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病院でサロン?主催者にインタビューしてみた!

こんにちは、医療法人社団KNIリハビリテーション科 採用チームの片山です。

このnoteでは、東京・八王子市にある北原国際病院や北原リハビリテーション病院、そしてカンボジアのSunrise Japan Hospitalなどなど、私たち北原病院グループの取り組みをご紹介しています。

多様な環境や働き方で活躍しているリハビリテーションスタッフ(PT・OT・ST・MSW)と、その取り組みをインタビュー形式でご紹介していきます。

第10回目は、第4回目に「いいねカード」の記事でご紹介させて頂いた井上さんに、「ひめかサロン」について伺いたいと思います!

※「いいねカード」の記事をまだご覧になっていない方は、こちらからどうぞ!https://note.com/reha_kitahara/n/n2459f47d8317


プロフィール

パン作ってる井上さん

■氏名:井上 姫花(いのうえ ひめか)
■職歴:入職7年目
■どんな仕事をしているか:リハビリテーション科副科長、理学療法士(PT)
■出身校:藍野大学(大阪)
■趣味:料理とパン作り
■休日の過ごし方:家の掃除、読書、映画見る、パン作り

今回は、井上さんが主催している「ひめかサロン」についてご紹介させていただきます!


Q&A

ー片山:井上さん、今回もよろしくお願いします!早速ですが、そもそも「ひめかサロン」とはどんなものなのか、教えて頂けますか?

井上:よろしくお願いします!ひめかは私の名前です。読書が趣味なんですが、私が読んで良かったと思うものを参考に、本からの学びや仕事への活かし方を紹介する会をサロンと呼んでいます。
2019年9月から開催していて、これまでに15テーマ、延べ100回以上開催しています。
元々は小さな会議室で行っていましたが、新型コロナウイルス感染症の拡大に伴って、オンラインでも開催するようになりました。

ー片山:私もよく参加させて頂いていますが、「休む技術」や「ファンとは何か」など医療の知識や技術以外のテーマも扱っていますよね。
なぜ病院という組織でこのようなサロンを開こうと思ったのですか?

井上:2018年3月に海外出張から帰国(編集注:井上さんは北原グループの海外事業スタッフとしてベトナムに約半年間駐在していました)し、国内勤務に復帰すると同時に、臨床業務から離れることになりました。

ハノイの街並み

(写真:ベトナム ハノイの街並み)

多岐にわたる業務を任され、今まで考えたこともなかった病院経営や組織作り、人材育成などを担うことになったとき、自分の知識の浅さや常識のなさを痛感しました。
大学で専門分野の知識やスキルを学び、就職してからもリハビリテーションに関する自己研鑽は積みましたが、それ以外の分野の勉強は全くと言っていいほど勉強していなかったからです。

元々読書が好きだったので、とにかく自分と自分の仕事のためにビジネス書や自己啓発書を読み漁り、それを仕事に活かせるようになってきたとき、自分以外のスタッフも同じようなことで悩んでいるのではないかと感じるようになりました。
病院でも患者さんのリハビリテーション以外にも、ある程度の人数のスタッフをまとめる機会があったり、会議のファシリテーターになることがあったり、後輩指導をしたりしますが、まとまった時間をとってそのやり方を教わる機会はあまりありませんでした。


臨床業務からは離れてしまったのでPTとしての指導を続けていく自信はありませんでしたが、リハビリテーションのこと以外なら自分の学びを共有できるのではないかと感じ、サロンを開催することにしました。


ー片山:ご自身の経験から、組織運営や後輩の指導などでも活かせるような内容で「ひめかサロン」を開催するに至ったんですね。
実際には、どのような形で開催しているのでしょうか?

井上:院内ネットのリハビリテーション科の掲示板にて開催日と時間をお知らせし、参加者を募っています。
私のスケジュールにもよりますが、月に2~3回実施していることが多いです。
最近では対象者を絞った(同じような立場の同じような悩みを持つスタッフを集めて)クローズドなサロンもやってみています。

ー片山:では実際にサロンをやってみて、良かったことや気づきがあれば教えてください!

