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映画『バットマン』感想

予告編
 ↓

『バットマン』


『バットマン リターンズ』


過去の感想文を投稿する記事【74】

 昨日、映画『ザ・フラッシュ』感想文を投稿しました。いやまさか、再びマイケル・キートン版のブルース・ウェインを拝めるとは思わなんだ……。

 というわけで本日は、『バットマン』の感想文を投稿しますー。

 ……バットマン映画ってたくさん存在するのでややこしいかもしれませんが、1989年公開、マイケル・キートン主演、ティム・バートン監督の映画『バットマン』です。2022年公開、ロバート・パティンソン主演の『THE BATMAN』とは別作品ですー。
(一応、そっちの感想文はこちらから→映画『THE BATMAN-ザ・バットマン-』感想 (note.com) )


 これまた学生時代に書いた感想文……。たしか『ジャスティス・リーグ』(感想文リンク)の噂を耳にしたか何かで、「DCヒーロー映画を一から観てみようかな」と思い立ったのがキッカケで観たような気が……。

 っていうか読み返してみたら『バットマン』だけじゃなく『バットマン リターンズ』の感想も一緒くたになっていました笑。ご容赦くださいー。


 



人生初の『バットマン』の感想


 映像技術、撮影技術の観点から、現代のヒーロー映画と比較すると見劣りしてしまうと感じてしまった映画『スーパーマン』(感想文リンク)……。確かに本作もその点では現代のものには及ばないものの、ティム・バートン特有のカルト感というかダークファンタジー感が作品全体に漂っており、今観ても充分に楽しめる映像になっていました。これはもう流石としか言いようがないです。特に『リターンズ』ではそれが遺憾なく発揮されていたと思います。観るからにハッピーなクリスマスプレゼントの箱を開けると、爆発と共に災厄が現れるというブラックなユーモアなんかまさにって感じ。クリスマスに興じて悪行のお祭り騒ぎをするヴィランの根城が、人々が暮らす街の下、薄暗い水道の中というのも、ペンギン(ダニー・デビート)の捻くれた人格形成とリンクされているようで面白い。『ナイトメア・ビフォア・クリスマス』同様、ダニー・エルフマン作曲の音楽も良かったです。



 スーパーマンのような王道のヒーロー像とは違い、バットマンが持つ特有の魅力が世界観とマッチしています。生まれつき、或いは何かをキッカケに超人的なパワーを得たヒーローたちと違って、過去の悲しい事件を機に努力でヒーローとなった彼だからこそ、(まだ観ていないけど)『ジャスティス・リーグ』でリーダー的ポジションを任せられるぐらい信頼できる。

 ただ、悲しいかな、いやむしろ喜ばしいことか、2作品共にヴィラン役の方が魅力的。このダークでシリアスな主人公をマイケル・キートンが演じているというのも見所ではあるけれど、ジャック・ニコルソンのジョーカーにが面白い。ジョーカーの「感情や行動」、それと「表情や笑い声」。この2つは一般人からすると、到底「=(イコール)」では繋げられない、成立しないもの同士。でもジョーカーにとっては結べて当然でしかない感じがあります。そんなイカれ狂ったヴィランを演じ切るマンパワーにはただただ脱帽です。あの異質なメイクをものともしない存在感は最高のヴィラン像。



 これはリブート作に期待したいところですが、バットマンのマスクにはもう少し柔軟性が欲しい。初見ではかっこ良く見えたけど、首回りのカタさのせいか、振り向いたり周囲を見回す仕草の時にどうしても間抜けて見えてしまいました笑。


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