関東旅行

鬱病の脳薬を服用してから本当に感情の起伏が無くなりとても悲しい。本当は悲しさすらもないことはとても悲しいこと。眠ってばかり。

気持ちは焦る。SNSで絵師を見たり、誰かが文学賞を取ったり、また新世代が生まれる。確認すると、か私もやらなければと思う。

私はかなり倹約家で貧乏性。娯楽にお金を使ったり仕事に必要な投資は殆どしない。仕事も転々、今も。そう。まとまった貯金がある今こそそれを使い、感情を取り戻す時。会いたい人に会い、知らない土地を知る時。

全くといっていい程、旅行をしたことがない。この発見を機に色々行く。何か約束事がないと私は動けない。行かなければ人に迷惑がかかる状況を作らないと動けない。都合がいい。突発的に友人と会う予定を作る。翌日、関東方面へ移動。連日不眠。気持ちは安定。

本当にかなり早く感じるのだけれど関東までは凄く退屈。眠れたらよかった。眠ることも不可能。ただ音楽を聞き移動。主にYUKI。YUKIの音楽は無いはずの思い出が思い起こされるものが多く不思議な気持ち。

お昼頃に出る。目的地に着いた頃にはもう夜。友人と久々に会い知らないカラオケ屋で知っている歌を歌い、SNSの話。百代の過客と書かれた橋。自分も旅をし許された気になる。桜が沢山咲く。今年の春、初桜。ただただ綺麗。知らない自販機でアイスクリーム入りと書かれたメロンクリームソーダを買って飲む。勿論、アイスクリームは入っていない。凄く美味しい。

特に予定はない。折角だからもう1人友人に会う。「踏み切りを渡り、桜が沢山咲いている方にいます」という美しい待ち合わせ。本当に桜は沢山咲く。丘を登り、桜を見る。鳥が鳴き、雲は穏やか。初めて春を受け入れることが可能。来てよかった。春が大好き。

詩、音楽の話を時が止まったように話し、気がついたら帰宅時間。目覚まし時計をかけておいてよかった。幾つか本をお薦めして貰いその場で購入。何だか分からない。心の何処かをグッとされるような感覚。詩、音楽の似ている所。そう思わせる作品が作れたらつくれたら。いい。詩を読みながら「嗚呼」「これ!」と言っていたら100億年くらいの時が流れる。時間は本当に閉鎖的で尊いもの。透明で割れないシャボン玉の中に切り取られ、時間を失ったまま何時までも笑っているような感覚。後で時計を見て浦島太郎みたいになる。目をつむって吹奏楽曲、神聖かまってちゃん、久石譲などを聞く。「嗚呼、これ」とかばかり言う。いい。友達と心がグッとなるを共有する時間を過ごせて本当によかった。良い。

帰ってから連日の不眠が嘘のように死んだように眠る。まだまだ会いたい人はいた。何日も旅先に滞在するにはやはりまだ貧乏性が邪魔をする。この位が限界。次はまた来月関東へ向かう。友達が集まる。とても楽しみ。この旅で得た気持ちが消えないうちに新刊を作る宿題をする。頑張る。以上。

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