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人生に不幸なことはない。マネジメントで見えた幸せの形とは。

不幸よりは幸せでありたい。

みなさんそう思うかと思います。これまでも、スピリット(心)や自分らしさについてお話ししていますが、幸せは難しいことではなく目の前にあります。

例えば、独立の話が決まっていた時期に、突然何の前触れもなく病気で倒れ、チャンスを失った時あなたはどんなことを考えますか?

●自分は幸せなのか考えた時期

他の記事で触れましたが、自分自身が病気で倒れた時「不思議と安心した」、「やっぱり」というどこかそんな気持ちを抱いていました。

ただし状況は最悪でした。

病気は頭の中に血がたまり、意識不明の重体で発見されました。どこかで頭をうった模様です。人は痛みがひどい時は、防衛反応が働いて記憶を消してくれるそうです。なぜそうなったのか覚えていません。医者にうまくしゃべれない状態が続き、後遺症は残るかもしれないと言われました。

●新たなスタートで見えたもの

文字通り何もかも失った状態でした。1カ月ぐらい会社を休み、復帰してからはリハビリ程度の短い時間でのシフトになりました。今まで店長としてお店を切り盛りしていたので、一社員として入店するのは7年ぶりでした。他の店長のもとでマネジメントを見るととても勉強になります。

また色々と気づくことがあり、気づけばアドバイスをしていました。そうすると不思議なことがおきました。入店して1カ月でお店の売上が前年をこえてしまったのです。店長含めて周りが驚きました。自分もびっくりです。

当然周りは自分に期待の目が集まります。すぐに売上でもっと苦しんでいる別の店に行ってほしいといわれ異動の指示がきました。

異動したお店でも二か月で前年の売り上げをこえました。

●マネジメントをする3つのポイント

当時の上司に呼び出され「力をかしてほしい」と言われました。

「全国で何度も一番とっているお店を勝たせてほしい」というお願いでした。

前年を割っており、このお店が負けてしまうと全体の数字にあたえる影響は大きい状態でした。12月が繁忙期であり、通常の1.5倍から2倍に跳ね上がります。異動したのは10月。残り二か月で準備するしかありません。50人ぐらい従業員がいるお店。問題はいろいろありますが、三つに絞りました。

1.店長の想い

店長が何をしたいのか従業員に伝わっていませんでした。

まずはどういうお店にしたいのか、決めてもらうことでした。次はそれを伝えることでしたが、話すのが苦手な方でしたので文章にしてもらい、更衣室にはってもらいました。

責任者のメンバーとは常にミーティングを行い、徐々に伝わっていき最後は決起会の時にAKBのコスプレをして盛り上げたいと店長が言いだし、社員一同で行い、歌い、踊りました。

店長がようやく裸になった瞬間でした。

2.組織づくり

ホールとキッチンそれぞれ責任者がいたのですが、ホールがあまり機能していませんでした。3フロアあったので常時三人の責任者を作り、フロア毎のチームを作り同じメンバーで営業するようにしました。

日々改善点を上げ、繰り返し繰り返し修正しました。キッチンに関してもポジションを固定し、長所を伸ばす方向で曜日ごとにメンバーを固定化しました。

3.営業

告知に弱みがあり、お店の周辺には企業が沢山ある地域でしたで、企業訪問を二人で1000件しました。

また責任者同士の会話と情報共有を増やし、どうやったらお客様の入れ替えをスムーズにできるか、常に無線でやりとりしながらムダ、ムラをなくしました。またホールとキッチンのやり取りを頻繁に行い、ロスをなくていきました。

店長の思いを形にし、その思いで組織を作り行動する。これは企業の経営にも言えることだと感じています。

結果全国で1番をとりました。また自分がいたお店、エリア全て前年の売り上げをこえるという歴史的な快挙がうまれました。

信じられないかもしれませんが、6月に倒れ、7月に復帰しその年の12月に起きた出来事です。後遺症は最初残っていましたが、いつの間にか完治していました。

●不幸を決めるのはあなた自身

不幸と決めるのは人の見方です。

不幸ではなく、自分にとっては幸運でした。それはその後の人生の歩み方次第で変わると思います。起きてしまった過去は変えられませんが、その過去を不幸にも幸運にも変えられるのは現在の生き方だと思います。

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