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【号泣】教育実習の成果

――僕も最後の授業では、確かな手ごたえを感じましたし、自分の成長を感じ取ることができました。努力して、結果を出すことができたのです。実習で経験したことを振り返ったことで、僕の胸に込み上げるものがあったのです。


人生は物語。
どうも横山黎です。

今回は「教育実習の成果」というテーマで話していこうと思います。


◆号泣した教育実習


普段は創作に関する記事を投稿しているんですが、実は僕は教育学部の大学生で、昨日まで教育実習にいっていたこともあり、教育に関する記事を投稿しています。


そうなんです。昨日まで、教育実習だったんです。約3週間、とある中学校へ出勤していました。

結論からいうと、めちゃくちゃ実りのある経験でした。最後の最後には、号泣することに、、、。

僕は一体、どんな涙を流したのでしょうか。



◆教育実習の成果


僕は中学1年生のクラスに配属され、国語の授業を担当しました。


途中、配属クラスが学級閉鎖になってしまい、1週間自宅待機をしていたので、担当する授業数は半減しましたが、最後までやり切ることができました。

最終日の最後の時間には、クラスの子たちと交流する機会がありました。レクリエーションを考えてくれて、久しぶりにフルーツバスケットをやりました(笑)

最後にはクラスのみんながメッセージを書いてくれた色紙を頂きました。それを手にしたとき、「あ、これが教師のやりがいかぁ」としみじみとした思いを抱きました。

が、ここではまだ泣いてません(笑)


実習の最後を締めくくった活動は、教科指導でした。もう1人の女子と一緒に、お世話になった指導教諭の元へいきました。

指導教諭の総括を経て、最後に実習生からの感想を共有することになりました。どっちから話そうかと横を見ると、僕の同志は「ちょっと、ヤバい、、、」とのこと。何がヤバいのかこの時点では分からなかったんですが、とりあえず僕から先に話すことにしました。


①今求められる理想的な教師とは、教科書の内容をわかりやすく説明できる教師ではなく、生徒の発言を基に授業を進めていく教師である。
②自分が考えた授業構想なんてたかが知れているんだから、言われたことをちゃんとやりきることが必要である。

この2点を大きな成果として僕は語りました。


この時点でも、まだ泣いていません。

僕が泣いたのは、その次です。

実習を共にした戦友の言葉に、物語に、僕は涙しました。


◆努力のしるし


彼女のヤバいの意味は、「泣きそうでヤバい」だったのです。僕の話の後、彼女の番になりましたが感極まって、語り出しから涙を見せました。

彼女は小学生の頃から先生になりたくて、ずっとずっとその夢を追いかけていたそうです。中学生になっても、高校生になっても変わらず、だからこそ教育学部に進学したのです。

しかし、大学生になってから、彼女の気持ちは揺らぎました。具体的なことは分かりませんが、「本当に教師になっていいのかな……」と悩んだ時期があったそうです。

今回の実習も、期待と不安が半々、いや、不安の方が大きかったのでしょう。授業構想は毎日のように変わり続けた詩、それに伴い学習指導案を改稿し続けました。決して生半可な気持ちでこなせるものではありません。


しかし、彼女はやり遂げました。

最後の一斉研究授業のときもたくましく、一教師として授業をする姿がありました。指導教諭から口酸っぱく言われていた、「生徒の主体性を尊重するべき」「魅力的な言語活動をするべき」「生徒の発問から授業をつくる」を叶えた授業だと、観察していた僕は思いました。

悩んで悩んで悩み抜いたその過程を、彼女は「すごい楽しくて……」と涙ながらに言いました。そこには純粋に教師のやりがいを感じた心があったといえます。


気が付けば、彼女の物語を隣で聴いていた僕は涙を流していました。

心から、共感したからです。


夜晩くまで次の授業の構想を突き詰めて、指導案を書き直して、授業をして、上手くいったりいかなかったりして、その後教科指導で反省をして、自分の未熟さを知って、それでも前を向く。そんな日々を繰り返した実習生活でした。

僕も最後の授業では、確かな手ごたえを感じましたし、自分の成長を感じ取ることができました。

努力して、結果を出すことができたのです。


実習で経験したことを振り返ったことで、僕の胸に込み上げるものがあったのです。



最後に、彼女はこんなことを言いました。

「昨日、横山君とも話していたんですけど……本当に、〇〇先生でよかったと思って……」


〇〇というのは、もちろん指導教諭の名前が入ります。涙ながらに伝えた彼女の言葉に、僕も号泣しました。この先生じゃなきゃ、学び得なかったことが確かにある。この先生だから、ここまで頑張れた。結果を出せた。


強く、そう強く、思えたのです。


僕らの涙色したメッセージに、指導教諭も胸を打たれた様子で、「教師冥利に尽きる」と言ってくれました。今でも、昨日のことを思い出すと、思い出し泣きしてしまうくらいに、印象的な出来事でした。


とにもかくにも、実習生活は実りしかなくて、充実した時間を過ごすことができました。「やっぱり教師っていいなあ」って思いましたね。


もう少し、実習について語りたいことがあるので、あと数日は教育について語っていきますね。


最後まで読んで下さり、ありがとうございました。

20220917 横山黎

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