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やっぱりイベント終わりには打ち上げを。

――お客さんを入れることにしたのは、イベントに参加した感想を生の声で聴きたかったからです。興奮冷めやらぬうちにお客さんの声を耳にしたかった。そんな思いから、お客さんも巻き込んだのです。総勢19人で呑み語り合いました。


人生は物語。
どうも横山黎です。

大学生作家として本を書いたり、本を届けたり、本を届けるためにイベントを開催したりしています。

今回は「やっぱりイベント終わりは打ち上げを。」というテーマで話していこうと思います。


📚イベント終わりに打ち上げ

先日、僕は「BOOK TALK LIVE “桃太郎”」というイベントを開催しました。卒業研究のテーマに「桃太郎」を掲げた僕がその秘密や歴史について1時間かけて物語りにいったんです。お客さんは全部で47人。たくさんの「仲間」をつくることができて、学生最後に集大成のようなイベントに仕上げることができました。

イベント終わりには、僕の行きつけの洋風居酒屋トチローで打ち上げを催しました。イベントには僕の知り合いがたくさん来ていたので、事前に何人かのお客さんにも声をかけて、スタッフとお客さんが綯い交ぜになった打ち上げです。

お客さんを入れることにしたのは、イベントに参加した感想を生の声で聴きたかったからです。興奮冷めやらぬうちにお客さんの声を耳にしたかった。そんな思いから、お客さんも巻き込んだのです。総勢19人で呑み語り合いました。


📚桃太郎づくしの打ち上げ

飲み放題付のコース料理だったのですが、僕が無理を言って、今回特別に乾杯酒を用意してもらうことにしました。乾杯酒は、「桃太郎」です。

英国風パブのチェーン店「HUB」に何度か行ったことがあるんですが、限定カクテルとして「桃太郎」が売られていたんです。桃リキュールとグレープフルーツジュースとその他もろもろでつくられたカクテルで、よく飲んでいたんです。

「BOOK TALK LIVE “桃太郎」の打ち上げのことを考えているうちに、乾杯酒に「桃太郎」を出したら面白いし、お客さんの満足度も高いのではないかと思い至りました。トチローのマスターに相談しにいったら、乾杯酒を用意するのは構わないけれど手間がかかるのは避けたいとのことで、結局、ネットで調べていちばん簡単そうだったレシピの「桃太郎」というカクテルを用意することになったのです。ウォッカを桃ジュースで割るだけのカクテルです。

これに関してはアンケートを取っていないし、あんまり感想を聞く機会はなかったのだけれど、「桃太郎」のイベントにはふさわしい演出だったかなと思うし、乾杯のときは大いに盛り上がれたので、やってよかったなと思いました。

あの日はとにかく桃太郎づくしで、特別顧問のゼミの教授からは差し入れできびだんごをもらうし、打ち上げの後に行ったスタッフ同士の打ち上げでは、桃太郎電鉄で遊んでいました。そもそも4人しかできなくて僕は余っていたし、疲労のせいか酔いが回って早々に寝たのだけれど、それでも桃太郎づくしの打ち上げには面白みを感じていました。

イベントの翌朝

やっぱり誰でも知っている王道の昔話だからこそ、いろいろと二次利用されているし、転用の仕方がたくさんある。だからこそあらゆる場面で筋を通しやすいんですよね。最近の僕といえば、「桃」や「桃太郎」に過剰に反応している節があります。桃のお酒を飲んじゃうし、桃色のパーカーをよく着るし、イベント当日は群青のスーツに桃色のネクタイを締めていました。

そんなこんなで桃太郎づくしの1日だったのですが、打ち上げに関して個人的に気になったのは、「お客さんを巻き込む是非」についてです。


📚お客さんを巻き込む是非

さっきも言ったように、イベント終わりにお客さんから生の声で感想を聴きたかったから、スタッフと交えた打ち上げを開催したのですが、ただ、それによってスタッフとの時間がなくなってしまったんですよね。

もちろん打ち上げでスタッフとも会話しましたよ。「今日どうだった?」って話しかけにも行きました。ただ、やっぱり僕は主催者として、お客さんが打ち上げも楽しんでいるのかどうかを気にしてしまうし、空のグラスを見つけたらさげたくなっちゃうし、お店の人の代わりに注文を聞いたりしたくなる。

もはや打ち上げも含めてイベントという捉え方になってしまっていて、それはそれでお客さんの満足度を高めにいっているから良いんだけれど、でもお客さんのことを気にせずに、イベントのことを振り返って、「あれはこうした方がよかったよね」とか「次はどんなことをしようかな」とか、そういうことを語り合う時間がずっと続けばいいのにと思ってしまったんですよね。

個人的にはそれを打ち上げの二次会(桃鉄会)でやろうとしていたんですが、みんなだいぶ酔っ払っていたし、桃鉄に夢中だったし、僕は早々に寝るし……熱い話をする環境ではありませんでした。

打ち上げにお客さん巻き込む是非については検討が必要で、今後イベント終わりに打ち上げをするときには慎重に考えていこうと思います。最後まで読んで下さり、ありがとうございました。

20230312 横山黎

僕と運営スタッフ


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