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映画『スーパーマン』感想

予告編
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過去の感想文を投稿する記事【76】

 過日、マイケル・キートン主演、ティム・バートン監督の映画『バットマン』の感想文を投稿しました。なので今日は、1979年公開の『スーパーマン』の感想文でも投稿しようかと。


 『バットマン』の感想文同様、本項も学生の頃に書いた感想文を引っ張ってきたのですが……まぁ~失礼な物言いばっかりで笑。修正しようかとも思ったのですが、あくまで当時の自分がどんな認識だったのかを記録しておくという意味でも、残しておくことにしました。……とはいえ、(一部だけですが)取り消し線は引いていますけどね。いやホント、無知って怖い……。

 その他、ビルの上から飛び立つ正にその瞬間に、ヒロインの「ハッ」という息遣いが入り、そしてジョン・ウィリアムズが手掛けたスーパーマンのテーマが堂々と流れるシーンなど、当時は気付けていなかった部分などもあったりして、今思えばとても素敵な見せ方だったんだなぁ、と思える要素が各所に見受けられた作品でした。


 もちろん、今読み返すとヒドイ感想文はまだまだ自宅に眠っています。そんなこんなも想い出です。



人生初の『スーパーマン』の感想


 後々に続くシリーズのために作られたのでは? という印象の物語でした。現在では大人も……いや、むしろ大人の方が、或いは下手をすると大人だけが、はしゃいでいるアメコミスーパーヒーロー映画も、当時は子供騙し的な存在だったのかもしれない気がします。シンプルなあらすじというか、スーパーマンというヒーローの紹介映画みたい。まぁ、僕のようなスーパーヒーロー初心者にとっては有難い話でもあるんですけどね。

 白状してしまうと、映像技術、撮影技術等が研ぎ澄まされた今の時代に観ると、とてもチープに見えてしまうシーンが多かったのは正直なところ。脚の速さを見せつけるための電車と並走するシーンや、パワフルさを観客に理解させるためにヘリコプターを掴んで空を飛ぶシーンなど、見せ場となる数々のシーン全てがそう。ビジュアル面でもコスチュームのダサさが異様なまでに際立っちゃって笑。股間の膨れ上がりぐらいはもう少し抑えられなかったもんかね、とも思ってしまいましたし、日本のヒーロー文化にはあまり見られない顔面丸出しのスタイルも、ダサいと思ってしまう気持ちにに拍車を掛ける要因の一つかも。

 しかしながら! こんなに貶していても決して嫌いじゃない、というかむしろ大好きです。能力描写や見た目のチープさを観ていると、まるで白黒時代の『エイトマン』を観ているよう。まぁ今のご時世に初期の『エイトマン』を知っている人は余程のモノ好きかご高齢の方ぐらいでしょうが、子供の頃、親戚の叔父に見せてもらっていた『エイトマン』ではしゃいでいた身としては面白くて仕方がない。本来の楽しみ方とはだいぶ逸れるでしょうけど笑、他に誰もいない(と思う)から「オレが推してやらなくちゃ!」と思わされる “愛すべきダサさ” が、作品いっぱいに詰まっています。おそらく世界的にトップクラスで有名なヒーローでありながら後進のヒーローたちに人気を持って行かれている気がするスーパーマン。こんなに強いのにね笑。レンタルしたDVDの表紙に書いてあった “ディレクターズカット版” の文字も「やかましいわ!笑」って思っちゃう。

 まぁでも、なんだかんだでヒーロー映画らしいポイントはちゃんと抑えているんです。王道だからこそあまり触れられないし、近年ではキャラの個性とか映像の迫力に重点が偏り過ぎている印象がありますけど、本作は超人だからこそ可能な人命救助など、エンターテイメントとして根本的なヒーロー像をしっかり描いていたと。


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