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映画『アンクル・ドリュー』感想

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過去の感想文を投稿する記事【64】

 昨日、映画『Mr.3000』感想文を投稿しましたが、本日は、同じくチャールズ・ストーン3世が監督した映画『アンクル・ドリュー』の感想文を投稿しますー。

 観に行ったのはもう5年以上前でしょうか。シャキール・オニール、レジー・ミラー、クリス・ウェバー、ネイト・ロビンソン、カイリー・アービング……etc.NBAのスーパースターが出演しているバスケ映画です。


「年寄りの冷や水」…なんて言ってたらヤケドする


 白状しましょう。僕は “にわか” NBAファンです。学生の時分に目にしたアレン・アイバーソンの超絶妙技に惚れ込んだのをキッカケにNBAのオールスター戦 “だけ” は観るようになった。つまりはその程度の熱量。リーグ内の勢力事情どころかチーム名や選手の個人名もおぼつかない。

 しかし、そんな僕のようなミーハーNBAファンでも知っているような名選手がたくさん出演しているのが本作。「あの名選手のプレイをスクリーンで——」という想いも然ることながら、“ちょけてる” 様子を観ているだけでも嬉しくなってしまうのは、偏に彼らがスーパースターである証。鑑賞している最中は「何だろうこの感覚……」と胡乱な感情が芽生えたものですが、今しがた思い出したんです。そうだ、マイケル・ジョーダンが出演していた映画『SPACE  JAM』みたいなんだ笑。



プロバスケ選手が特殊メイクで老人のふりをしてストリートバスケに参加する——。日本のTV番組でも同様のドッキリを真似ていたし、どうやら海外でもそういったバラエティ番組があるみたいですけれど、観ている時の感覚は相変わらず楽しくて心地好い。「びっくりさせてやれ!」という子供の悪戯心のようなワクワク感が堪りません。


 監督としてはかなり久しぶりの映画のはずですけど、「こんなジジイ居るか!」といった(良い意味で笑)整合性やリアリティの欠如した雰囲気は『Mr.3000』の時からあまり変わっていなくて好感。ストーリーとか演出の感じもほぼ相変わらずで、この「気軽に見られるスポ根コメディ感」は簡単なように見えて、実は昨今かなり乏しくなっている(気がする)が故に、本作を遠く海を越えて劇場公開させてくれた手腕には、感謝しかありません。ポップコーンとコーラが似合う映画って感じでしょうか?



 最後にひとつだけ。バスケの試合は、ゴール下での激しい争い、華麗なドリブル、パスワークなども勿論ですけど、ロングシュートを放つ間——指先から離れた瞬間からボールが空中で弧を描きながらゴールのリングに迫っていくまでの一瞬——、会場全体の時間が止まるような、観客が息を呑む(止める)ような瞬間が大好きなんです(……あくまで一素人の個人的意見ですが)。流線形を描くように放たれたボールがリングへ向かう間だけは、誰一人として介入することができない感じ。その1秒程度の中に「入るか、入らないか」というドキドキを集約させたような不思議な感覚を好む僕としては、是非とも吹き替え版での鑑賞をお勧めします。仕方ないこととはいえね、まだボールが空中で放物線を描いている最中に「入った」「外れた」という字幕が目に入って来ると興覚めしてしまうので……笑。


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