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【DTM】クリエイターの自己メンテナンス方法【作曲】

趣味で創作活動をされている方、仕事でモノ作りをされている方、世の中には色んなクリエイターの方々がいらっしゃいます。

例えば、僕の場合ですが…

会社員として仕事をしつつ、空いた時間や休日を利用して、その時作りたいと思った音楽を作り、準備が整ったら販売開始
 ↓
僕自身は自分の作品が世の中に発表できた喜びで満たされる
 ↓
僕の作品に商品価値があると思って下さった方々が購入して下さる
 ↓
その収益を新しい機材やソフトの購入費用に充て、より良い作品を制作
数字で視認できる売上や販売数は日々の生活や創作へのモチベーションに


こういった生活サイクルを生涯続けられたらと考えていて、実際に今の生活でもそれが実現できているのでとても充実した日々を過ごしております。

…が、それでもたまに考え込んでしまう時があります。

どんなクリエイターの方でも全ての努力が実を結び、周囲の人に常に認められ、何もかも円満に事が進んできたという方はほとんどいらっしゃらないのではないでしょうか。

おそらくサウンドクリエイターの方々が考え込んでしまう大体の理由は下記の3つ。

・理想の曲にならない(参考楽曲や他者との比較)
・音楽理論、ソフト、楽器(構造や奏法)の知識不足
・実際の売上やSNS等の反応が伸びない...etc

 ⇒ 売れないバンドマンだったため比較的耐性はありますが

僕の場合も例外ではなく、前もって勉強するというより実践しながら吸収していく方が性に合っているため、どうしてもこれらの問題を避けることができません。

問題にぶつかるたびに一憂し、それを乗り越えるたびに一喜する。
これからもその繰り返しだと思います。
自己分析ができている分、音楽やDTM全般の知識不足に関してはまだ大丈夫なのですが、一番厄介なのが他者との比較です。

これもクリエイターの方々なら誰もが一度は経験するかと思われますが、自分よりも凄い人って世の中にはごまんといらっしゃいますよね。

ただ、それでも自分のことを二流三流と卑下しないことが大事だと、ある時を境に気付くことができました。
どれだけ自分より優れたクリエイターの方や凄い作品と対峙しようとも。

その理由は、すでに自分の作品や人柄を認め、対価を払って下さったユーザー(購入者)の方々に失礼だからです。

クリエイターとユーザーの関係って本当にご縁だと僕は思っていて、それこそ予算、作風、ジャンル、知名度、人柄(信頼関係)など、色んな要素の中でお互いに合致する部分がないとお互いの関係が成立しないんです。

会社規模であれば、仮に外注であったとしても然るべきところに音楽制作の依頼をするでしょうし、僕と同じような創作活動をされている方はツテでもない限り、無料か有料どちらにせよ自分の作品に合うフリー素材を探すか、予算内でフリーのクリエイターに依頼するしかありません。

「今の自分を、自分の作品を必要とする人がきっとどこかに居るはず」

自分の作品が初めて売れた時、この事実に気付くことができたんです。


これをキッカケに、僕は少しだけ気持ちが強くなった気がします。

また、言葉を変えると、この販売数はある種の "基準" にもなります。

作品は発表してるけど販売はしていないという方は、Twitterの「いいね」や、noteの「スキ」の数、動画の再生数などを基準にすると良いでしょう。

よほど意図的に手を抜いたか、努力を怠ったということが無ければ、最初に評価を受けた作品と同等のクオリティーは最低限あるはずですし、創作活動を続けていれば当時よりきっと成長しているはずです。

あとは前回の数字より上回ることを目指すだけ。

その数字が最初は1だったとしても、同じ価値観を持つ人が新たに現れた時、同じように自分の作品を評価して下さる可能性があります。

つまり、最低限1人の方に評価を受けた作品は、常に "倍々" で評価を受ける可能性があるということですね。

非常にポジティブな考え方ではありますし、倍々になっていくには時間がかかるかも知れませんが、こうやって考えると次も頑張ろうって気持ちになりませんか?


"今の自分を、自分の作品を必要とする人がきっとどこかに居るはず"

この言葉だけは忘れないようにして下さい。


上記の気持ちを保つため、その基準を設定するため、数値化できる物を用意
 ⇒「いいね」「スキ」「再生回数」「販売数」...etc

目に見える数字があると、日々の生活のハリが段違いに変わります。
現時点で購入されなくても作品のお気に入り数が上がるたび、試聴回数が上がるたびに嬉しさが込み上げてきますし、最近ではありがたいことにnoteの記事も結構売れていて、音楽以外の創作活動の数字も僕の創作意欲に多大な影響を与えております(とにかく日々の生活の指針となる数字は大事)


僕なりの自己メンテナンス方法ではありましたが、一人でも多くの悩めるクリエイターの気持ちを軽くすることができればと思い、今回の記事を書かせて頂きました。

あなたの作品を必要としている人がきっとどこかに居るはず。

それを信じて、僕と一緒に頑張りましょう。

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