井上:自分自身の変化としては、決められた時間の中で何をどんな風に伝えるかを考える力と話す力が養われたような気がします。
人前で話すことにも抵抗がなくなりましたし、少しは臨機応変に対応できるようになってきました。
参加するスタッフもラフに参加してくれているので、仕事の会話とは違った切り口で、スタッフの想いとか考え方、価値観を知ることができるのもとても有意義です。

だれが参加するか、何名でやるかで、サロンの内容は微妙に変化するので、同じテーマでも、全く同じサロンは二度と開催できないという点にも面白さを感じています。
参加してくれているスタッフにポジティブな変化があったかを正確に把握することはできませんが、サロンの内容を仕事に活かしてくれてうまくいった話を聞かせてもらったり、サロンに参加して考え方が変わったと言ってもらえたりするのはとても嬉しいです。


皆勤賞で参加してくれているスタッフがいること、来月のテーマを楽しみに待ってくれているスタッフがいることが私の励みになっています!

ー片山:私もいつも楽しみにさせてもらっている内の一人です。毎回テーマが「まさに私の今の悩みに当てはまりそう!!」と思わせられるのが不思議ですね(笑)
サロンも、前回ご紹介した「いいねカード」もそうですが、新しく何かを始めていく時には困難もあるかと思います。これまでに苦労したことや、その時に工夫したことはありましたか?

井上:そうですね、何かをはじめるときにいつも苦労するのは、運用前の準備です。
例えば、参加したいと思う時間や頻度は?とか、どう広報すれば興味のある人に情報が届くか?など、制度設計にかなりの時間がかかります。
準備段階で色々考えても、あとからルールや体制が変化するのは当たり前なので、運用前に絶対固めておかないといけないことと変更を前提として暫定的なルールを考えるにとどめておくところの区別でいつも悩みますね。
スタッフに改善点や新しいアイデアを聞いたりして、良い方向に変化するのであれば積極的にルール変更や機能追加をしていくようにしています。
あと一番大切なのは、やめどきかなと思っています。時代や雰囲気が変われば、いいねカードやサロンが不必要になることもあるので、そのときは潔く「やめる」という選択をしなければと思ってます。
要するに、どんなことも始めっぱなし、やりっぱなしにはしないということを意識しています。


ー片山:念入りな運用前の準備と柔軟な変更・改善、そして常に「なぜそれをやっているのか」という目的を意識されているからこそ、「やめる」という選択肢も視野に入れて運用されているんですね。とっても勉強になります。。では最後に、「ひめかサロン」の今後の展望をお願いします!

井上:半分は趣味でやっていることなので、今後の展望は特にありません。笑
細々とですが、自分とスタッフの成長のために継続できればと思っております。

ー片山:いちサロンファンとして、これからも開催を楽しみにしています!
井上さん、ありがとうございました!


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今回は、北原グループリハビリテーション科の副科長としてご活躍されている、井上姫花さんに「ひめかサロン」についてお話を伺いました!

入職してすぐの頃に初めてひめかサロンに参加した時、仕事においてはもちろん、プライベートの人間関係や医療以外の仕事においても大切なことを学べると感じました。

今後も引き続き開催を楽しみにしています。ありがとうございました!

井上さんが作ったピザ

(写真は、以前リハビリテーション病院で行ったピザパーティのものです!井上さんがパン生地を作ってくださいました!)

このように、北原グループでは、スタッフや患者様の意見や提案をもとに様々な取り組みを行っています。
一緒に働くリハビリ職種(PT・OT・ST)、MSWを募集中です!
WEB・対面での採用説明会も実施しておりますので、下記URLから詳細をご確認頂きお申し込みください。
sites.google.com/view/onoffline2021saiyoureha

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ではまたお会いしましょう!

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