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小さな県から見た世界

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日本で最も人口の少ない鳥取県に住みながら気づいた地方の暮らしや思い。日々つれづれに綴っています。
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2021年6月の記事一覧

相互理解の装置としてのゲストハウス

相互理解の装置としてのゲストハウス

先日、日本財団まちなか拠点米子にて、鳥取県智頭町で楽之というゲストハウスを立ち上げられた竹内麻紀さんをゲストに招いた勉強会を開催した。

智頭町では、平成の大合併が行われた際に、合併に賛成する人と反対する人との間で意見が割れてしまった。それが地域住民間の分断を生み、今でもその禍根が残っているのだという。

智頭町は最終的に合併の道を選ばず、独立した道を歩むことになるのだけれど、私は個人的にその選択

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結局最後に決めるのは自分自身だ

結局最後に決めるのは自分自身だ

昨日は、鳥取のある高校で、キャリアトークイベントという企画をさせて頂いた。高校を卒業すると、大学進学や就職の関係で県外に出てしまう若者が多いというのは、どこの地方でも見られる現象だと思う。鳥取県でも長年この傾向が続いており、若年層の人口減少に歯止めがかかっていない。

自分の見識や能力を高め、広げていくために、一度は外の世界を見た方がいいと私自身思う。そして必ずしも東京へ行くことがゴールでもなく、

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やっぱり残したいお祭り

やっぱり残したいお祭り

昨夜は友人の誘いで、ある集落の祭りに参加させてもらった。

あくまでも地域の人達だけが集うお祭り。

こじんまりとした会だったが、屋台あり、一芸ありの、ほのぼのとした雰囲気だった。

コロナ禍で祭りが中止になっているところも多いと聞くけれど、やっぱりお祭りは残していきたい。残って欲しい。

若い人が少なくなり、これからこうしたお祭りを続けていくことも難しくなるのかもしれないが、せめて自分達の子供に

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