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2022カレンダー by ムサビ通信

2022カレンダー by ムサビ通信

ムサビ通信の友達に誘われて、
12名でカレンダー作成。

担当は2月だったので、
まだ寒さが残るけど何か兆しを
感じるような画面にしてみた。

さあ、2022に飛び込もう!

精神的バックパッカーであり続けること

精神的バックパッカーであり続けること

今から34年前、26歳になる頃に、ワーキングホリデーでオーストラリアに1年ほど滞在した。その後、途中の一時帰国はあったが、計2年半に渡りオーストラリア〜東南アジアをバックパックで旅した。

バリ、ジャワ、スマトラ、シンガポール、マレーシア、タイ、ラオス、ベトナム、カンボジア、再びタイそしてミャンマー国境の難民キャンプ。

カンボジアは、ポルポトの支配からやっと暮らしが戻りつつある時期だったが、地雷

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遠藤レーコ、時々 れーれー

遠藤レーコ、時々 れーれー

60歳。武蔵野美術大学通信教育課程油絵学科4年生、YAMI大学深呼吸学部1.8期生。絵を描き、馬に触れ、たまに海に浮かんだり、旅をしたり。深呼吸学部ではれーれーと呼ばれている。これは、八ヶ岳在住時、隣の子どもにより命名された。レレレのおじさんを尊敬しているのでお気に入り。最近では、子パンダのレイレイ人気にあやかろうと目論んでいる^^。

子ども時代1961年8月 武蔵野市吉祥寺生まれ
4人兄弟の末

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7年前、八ヶ岳での「夜と朝の交わり」

7年前、八ヶ岳での「夜と朝の交わり」

古いブログを整理していたら一つの記事を見つけた。2014.8.13に書いた。

そのころは、八ヶ岳のふもと長野県諏訪郡富士見町に保護犬3匹と住んでおり、毎朝八ヶ岳を見ながら散歩していた。散歩といっても、それぞれマイペース。アメコカの多動児らくたを除き、ほぼノーリードで田舎の畦道をたらたら歩く日々だった。

夏の季節、太陽は阿弥陀岳のてっぺんから上る。阿弥陀さまのお腹から誕生するのだ。太陽が顔を覗か

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夜と朝が結ばれ、生まれたもの

夜と朝が結ばれ、生まれたもの

なんとかタウンの創業者が、ソユーズに搭乗し宇宙に旅立ったとニュースでやっていた。残念ながら何の感情も湧かず(そんな金があったら云々、、はさておき)、逆にたとえ宇宙に行ったとしても彼は決して深い充足感を得ることはないだろう、という冷めた目で見ていた。

それよりも、何で身の回りの不思議さに思いを馳せないのか。私たちは、今ここにいるだけで純然たる宇宙の存在だ。にも関わらず、残念ながら物理的にも哲学的に

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近場で「赤」を探す旅

近場で「赤」を探す旅

以前から「赤」が好きだが、還暦ということもあるのか今は余計気になる。

ならもっと追求してみようと、現在取り組んでいるムサビ通信の卒業制作は、赤い絵が中心だ。部屋の中で、100号サイズがどんどん赤くなっていくのは、うっかりすると事件現場のようでまったくスリリングだ。

また、絵具の乗せ方や、赤の中でも様々な赤があり、選び方で全然違うものになるのはとても興味深い。

そんなこんなで、気づくと日常でも

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表現とは、日々そのもの

表現とは、日々そのもの

秋に、尊敬するアーティスト・山本晶さんの展示を手伝った。作品は、信州木曽の100年以上経った米倉を舞台に、色違いの糸を何千本も使って「流域」を表現したインスタレーションだった。

東京の展示などで見る平面作品も、鮮やかなのに深い色彩が、いつもとてもステキだ。ふとそれが浮かんだので「今回は(平面の)絵が無いんだ」と私がつぶやくと、彼女は一瞬ののち資料をヒラヒラさせてこう答えた。

「え、これ全部あた

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